【大分県日田市・大原八幡宮】
10月のバスハイクでうかがいました。日田市(旧日田郡)の総鎮守社である大原八幡宮は、「大波羅八幡宮」とも称されます。680年に靱負郷岩松峰(日田市天瀬町馬原金場)に宇佐の鷹の居の社にいます神と名乗る神が現れ、社(鞍形尾の宮)を建てて祀ったことが初めだそうです。
慶雲元年(704年)に杉原宮に遷座し、貞観13年(871年)には、当時日田郡司であった大蔵永弘によって、杉原宮から現在の元宮に遷座され、元和10年(1624年)日田永山城主石川主殿守忠総により、元宮から現在の位置へ遷座されました。
1935年(昭和10年)に就役した大日本帝国海軍の最上型重巡洋艦「三隈」の艦名は日田盆地を流れる三隈川に因んで付けられたものであり、「三隈」の艦内神社はこの大原八幡宮から分祀されたものだそうです。