さてさて、昨日
の扁桃腺手術のご報告をしましょうね。
ちょいと長いです。興味がある方だけどうぞ。
●私と扁桃腺
子どものときから耳鼻科に行くと、必ず「扁桃腺肥大」と言われてきた。
そのせいで、体調不良のとき、まずやられるのが「ノド」だった。
たびたび声がオカマになるのはそのせいです……(笑)。
おとなになってからはずいぶん減ったけど、
しばしば扁桃腺の炎症が原因で高熱を出していた。
●扁桃腺手術をしようと思った一番のきっかけ
2007年1月~2008年6月ごろまで患った、掌蹠膿疱症という病気。
しょうせきのうほうしょう→手のひらと足の裏に小さな膿
(膿疱・のうほう)が多発する、原因不明で難治性の病気。
くわしくはこちら
のブログに。
ジブンができる、すべての治療を試みたが改善されなかったので、
いちるの希望をかけて、扁桃腺を除去しようと決意(2008年6月)。
→この病気は扁桃腺が原因の場合がある。
切除した際、100%ではないけれど治ることもある。
でも、その手術には、「禁煙」が不可欠。
喫煙人生、一度もしたことがなかった禁煙に初トライ。詳細はこちら
。
結果、何をしても治らなかった掌蹠膿疱症が、
なんと禁煙2週間ほどで完治!!
●掌蹠膿疱症と煙草
おそらく煙草は、私の弱い部分を(扁桃腺)をいじめていたんだと思う。
長年の喫煙により、掌蹠膿疱症という形で手のひらに症状が出た。
つまり、私の身体は煙草向きじゃなかった。
それに気づかず、吸い続けていたところ、掌蹠膿疱症が、
「危険信号」として教えてくれた。
●扁桃腺手術の取りやめ
医師と相談し、症状の改善が見られたため、結局手術は取りやめた。
でも、まだ、いまでもノドに炎症を起こすと掌蹠膿疱症は目を覚ます。
そのブログはこちら
。
その程度の症状は、気にならないと言えばそうだし、なると言えばなる。
ちょっと不気味だけどね。爆弾を抱えているみたいで。
●進化した扁桃腺手術
そんなある日、別の症状で掛かっていた自由が丘の耳鼻科。
待合室に貼られていた、ある張り紙を発見。
ラジオ波凝固治療という、簡単な手術により、
扁桃腺肥大を縮小させることができる。
その治療は、レーザーや従来の高周波電流を使った電気メスより
比較的低温度で作用するので、周辺組織に対するダメージが少なく、
より効果的に目標組織(扁桃腺)を凝固・縮小できる……そうな。
ちなみに私が掛かったお医者さまはこちら
です。
以下、ラジオ波凝固治療(○印)と、
従来の扁桃腺摘出手術(2008年に私が受けようとした→△印)で比較。
(注:医療シロウトが書いているので、鵜呑みにしないでくださいね!
興味を持った方は医者に聞くなり、ご自分でちゃんと調べてください!)
○日帰りの“外来手術”が可能
△1週間から10日間の入院が必要
○部分麻酔で手術。術中の出血はほとんどない
△全身麻酔で手術。術中・術後大量出血する恐れアリ
(→経過観察のために、入院しないといけないそうです)
●手術に必要なお金
○ラジオ波凝固治療の場合
・血液検査、手術の予約、相談→3280円
・手術代→4820円
・処方箋代→790円
片方の扁桃腺処置代が8890円。
両方処置して、約14500円。
△従来の摘出手術の場合
15万~20万円
たった2年半で、大げさ度、値段、こうも違うのである。
世の中ではこれを「医学の進歩」と、言うのだろうか。
△従来の手術は、いろんな大変さを考えると、「うーん」と悩んでしまったが、
○ラジオ波凝固治療の場合……、とくに急を要していなかったけど、
そのお手軽さに、「やるしかない!」と、決意した。
扁桃腺は子どものころから気になっていた箇所だったし、
あれだけ長い間、悩まされた掌蹠膿疱症。
ひとつでも不安要素を取り除いて、終わりにしたかった。
●手術について
昨日
も書いたが、「簡単」で「安全」とも言われている手術といえ、
やはり、「手術」は「手術」だった。
流れはザッとこんな感じ。
○朝8時50分、病院に集合→朝ごはんは抜く。水分はOK。
○パニクらないように精神安定剤処方。
○唾液を出しづらくする? 筋肉注射。
○ドロッとしたゼリー状の麻酔によるうがい。15分。
ずっと上を向いて、「あー」と声を出しながら、うがい。すごくつらい。
気を付けてはいるモノの少量飲んでしまう。一度「おえっ」となった。
○いざ手術(耳鼻科の治療のとき、通常座るふつうの椅子で)
・スプレー麻酔(非常にしみる)
・注射による部分麻酔(かなり痛くて何度か中断→チキン)
○もう一度、うがいによる麻酔、10分。
さっきの部分麻酔注射が痛かったこともあり、看護士さんに頼んで
5分のところを10分に増やしてもらった。
前回に増して、マジメに取り組む。痛いのイヤ(笑)。
○いざ手術
→ラジオ波で照射する痛み、熱さを感じたので、さらに部分麻酔。
→再び手術。まだ痛みを感じたので、さらにさらに部分麻酔。
(看護士さんいわく、通常の3倍の麻酔量だったそうだ……)
○手術中
扁桃腺を焼いていたので、口から煙りが上がっていた。
タンパク質が焦げる、いやーな臭い。
じじじじ、バチバチバチ、キュイーンという音の恐怖……。
たぶん手術は10分も掛からなかったけど、
私にとって、とてつもなく長く感じた時間だった。
○手術終了。
看護士さんにたずねる。
「ほかの患者さんに比べて、私はグズった方でしたか?」
看護士さん。気まずそうな顔で、「人それぞれですからね……」。
彼女の顔を見た瞬間、あ、私、グズったんだと思いました……(汗)。
だって怖かったんだもーん。
来月、右側の扁桃腺を手術する際には、マジで精神安定剤を、
ギリギリの量まで増やしてもらおうと思っている。
ええ、不安要素は取り除きたい、いろいろトライしてみたい。
口ではそう言っていても、とんでもないチキンな私なんですよ……。
そうそう、今回の手術。
注意すべき点は、「付添人」が必要ってこと。
いちおう手術だし、麻酔もすることだし、気分が悪くなったとき、
サポートしてくれる誰かに付き添ってもらう。それが病院側の条件だった。
親友M子です。
朝早くから、子どもが2人もいて忙しいだろうに、本当にありがとう。
ていうか彼女、二児の母とは思えないほどのスタイルのよさ!!
もし彼女が付き添ってくれなかったら、私ったら恐怖のあまり、
泣き出していた、かも、しれない……?
「今日は怖いし痛いからやめます!!」なんて言ってた、かも!?
わりとあり得る、チキン國井です。
M子から、包み込んでくれるような“お母さんパワー”をもらい、
無事手術が終了!
手術が終わりに近づいたころ、
本当のおかーさんも駆けつけてくれまして……。
自由が丘の街なかで、記念撮影。
「お母さんとリツコも撮ってあげるよ!」(M子)
えー、いいよ、いつもつるんでるし(笑)。
「そう言わずに並んで!!」
へーい。
耳鼻科の前で(笑)。
その後3人で近くの珈琲屋に入り、
自由が丘はマダムが多いから、お高いよねー。
なんて、あーだこーだとおしゃべり。
一杯1000円近くする珈琲をすすり、
私はと言うと……。
今日から5日ほど薬漬け人生です。
麻酔が切れて痛みが出たら、てーへんだ。てーへんだ!!
病院の言いつけ通り、700円(も!)するホットミルクで、
たくさんのクスリを飲み干す。
*空腹でクスリを飲むと胃に悪いので、
乳飲料を飲み、膜を作ってから投薬するようにと言われました。
母上が作ってくれた、術後初めてのごはん。
お粥のツブツブですら、ノドに当たると痛いので、
30回、よーく噛んでいただいています。
もぐもぐしている間は、お箸を置いてね(笑)。
それにしても、いったい私、食事に何十分かけるのでしょうか。
かたや隣では、全部食べ終え、片づけも終わり、ヒマそうな母上が、
私の横でずっとテレビを見ていた……。
よく噛むから身体にはよさそうだけどね。
しかも満腹中枢が刺激されて、食も細くなり、1日で1kgダウンしたし。
扁桃腺手術ダイエット、流行るかもしれません……。
あ、流行らない? あ、そう。
2日目の今日は、朝がすごく痛かったかな。
左側の顔の輪郭も、ちょっと腫れぼったい感じ。
昨日に増して、さらにのんびり、1時間もかけて朝食をいただいた。
でも、クスリを飲んでからは、どんどん痛みは減ってきた。
お医者さまいわく、だいたい4~5日くらいで痛みはなくなるとのこと。
油断せずに、暮らそうと思います。
何度も言うようだけど、いちおう「手術」だったからね。
お酒は一ヶ月間ひかえるようにと言われたけれど……。
余談。
この手術をする際、事前に血液検査を行った。
「まんいち性病とか感染症とかが発覚した場合、手術は中止となる。
せ、性病!? ドキドキドキ……(笑)。
梅毒なーし。
肝炎もなーし!
われながら素晴らしい値です。
あれだけエブリデー、酒を浴びているというのに(笑)。
45以下の数値が好ましいとのこと。「23」は、だいたいど真ん中。
*γ(ガンマ)-GTPは、肝臓や腎臓、膵臓、血液中などに含まれており、
GOT、GPTと同様にタンパク質を分解する酵素のこと。
この酵素は、毒性のあるアルコールや薬剤などが肝細胞を破壊したり、
結石やがんなどによって胆管がつまったときなどに血液中に出てくる。
γ値と同様に、ほかの数値もだいたいど真ん中。
健康に育ててくれた両親に感謝です。
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