愛しい3の日を君に贈る -32ページ目

愛しい3の日を君に贈る

この人生を命ある限り届けたい。

何故だかこの入学式のことが

記憶のフレーズに焼き刻まれている


酔いたくない…

新車の匂いがどうも慣れない

今日は何がなんでも酔うわけにはいかないから

鼻を摘んで登校だ


川辺に並ぶ

桜並木の花びらは風にも負けない

ゆらゆら揺れて

一緒に今日の日を喜んでいくれているようだった


自宅から小学校は、車で10分

あっという間に到着する


今までこんなに近くに学校があったのに来たことがなかったのは、地元の自然が遊び場だからだ


ピカピカの靴が嬉しくて見ながら歩く

そうして到着した目の前に広がる校門を


初めの一歩とぴょっんと両足で何かの空間を飛び越えた感情で入った


そこには既にわさわさと友達となる友達がいる


じっとどんな友達かを確認する間もない


自分の靴箱を探しながら

上履きに履き替えて

体育館に入かなければ


きゅっきゅと鳴らすのをバックミュージックにしながら


シャキシャキと歩む姿は、いつもながら自身たっぷりだ


「えーみなさんご入学おめでとうございます。」

始めは新鮮なこの言葉もあと何回続くのかと思いじめた頃


想定通りのながーい式辞が終わる


「それでは、集合写真を撮りますので皆さんこちらへ。」

さっきまで、我が子の顔をに必死だったマダムが自分の顔を見るのに必死だ


「顔は、そんな変わらないのに。」


絶対的に言ってはいけない言葉をごくんと飲み込んでシャッターを待つ


「はい、いーですか?端の方は、もう少し中央へ。グッと寄ってください。笑顔で!」


何かと注文が多い…

なんだかんだと3分くらい経過しただろうか


隣の友達も誰かわからないがとにかくじっと



「はい!チーズ。」


男子5名

女子9名

総勢14名の友達


私の大切な…友達。


初めまして。

今日からどうぞよろしくね。


そんなことを自然と心で唱えながら写真に写った