能登半島の地震でペットを失い、
生き別れになっている方も多々いる中
メディアやタレントさんの間で機内でのペット同伴の論争をしていることに
非常に悲しくなりました…

こういう事故が発生してしまったからこそ、出てきた論議ではあるので
これを機に、航空会社はペット輸送のルールをお客様にきちんと説明、理解して頂くよう努めるべきだと思い、多くの方が見られる石田ゆり子さんのインスタ投稿にコメントしましたら、とても沢山の方々から
「参考になる」「わかりやすい」とコメントを頂き、ブログに綴ります。
※ゆり子さんを批判するのではなく
頭ごなしにゆり子さんを批判する方を
多々拝見しましたので、26年業界に従事する者として日系航空会社が機内同伴が認めていない経緯と私の体験談を出しゃばりですが発言致しました。

以下、私が石田ゆり子さんのインスタに

コメントさせていただきました内容です。

現在、1500件近くのいいねを

いただいております。





私が言いたかった事としましては
日系航空会社はペットを貨物室にお預け頂きますが「貨物」「手荷物」ではなく
きちんと乗客の家族として
予約を受けた段階から人間の予約より時間をかけて丁重に扱っております。ということです。
運用規定上、手荷物扱いと
なっているだけです。
私はたまたま機内で亡くなってしまったワンちゃんのご家族に謝罪をした過去があり、
自身の経験から未だにそのお客様に
適切に報告、謝罪できたのか?と
今でも自責の念にかられます。

発生頻度は非常に少ないです。ただ自分はそのケースにあたり私は自分の犬は飛行機に預けないと思っております。

ペットを機内持ち込みへ。という署名運動をされておりますが
機内同伴だから安心というのは違いますとお伝えしたかったのです。

また航空会社に従事していなければ普通に生まれる疑問であり他の航空会社が機内同伴を認めているケースがあることからの疑問だったとも解釈しております。
私が以前勤めていた外資の他航空会社も機内持ち込みを犬種や重量等の条件付きで
認めております。
しかしながら
たとえペットを機内に持ち込めたとしても、
現時点ではお客様はルールを定めた
航空会社側の要求に従った行動を
することが求められますし、
そのルールというのは航空法やFAA等の
規則に基づくものですから、
一国の国内の議論で
解決するようなことではありません。

最終的には何があっても航空会社は
免責です。そしてペットによって生じた
機内・空港内の備品の破損・汚損・紛失
について、全額弁償すること。という誓約書に署名していただくという現実を
知っていただきたく
発信致しました。


また国際線の航空機は

他国の空域を飛行します。

時として機材故障や悪天候などで

本来の目的地ではない

別の国に到着することも考えられます。

そういう時には当然その到着国の法律に従わなければなりませんので、

そのペットにとってはさらに

大きなリスクになることもあります。


預ける預けないは飼い主さまの
ご選択で、私や運送側が良い悪いを言う
権利はございません。

機内であろうが貨物室であろうが
ペットを飛行機で輸送するということについては、予想だにしない様々なリスクが
発生する可能性がある。
それはご理解頂きたいと思います。

ペットを機内持ち込みにすべきだという
署名運動が広がることにより逆の作用が働き各航空会社が貨物室も機内もペット預かりを禁止するのでは?
と私は思っております。。。

皆様、思うことはあるのでしょうが
搭乗者様がどうしてもペットを機内持ち込みしたいのであれば、それを認めてくれる航空会社に乗せるか、プライベートジェットをチャーターするという2択しかないのだと
思われます。


愛犬、ミラノとナポリ



ABEMA TIMES

お時間ある際に読んでみてくださいね

 

 

 

 

最初から

 

 

 

 

 

 

 
 

 インスタグラムはこちら

スター星Instagram星スター

 

 

 

今日も読んでくださりありがとうございますお願い
いいね・コメント励みになります音譜