来週、また新しいお仕事をいただきました
皆様のご協力のもと
良いものを残したいと思います
KUNIOドキュメンタリー「瞬間と瞬間の狭間」
第36話- クリスマスイヴ -
「あ~、明日は海外で初めてのクリスマスか」
サブウェイのスタッフ達に
「メリークリスマス」
と言い帰宅。
先日より主人のゾルタンに会いに母国から飛んで来た奥様
ザフィアの親戚のオジサン
それとKUNIOで家は非常に賑やかでセセコマしい
なにか日本とは基本的な部分が違うクリスマスを見せつけられた
愛する家族と過ごし、キリストを祝う
日本じゃ聞いたことも無い話
KUNIOはひとりぼっち
混ざれそうな気もしない
しかーし
KUNIOは既にアポを取っていた
ホームステイ先だったJOHNの家に数週間前に泊まっていて
ここダブリンで仕事を始めたスイス人の女の子
SIMONE
この子と仲良く成り
メールのやり取りや何度か会って飲みにも行ったことがあった
そのSIMONEも今夜は一人だということで
二人でディナーということに
PM7:00
待ち合わせ場所に、KUNIOはいた
しかし、SIMONEはまだ来ていない
するとメールが
「バスに乗り遅れたから、ちょっと遅れます」
とな。
まあ、ちょっとくらい
とはいえ、外は寒い寒い
タバコを喰わえ待つしか無いKUNIO
そこへ
ボロボロの酔っぱらいのオッサンが話しかけて来た
「おまえ...... 中国人か?」
K「いや、日本人だよ」
「そっか~じゃ、おまえカンフーできるか?」
K「いや、だから日本人はカンフーじゃないよね」
「じゃ、日本人は何をするんだ?」
K「柔道とかだろ?」
「じゃあ、ちょっと投げてみろ?」
K「は、誰を?てか嫌だよ。おれ柔道やってないし」
「なんだ、おまえ。弱っちーな」
K「はいはい」
「おまえ、寝る所に困ったらいつでも俺のとこ来いよ。泊めてやるから」
K「へー。オジサン家持ってんの?」(見た目判断から)
「今は持ってない。」
K「じゃあ駄目じゃないっすか!」
「いいから。困ったら言いなさい」
K「ま、困らないと思いますけど。住む家もあるし。オジサンみたいじゃないから」
「あっ、そうだ!コレをやろう」
そういって、オジサンはポッケからシワクチャの€10札を取り出しKUNIOに渡そうとした
K「いやいやいやいや。。。要らないよ!」
「いいから受け取りなさい!」
K「いりませんよ!ってかオジサンお金ないでしょ?」
「わたしは良いんだ!さあ、受け取りなさい」
K「オジサン仕事してないでしょ?自分の為に使いなよ。」
「おい、受け取らないなら俺はお前を殴るぞ!」
K「なんで殴られなきゃいけない?っていうかなんでお金貰わなきゃイケないの?」
「人がやるって言ってんだから受け取れほら!」
KUNIOは呆れた
K「分かりましたよ。 はい、ありがとう。」
「それで良いんだ。。そうだ。」
そういうと、オジサン
いや
乞食のオッサンは
いきなり
KUNIOを抱きしめて
顔を顔に近づけて
なんと
「瞳を閉じた」(平井堅はまだ歌ってもいない頃 なのに過去形)
KUNIOピーンチ!
ムキムキムキムキ!!!!
KUNIO パーンチ!!
ズゴン!!
大衆の中
オッサンはぶっ倒れた
しかし、大衆の冷たい目はKUNIOへ
そりゃ、理由も知らないからね
そこへ丁度タイミングよくSIMONE参上
「ゴメーン!待ったね?」
K「いや、ジャストタイミング!」
そして二人はライトアップされたグラフトンst先のパブへ消えたのだ。
しかーし、
ダブリンのクリスマスイヴの95%のお店の営業時間はPM8:30まで
つまみ出された二人は
行き場を無くした
どこへ行っても閉店
酒にも酔いきれてないし、
KUNIOの家ではみんないるし。。。
ブロロロロロ
SIMONEをタクシーに乗せ見送った
KUNIO
むなしく家の扉を開けた
待ち構えていたかの様に
ザフィア
「KUNIO、ドライブに行くぞ!」
と
ブロロロロロ~
後部座席で
瞳を閉じて
KUNIOは願った
「サンタさん、ゲイのリクエストしてないぞ」
第36話- クリスマスイヴ 完-
今年のクリスマスは
秘密
です