今月は、親しい仲間のゴルフコンペが二つあって、
震災以来なので、ちょっと楽しみです。
自粛は日本経済のためにいい影響がないから、
どんどん賑やかに、
お祭りも、ゴルフコンペもやった方がいいと、
私も思います。
ただし。
いつまでも辛くて嫌なことばかり考えてないで、
みーんな忘れて、
パーっとやりましょ、パーっと。
それが回りまわって復興の支援になるのだから。
というのは、ちょっと違うのではないかな、
と思います。
忘れて、パーっと、
は、いけません。
辛いこと嫌なことを忘れてしまいたいのは
人間だれしも、ですが、
この震災に蓋をかぶせて
無かったことにしてしまうような
お祭り騒ぎは、
これからみんなで長い復興のための
戦いを始めようという時に、
その足並みを乱し、
支援の結束を緩めてしまいます。
もうすでにその傾向が表れてますよね。
その年の豊穣を喜び、
日頃の労働を忘れてひと時、
飲んで歌って踊る、
村祭りのようなものであれば
まったく問題はないでしょう。
その次の日には、
またいつもの、
額に汗する営みが始まるのですから。
そのための、みんなの営気を養うための
お祭りなら盛大にやるべきでしょう。
ところが、
都会のお祭りときたら、
毎晩がお祭り騒ぎで、まるで
シラフに戻るのが怖いアル中患者のように、
お祭りのためのお祭りが、
延々と繰り返されている。
福井の山奥から都会に出てきたとき、
そう思ったのです。
この喧騒に巻き込まれると
人間、ダメになるな、と感じました。
いつしかその渦の中で自分も、
グルグル目を回して、
その怠惰な感じがいつしか
心地よくなるほど
麻痺していたのですが、
この震災でガツンと、
ようやく目が覚めたのです。
キラキラネオンのせいだけではありませんが、
私たちのこれまでの果てしない欲望が
電力需要を増大させて、
その行いが原発を容認、黙認してきて、
その結果が招いた悲劇であることは
間違いないですよね。
お祭りを再開するとき、
このお祭りは、
辛くて不幸な災害を忘れ去るための
バカ騒ぎではなくて、
また明日から始まる
全国民挙げての被災地支援の
営気を養うために行う、
ひと時の慰労会。
または、
壮行会のようなものだ、
という、そのお祭りの意義を
みんなで共有してから、
それから楽しむべきだと、
私は思っています。
さて、
長い前置きでしたが、
ゴルフコンペのことです。
ひとつは、もう20年も続いている
テレビのレギラー番組のコンペ。
森本毅郎さんや笑福亭笑瓶、深沢邦之などが参加。
で。
もちろんチャリティーです、このご時世ですから、
と、番組スタッフが。
ちょびっとエクスキューズっぽいかな、と
感じましたが、チャリティーを信じましょう。
問題は、どんなチャリティーで、
どこに、どんだけ、支援するのか、
ですが、
まさか参加費の一部を日本赤十字へ
ってやつじゃないだろな、
と、モヤモヤしています。
自分から言うのも厚かましいような気がして、
一応、幹事のスタッフに、さりげなく
NPO河口湖自然楽校の代表理事の名刺を
渡しておきました。
その裏に印刷してある
生きるチカラキッズキャンプを支援する
「生きるチカラ基金」の口座番号に
気付いてくれることを願いつつ。
身内でも、身内だからこそ
こんなことって
意外と言いづらいもんです。
自分の、良いことしています、を
アピールするようで・・・。
そしてもう一つの
ゴルフコンペ。
これはもう最初からチャリティー。
東日本大震災の復興を支援する
チャリティーを目的にした
芸能人多数参加のオープンゴルフコンペです。
この売り上げの全ては、
NPO法人河口湖自然楽校の活動支援金
として寄付すると明言してのコンペ。
私のゴルフ仲間が発起人となって
開催してくれます。
芸能界の仲間は、
清水アキラ、栗田寛一、そして
小野ヤスシ先輩など多数。
コンペの後の懇親会では、
アキラが仕切って、
ものまねショーやオークション
が行われます。
きっと抱腹絶倒のコンペになります。
いま、一般の方の参加を募集しています。
どうか、ご協力ください。
みんながこんな形で支援してくれる
ことが、本当に嬉しいです。
マザーテレサさんが、
愛の反対は、憎しみではなく
無関心だ、と言われたそうですね。
今回の大震災や、被災した家族、
子どもたちのことに、
無関心を装っている人たちが、
芸能界にも確かに、います。
多少のテレもあるのでしょうが、
そんなポーズがそのうち
まったく通用しない日が来ると、
私は確信しています。
みんなが同じ方向を向いて、
みんなで支えようよ、と
素直にいって、素直に支援に
参加すればいいのに、
と思います。
けれど私は、
そんな人たちを説得する役目ではなく、
いま、出来る限りの支援をと申し出てくれている
人たちとチカラを合わせ、
一人でも多く、一日でも長く
被災家族や子どもたちを支援し続け、
お金や、仕事や、住宅についても、
具体的に、速やかに行動して
支えになりたいと思っています。
とりあえず今、
あなたにお願いしたいことは、
今月、5月17日（火）に
千葉の木更津ゴルフクラブで開催される、
チャリティーゴルフコンペへの参加です。
もしくは、お知り合いのゴルフが好きな方に、
どうか伝えてください。
とっても面白くて
それでいて大震災の支援になり、
参加すると
とりあえず、清水国明が大喜びする
ゴルフコンペがあるって。
詳しいことのお問い合わせ、
お申し込みは、
０５０－３７３４－２４０３
までお願いします。
何とか力になりたいと
気持ちのまっすぐな仲間が企画してくれた、
復興支援のためのお祭りです。
どうか、お願いします。
