クニさんです ^^
今日も「クニブロ。」へようこそ!
かつて私は
「アニマムンディ」という
不思議な深夜番組で
荒俣宏先生の存在を
知りました
最初に観た時
この人は本物の
知の宝庫だ!
と感じ、その日以来とても
気になる存在になりました
その頃の私は武道館と同じ
最寄り駅の女子大に通って
いました
大学から歩いて数分の所には
古本屋街とたくさんの出版社
で有名な神保町があります
私は週に3日ほど、神保町にある
美術系の出版社で学校帰りに
アルバイトをしていました
その出版社には、雑学に詳しい
社員さんが数名いましたので
荒俣先生の存在を知った
翌日さっそくどういう人なのか
聞いてみたところ…
「え~~~~~!!!
荒俣さんが好きなの?
女の子なのに
変わってるよね~~!」
大声で驚かれたことに
私の方が驚いてしまいました
それに、
「好き」だなんて、ひとことも
言ってないし…
でもそのあと驚くべきことを
言われたのです!!!
「荒俣さんなら、いっつも
汚ったねぇ紙袋持って
その辺フラフラ歩いてる
じゃん! 俺、何度も
出くわしてるよ!」
ぬ、、、
ぬわんですとー!
その社員さんによると、
当時の荒俣先生は
某有名出版社の1室に
居候しながら執筆活動
をしているとのことでした
(通称・荒俣部屋)
「帝都物語」の原作者で
あるということも、その社員さん
が教えてくれました
TVで見つけたばかりの
「知の宝庫」が
一気に身近な存在に
感じた瞬間でした!
そして
すぐにでも会えそうな気が
してきました
その日から、私は時間の許す限り
こまめに神保町の古本屋街を
パトロールするようになりました
「TVで観る印象よりも、
ずっと背が高くて
ガタイのいい人だから、
すぐ見つかるはずだよ!」
とのアドバイスをたよりに、
何度も何度もパトロール
しましたが、なかなか目撃することが
出来ずにいました
その間、社員さんは何度も
「俺、今日また荒俣さん
見かけちゃったんだけど~
全然嬉しくねぇんだけど~」
と、私に自慢してきました…クヤシー!
そんなこんなで数か月経ったころ…
「キミに残念な
お知らせがある…
荒俣さんが
元スチュワーデスと
結婚したってよ!」
と、例の社員さんが教えてくれました
なんだか、とても複雑な気持ちに
なりました…
あんなに会いたくて
頑張っていた
私は会えないのに、
会いたいと
思っていない社員さんは
しょっちゅう出くわすことが
できて…
出版社に居候するような
特殊な生き方をして
いらっしゃる荒俣先生と
全く接点なさそうな
元スチュワーデスさんが
すんなり出会って結婚まで
しちゃうってことに、
何とも言えない
敗北感を感じたのです
「私は会えなかった」ってことが
ショックだったんです…
楳図かずお先生や
志茂田景樹先生とは
「会いたい」と願わなくても
何度も遭遇していたというのに~
会える人と会えない人って
どういう違いが
あるんでしょうね~?
誰か教えて~!
今日もあなたの共鳴にありがとう♪
クニさんより♡