今更ながらに、バス釣りの初歩的な部分を学んでおこうと思ってタイトルの本をヤフオクで購入。
著者は2016年にご逝去された林圭一さん
なぜ今、この本なのか。
高校生ぐらいの時に、バス釣りの基本を学ぼうと、バス釣りの本を読み漁っていました。主に図書館ですが。
たけど、当時の本は、タックルメインで、バス釣りの本当のイロハを書いたものはなかった気がします。
また当時は、比較的どこの池でも、川でも難しいこと考えなくても簡単にバスが釣れていました。
多分、個体数が増加し続けてた時代だったのかもしれないです。
今は、個体数が減った(というか自然的安定数に達した)ような気がします。
本番アメリカ(行ったことないけど)で、バスを釣るのは、日本より圧倒的に難しいと聞きます。
つまり、個体数が減った日本のバス釣りはアメリカ並みにレベルが上がったのではないかと考えます。
そこで、尚更、基本を抑える事が大切になるはずと考えました。
そう思って、日本のバス釣り界随一の論理的バサーであった、林圭一さんの著書を読みたくなったのです。
読んでみて驚いた。
この本は、1987年(昭和62年)に書かれているのですが、登場するタックル以外、その内容に古臭さは一切ないんです。
しかも、林圭一さんは18歳でバス釣りを始めて、28歳でこの本を書いているんです。
わずか10年の経験で、ここまでの内容を書き上げた、そのバス釣りに対する情熱に心撃たれました。
ご覧の通りのデータに基づく理論の数々。
林さんといえばこのフリッピング。昨今ではなかなか出番はないんですけど。これぞバス釣りです。
この絵を見た時、その昔、一度読んだ記憶を思いだしました。
当時は、文章ばかりで、途中で挫折した記憶があります。
本書あとがきより
『優れたアングラーとは、基本に沿った釣りができ、だからこそつまらないミスを犯すことのない人のこと』
読書の秋です。
みなさま、良い本に出会ってください。
ちなみにすごい高い本なので、図書館などで探してみてくださいね。