YAHOO!基金に支援を申し込んだら・・・・・・、ありゃりゃ。 | 清水国明オフィシャルブログ「清水国明のブログ」 Powered by Ameba

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瀬戸内海のど真ん中
岩国と松山の中間あたりに無人島「ありが島」があります。
清水国明が日本一わくわくする無人島キャンプ場を造りました。
これまでの集大成、これからの希望です。
どうぞ遊びに来てください。
http://arigatou.p-kit.com/

あちこち探していたら、ありましたねー。


被災地の家族や子どもたちを救うための


私たちの活動に資金を提供してくれそうなところが。


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『2006年6月に設立された「Yahoo!基金」。お客様と共に、インターネット社会の安全で健全な発展のため、また災害被災地の復興のために、支援を行っていきます』


『YAHOO!基金は皆様からの募金をお願いしています。お寄せくださった募金は「NPO(非営利団体)への資金助成」と「緊急災害支援」に有効に活用します』
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NPOへの資金助成、緊急災害支援、


これだ!と喜びましたね。


YAHOO!基金として集めたお金は
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『•3月31日に日本赤十字社に3億円を寄付しました。•4月6日に中央共同募金会に2億円、岩手県・宮城県・福島県に各2億円の計8億円の寄付を決定しました。•263,128,952円につき次回寄付先を検討中です(4月6日現在)。上記期間にいただいた皆さまからの募金は、「東日本大震災」の被災地の復興を目的として、日本赤十字社などを通じて寄付されます』
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・・・・うーむここでも赤十字か。・・・「など」に期待しよ。


とさっそくメールを送りました。


以下、やり取り、原文のままです。


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YAHOO!基金事務局様
NPO法人河口湖自然楽校の代表理事、清水国明でございます。


この度の東日本大震災の被災者家族及びそのお子様たち、計600名様を富士河口湖町周辺の旅館施設、自然体験施設へ無料にてお招きするプロジェクトを進めております。


御社のYahoo!基金のページに、緊急災害支援として、「大規模な災害が発生した際に、被災地の救援と復興のために、義援金寄付などを速やかに行います」とありましたので、是非私どもの支援活動にご寄付いただきたく、御社規定のNPO助成 プログラム申請書に記入し応募させていただきます。


被災地への送迎バスや寝具、食糧などの調達、手配に緊急な出費が必要となっています。どうか「速やかな」ご対応をよろしくお願い申し上げます。  

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清水國明様
Yahoo!基金事務局でございます。返信が遅くなりまして、申し訳ございません。


緊急災害募金におきましては 「義援金」という名目で募集させていただいておりますので被災地自治体および、財務大臣の指定を受けた公益法人等への寄付という使途以外には使用できず、貴団体へ助成することができません。


ご意向に添えず、誠に申し訳ございませんがご査収いただけますよう、お願い申し上げます。

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Yahoo!基金事務局様
ご返信有難うございました。
緊急災害募金が、「義援金」という名目で募集されているため、私どもNPOへの助成が出来ないという理由につきまして、一点確認させてください。


私は、基金への寄付者は今困っている被災者を今救わなければ、という想いで御社基金への募金をされているのだと思っています。


それが「義援金」であるから、公的な機関によって見舞金として公平平等に分配されなければならない、という理由で、活動支援金には使うことが出来ないと言うのであれば、それは多くの募金者の想いに反しているのではないのでしょうか。


寄付を募るときに、この基金はすぐの支援には使われず、被災者の数が確定したのちに、公平に分配される見舞金です、と寄付者の誰にも分かるように明示すべきではないでしょうか。


この件につきましては、日本赤十字社様にも同様のお問い合わせをしまして、 同時に私のブログにて、双方の見解について公表させていただきました。


今回御社が行っておられます、基金の緊急災害支援こそ、私どもの活動「今困っている人を今救う」に最適と思い、早速のお願いでしたが、『被災地自治体および、財務大臣の指定を受けた公益法人等への寄付という使途以外には使用できず、貴団体へ助成することができません。』というご回答に、失望を禁じえません。


ところで、私どもは、『財務大臣の指定を受けた公益法人』である公益財団法人東京コミュニティー財団に、「生きるチカラ基金」を設立していただきました。


甚大で広範囲な災害を支援するために、私どものようなNPOが活動支援金を集めやすくするための、国の特例措置であると聞いております。


米国などにおいては、このような公的なプラットホームに基金を設立することで、NPOの活動を支援していることが多いようです。


これにて、御社が助成できないという理由をクリアしているのではないか、というのが、確認させていただきたい事項です。


改めて言うまでもありませんが、この災害の被災者を今すぐ、一人でも多く、効率的に救うことが、全てに優先して行われるべきと強く思います。


「義援金は一部、活動支援金に使うことにします」というアナウンスに、反発する寄付者がそんなにいるとは思えません。


どうか御社の基金の一部が、タイトル通り「緊急災害支援」に使われますよう、再考をお願いする次第です。


尚、このメールでのやり取りは、今回のお返事を頂いてから、全文を私のブログ、ツイッタ―、などで公表させていただくつもりでいます。掲載は一週間後の22 日に予定しています。 どうぞご了承ください。  清水国明

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清水國明様
Yahoo!基金事務局でございます。ご返信いただきありがとうございました。


先電ではご説明が不足しており、失礼いたしました。


「義援金」についてですが、こちらは「被災者に直接分配される寄付」を指しており、NPO・ボランティア団体を支援するための寄付である「支援金」とは法律上も明確に区分されているものでございます。


各募集団体においても、その2種類については明確に分けて明記し募金募集が行われています。(関連法律:所得税法78条5号、大蔵省告示第154号等)


今回、当基金では「義援金」である旨を明記して募金を募集しておりますので「被災者に直接分配される寄付」以外の目的に寄付を行うことは、虚偽の名目で募金を行ったことになってしまうところです。


募金をお寄せ頂いた方々からも数多くご意見を頂いておりますが、どの意見も被災者に直接配分される寄附金としての期待の声となっており正確に「義援金」の意味をご理解頂いていると考えております。


また、寄附を募る場合には、「支援金」としての寄附を募る方法もあり、他の団体では、「義援金」とあわせて「支援金」も募っているところもあります。


いずれにしても、使用使途を明確にして募金活動は行わなければならないと考えておりますので、標記と異なる取扱はできないというのが結論でございます。


せっかくご関心をお寄せいただきましたところ、お役に立てずに誠に申し訳のないことでございますが、何卒ご理解賜き、「支援金」を募集されている募集団体様にご連絡頂けますようお願い申し上げます。


また、この度は貴重なご意見を賜り誠にありがとうございました。


河口湖自然楽校様をはじめとして、この度の震災に関して支援を行っていらっしゃる様々なNPO・ボランティア団体の皆様からお問い合わせをいただきました。


それぞれのご活動内容には当基金も心より賛同申し上げる次第でしたが、前述の理由より今回は全ての団体様のご期待にお応えすることができませんでした。


ないに越したことはございませんが、万が一今後当基金で特定災害募金を募集する必要のある事象が発生した場合には「義援金」のほかに「支援金」の名目でも募金を募集することについて十分検討させて頂きたいと存じます。


余震の続く日々でございますが、どうぞご自愛のうえ、ご安全にお過ごしください。


清水様のご活躍を心よりご祈念申し上げます。

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以上がやり取りでした。


今後災害が発生したら、支援金名目の募金も検討、


なんて言わず、


今すぐ、新たにその名目でも募集してもらえたら、


被災地から子どもたち、何千人でも運べるくらいの

お金がスグ集まると思うんですがね。


どうでしょ?


なお、一回目の返信がずいぶん時間がかかったので、


一週間とい期限をもうけさせてもらったのですが、


二回目は、即返信していただけたので、


期限前ですが、


掲載させてもらいます。


丁寧なご回答、ありがとうございました。