10月14日
「手術が9時からなので2時間前にはヤークンの所に来てあげて
下さい
」
と言われていたので7時に病院に行きました
「わぁ
今日は僕のお母さんが1番早くきたぁ
」
って凄く喜んでくれたのがとても辛かったです。凄く抱きしめたいと
思ったけど抱きしめたら泣いてしまいそうだったのでやめました
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おばあちゃんも早めに来てくれて、しばらくすると主治医の先生が向か
いに来てくれました。手術室前に行くとたくさんの宇宙服のよな手術服
を着ている看護師さんに囲まれて急にヤークンは不安になってしまっ
たらしく
「今から何するの
」
っとビックリした顔で聞いてきましたがすぐに手術室への1つ目の扉が
開いて(そこには私たちも入る事が出来ました)その部屋の壁1面に不
思議の国のアリスが描かれていて、それをみた瞬間私たちはもちろん
のことヤークンが
「わぁ
きれい~
遊園地みたい
」
と恐怖心が一揆に取れたみたいで、この部屋の重要な役割が分かりま
した恐怖からの顔の強張りがとれたと同時に又宇宙服の看護師さん達
がヤークンの側に寄り
「お名前は
」
とか聞いてました。するとその中の一人にヤークンのお気に入りの可愛い
看護師さんがいたので
「あっ
僕の好きな看護師さんがいるぅ
」
っとリラックスして名前を言う事ができたので、ホッ
としたとたんに最後の
扉の手術室が開き不安な保護者の気持ちを和らげるためにヤークンのお気
に入りの看護師さんが
「ヤークン母さんに元気に行ってきますって言ってあげて
」
「うん
お母さん行って来ま~す
」
と幼稚園にでも行くかのように元気な声で言ってくれたので流れそうな涙をグッと
堪えて笑顔で精一杯
「行ってらしゃーい
ヤークンが帰ってくるの待ってるからね」
「は~い
」
という返事とともに扉に消えて行きました
控室で終了の連絡が入るのを待っていたら、お姉ちゃんたちを学校に送り出して
パパが来てくれました
3時間くらい過ぎると部屋の電話が鳴り![]()
「今からヤークン病室に戻リます。麻酔から目覚めて錯乱状態になってますので
手を握ったりして安心させてあげて下さい。ヤークンの錯乱見たらビックリするとは
思いますがヤークンはまだ眠りから完全には覚めていないので、ちゃんと目覚め
たらいつものヤークンに戻るので安心して下さい」
と言われました。
不安になりながら急いで病室に戻るとヤークンのベットはカーテンを閉められていて
今までに聞いたことのない野獣のように叫ぶヤークンの声が聞こました。
点滴を外してぇ
と暴れ泣き叫ぶヤークンの手を押さえ抱きしめながらこんな痛そうな姿になって
錯乱状態で帰って来たヤークンを押さえながらパパとおばちゃんとみんなで
「ごめんね辛いね。お母さんよヤークン分かる。もうすぐ点滴取れるから落ちついて」
何回も何回も呪文のように唱えながら3人で泣いていました
悪魔のような怖い声と顔で大人3人で抑え切れないほどの力で暴れていた
ヤークンが2時間ほど経って急に大人しくなりビックリして恐る恐る顔を見ると
「お母さん
ムギュ~ってしてぇ
」
っていつもの優しく可愛い声で甘え泣きで私を呼んでくれました。
ヤークン良く頑張ったね
お帰りやっといつものヤークンに会えました![]()
安心して溜息をしたとたん
「お母さんお腹空いたぁ~
」
皆で顔を見合わせてホッとして、泣き笑いをしながら時計を見るともう3時でした
看護師さんに相談して夕食が近いのもあるし術後でもあるのでとヨーグルトを用意
してもらいあっという間にぺロリと食べてしまいました![]()
本当に元気で良かった![]()
足にはもちろん鋼線が入っていたのですが毛布で隠れていたのと痛み止めの
お陰でヤークンは足の事は今日は気にならなかったようでした


