金・土・日のさぬきトリップ。
29枚の写真と、ひと言日記でお送りします。
金曜日、高松に到着。
いつもの大好きな居酒屋で待ち受けていたのは……。
ぶ、部長!!
拙書「さぬきうどんサイクリング
」を作る際、
大変お世話になったN浦部長。
彼が中心となって日替わり(週替わり?)で、
ちょこちょこ更新・運営しているブログはこちら
。
なんと部長、この春から東京に異動になるそうです!
welcome to TOKYO!!
東京にもさぬきうどん屋はあるから、一緒にランチしましょうね。
ほいで、それをブログ
にどんどんUpしてね。
そんな約束をしました。部長、マジ、食べに行こうね!!
翌日土曜日は5時45分起き。
船に揺られて、
志々島(ししじま)に行ってきた。
クルマが一台も無い、のどかな島だ。
(カブが1台だけあるというウワサ 笑)
びっくりするほど元気なオバアたちに、「はやく食べーな」と、
島の郷土料理、茶粥をご馳走になった(写真右下)。
茶粥とは、お米と芋を煮出した碁石茶でグツグツさせる、
体に良さそ~なメニュー。
島のお年寄りたちは、日に3~4回食べるそうな。元気なわけだ。
そうそう。茶粥の完成を待つ間、遊びに来ていた近所のばあちゃん。
私の手を引っ張り、彼女の家へ。
志々島、「男はつらいよ」シリーズとか、
これまでもいろんな映画の舞台になったそうだ。
ばあちゃんは有名人が来るつど、こうやって
ふすまとかにサインを書いてもらっているという。
私のサインなんかでよければ……(笑)。
書かせてもらったよ。
さて、志々島。
ここに何をしに来たかというと……。
いろんなお仕事でお世話になっている、プロデューサーのT井さん。
弱冠二十歳のヘアメイク、エリカさま。
それと、私たちの後ろにある……、
樹齢1200年とも言われている、大きなクスノキ。
この木を見に来たのでした。
丘の上から、大楠を俯瞰。
大きな木の存在感。ちっぽけな私。惨敗である……。
こういう圧倒されるもの・ことを前にしたとき、
声って出ないもんですよ。
声を出したら逆に、ジブンの陳腐度が増す気がして。
ただただボーっと眺めていた。
その場でエッセイを書き、(やや酒焼けした低い声で)朗読中。
でもね、いいところでカラスの野郎が鳴きやがる(汗)。あほーって。
何度も録音し直したよ……。ちっ。
大楠からの帰り道、島のテッペンから発見、さぬき富士。
都会や人工物もいいけれど、
やっぱり私は、山とか木とか海とか自然が好きですね。
志々島の静かな港の前で、スタッフさんたちと。DAY1終了!
帰りの船では、船員さんがデザートふるまってくれた。
一番奥は、「おあずけ」くらっているH社長。
帰り道、大好きなうどん屋、おか泉(せん)へ。
観光客な私(笑)。
往生際の悪いダイエッター(私)の晩ごはんは、
お子さま向け“ちびっこ海老天”withうまい棒。
それだけじゃ腹減るから、
牛筋とタマゴのおでん。
おか泉の名物は、ひや天おろし。
こちらのブログ
にちらっと書いています。
男性陣は、全員そのメニュー。くっそー。
T井さん、今度はおか泉、ぜひ昼間に連れてってください!!!
(明るいうちなら、なに食べてもいいことにしているんです)
翌朝日曜日も、5時45分起床。
高松からクルマに揺られて約1時間半。徳島の山奥にやってきた。
狭い山道、グングン上る。
途中、ヘアメイクのエリカさまが「耳が、耳が~」と、悶えておられた。
それくらい高所にあったのは、
日本一大きなエノキ。
前日に引き続き、大きな木を前に、言葉を失っている私です……。
山を下ると、
ちびっ子たちが、なにやら楽しげに工作していた。
先ほどの大エノキあったでしょ?
その種を拾って栽培した小エノキのオブジェを、彼らが作っていた。
(この“巨樹っ子”、近くの道の駅
で売られていて人気商品だそう)
赤い矢印は私が作ったオブジェね。
「せっかくだから、作ったモノ、お土産にどうぞ」といただいて、
わぁ、家のどこに飾ろうかな。どんな受け皿が合うかな。
ワクワクしながら考えていたら、
「これは飛行機、持ちこむの大変だから、
T井さん、どうぞどうぞお持ちください」
by声の大きなH社長。
T井さん、私の分まで巨樹っ子、かわいがってあげてください……。
ところでこの、つるぎ町は、国道438号線沿いにある。
真っ直ぐ進めば、私の大好きな国道439号線(通称・ヨサク)に繋がる。
20代、幾度となくオートバイで走ってきた思い出のルートだ。
「最後のGS」なんて書かれた日には……
毎回、この場所でガソリン、入れたと思うんですよね。
私の愛車、満タンで100キロちょいしか走らないからさ。
それにしても、まさかオートバイ以外で、この場所を訪れるとはね。
なんだと思う?
蕎麦屋の天井です。
この辺の人々は、木とともに生きてきたんだなぁ。
最初に訪れた食堂では「さっきの団体さんで売り切れ!」っと言われて、
↑2軒目のこの店では、麺が8人前しかないという(私たちの人数10名)。
厨房では旦那が急きょ蕎麦打ち。
トントントン。リズミカルな音が響き渡った。
お蕎麦屋さんありがとう。急にたくさんで押し寄せてすみません。
帰り道、もう一件巨樹を見ようと、徳島県の東みよし町に立ち寄る。
わぁ、この木も大きいねぇ。視界に入りきらないや。
H社長に写真をお願いする。
彼、何も言わずにシャッターを押すもんだから……。
鼻掻いてました……。
木って、すごいな。
そこに大きな木があるだけで、40近いオッサンとオバサンが、
こんなに、はしゃぐんだぜ……(汗)。
あ、エリカさまは弱冠二十歳だった。
それはそうと、今回の週末は……、
大きな木と、その周りに暮らす人々と、
木を未来に残そうとがんばっている人々のことを、取材した。
どの人も、その木について語るとき、
とてもうれしそうな顔をしたのが印象的だった。
「私たちの誇り」とか、「宝」とか、彼らの口から自然に出てきた。
先ほど工作していた小学生たちは、日本一の大エノキに
「エノキじいさん」というニックネームを付けて、
毎月周辺をみんなで掃除しているそうだ。
その子たちがおとなになって、もしかしたら町を出ていくかもしれない。
けれど、エノキじいさんのことは、きっと忘れないだろう。
エノキじいさんがいるから、がんばろう。
そんなふうに心の片隅に、ふるさとと大きな木を、
大事に抱えつつ、生きていくの、かも。
なんてことを思い描きながら、すてきな時間を過ごさせてもらった。
このロケの放送予定日(KSB瀬戸内海放送)
「大きな木プロジェクト(仮題)」
○5月3日 午前11:05~11:30
東京へ向かう、高松空港2階にあるいつものうどん屋
にて。
時計を見るとまだ5時台だったので、
2日続けて炭水化物(温かい梅おろしうどん)の夕飯を。
with大根とタマゴのおでん。
相変わらずジブンに甘いダイエッターですが……、
食べて呑んで笑った週末、気になる体重は+0.6キロ。
許容の範囲!!
今日からふたたび、東京ダイエット生活を送っています。
夕方、ジムにも行って来た。
次の旅で、食べて呑んで楽しく過ごせるように、
この街では摂生につとめます。