【宮崎県・今山大師と今山八幡宮】
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2021年5月にうかがいました。
飛行機を予約した時は、緊急事態宣言期間が終了する予定でしたが、ご存じのとおり延長されました。PCR検査で陰性を確認してから、ひっそりと行ってきました。宮崎県延岡市に行くのは初めてでしたが、延岡から高千穂行きの路線バスが出ていると知り、延岡から高千穂へ行くことにしました。
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初めての土地に行ったら、まずその土地の神社にお詣りしようと思っているので、駅から歩いて15分ほどの今宮八幡宮に行くことにしました。向かう途中で、すぐ隣に「今山大師」というお寺がありましたので、そちらに行ってみました。
今山大師は、1839年(天保10年)に延岡の地で疾病が猛威を振るい、そこで延岡城下の大師信徒たちが高野山金剛峰寺まで行き、弘法大師座像(現在の本尊)を勧請して「家内安全」「息災延命」「五穀豊穣」「商工発展」の祈願のために大師庵を建てたのが始まりだそうです。
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日本一の大きさという高さ17メートルの「弘法大師像」が目を惹きます。その足元からは、延岡の町と海が一望できました。また、境内には四国八十八カ所を模した石仏がならび、地元の方々の信仰心のあつさを感じました。
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今宮八幡宮は、750年に勧請された古い歴史のある神社です。こちらは、立派な木々に守られて静かな感じでした。参道の途中に小さな池があり、その近くにも古い祠がありました。お寺は人の心を感じ、神社は自然の気を感じるところだなあと思いました。



