5月29日は乳がんと告知された日
今年もこの日を迎えることができました
5月29日は乳がんと告知されてから丸9年、
そして乳がんサバイバーとして
10年目を迎えます。
あと一年経てば節目の丸10年となります。
昨年は契約社員としてフルタイムで働くことができ現在は正社員として更に力をつけ、
時には残業もこなすまでになりました。
9年前には考えられなかったこの展開に、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
周りの方々にも感謝です
この9年間は、長いようでいてあっという間に
過ぎ去りました。
しかし、治療はまだ続いており、
油断はできません
生きていくということは、
数々の困難に立ち向かうことでもあります。
9年間の闘病生活は
私だけでなく元夫にも
大きな影響を与えました。私が乳がんと向き合う一方で、元夫は仕事のストレスから
心の病を抱えるようになりました。
心の病はがん以上に厄介で
治りにくい病気です。
私のがんが少しずつ良くなっていく中、
元夫の心の病は日々悪化し、
私たちは共倒れ寸前まで追い込まれました。
そんな中で、私は
「自分の分は自分で稼ぐ」
という決意をしました。
それが元夫を心の病から解放する
一番の方法ではないかと考え
そして離婚をしました。
離婚後、
私は何もない状態からスタートしました。
それは振り出しに戻るような感覚でしたが、逆にそれが私にとっては良かったのかもしれません。自分のことは自分でどうにかしよう!
何もない状態から、一歩一歩、もがきながら
社会的自立を目指しました。
子供もいない私はどこかで
コンプレックスを持ち、
子育て経験がないことに対する
無神経な言葉に傷つき、
世間的には認められていない人間だと
感じることがありました。
両親も私の子供を抱きたかったことでしょうが、私の健康だけを祈ってきた両親に
安心を与えたかった。
社会的自立は自信につながり
精神的な安定にも繋がると信じ
そのために努力してきました。
9年の歳月をかけてようやく実現できたことに
誇りを持ちたいと思います。
がんばった自分に拍手を送り👏
新たな10年目を前向きに迎えたい。
これからも皆さんの温かい応援
をいただけると嬉しいです
家族、友人への感謝と共に、
これからも前に進んでいきます
今、私と同じように病気で悩んでいる皆さん
きっと辛い思いをしています。
しかし、私のような人もいます
私がここにいることを心に留め
少しでも前向きな気持ちを持っていただける
と幸いです。
最後まで読んで頂き
ありがとうございます
乳がんと告知された9年前のことはこちら