【判断基準は1つ】 Could you~?とWould you~? 丁寧さの違い | 学校では教えてくれない本物の英語(hiro式・英語上達法)

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動画で、内容をご覧になりたい方は、下記から。
【判断基準は1つ】 Could you~?とWould you~? 丁寧さの違い
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今日は、丁寧に何かをお願いする時の英語表現について解説します。
代表的なものに
Could you?で聞く場合、Would you?で聞く場合
どちらも見たことがある形だと思いますが、
これは、実は、Would you~?の方が、より適切なんです。

そこで今回は、なぜWould youの方が丁寧になるのかを、
それぞれの表現で与える印象の違いに触れながら、解説してみたいと思います。


Could you? Would you?のニュアンスの違いですが
1つ例文を使って、説明します。
例えば、誰かに窓を開けてもらいたいとします。

Could you open the window?
Would you open the window?

どちらも、英語的には正しいですが、大きな違いは、
Couldを使うか、Wouldを使うかです。

Could youというのは、能力的/物理的に実行可能かどうか聞く時に使うんです。
つまり、「して頂けますか?」と行動を促すことになるんです。

ですので、この例文の
Could you open the window?は、
「窓を開けるという行動をして頂けますか?」というニュアンスになります。

それに対して、
Would youというのは、実行可能なことをしてくれる「意思」があるかどうか聞く時につかいます。
つまり、「して頂けると思いますか?」と意思確認をすることになるんです。
だから、行動を促しているわけではなく、そう思いますかと気持ちを聞いているので、
表現が柔らかくなるんです。

ですので、この例文の
Would you open the window?は、
「窓を開けるくれるという意思はありますか?」というニュアンスになります。

つまり、Couldは行動を促す、Wouldは行動するための意思を確認する
という違いになるんです。


これは、実は、皆さんも日本語で無意識のうちに使ってます。

明日までに、レポート出せますか?というより、
明日までに、レポート出せると思いますか?の方が、より柔らかいですよね。

これが、英語でも同じで、何かを頼む際は、
Could you~と行動を促すより
Would you~と意思確認する方が、より適切な表現となるんです。

ここまで、Could youとWould youの違いを触れてきましたが
ここから、ちょっと応用になります。

以前動画で、Could you?とCould I?の違いを説明しました。
その動画では、Could youよりCould Iの方が、より丁寧と解説しました。
まだご覧になってない方は、概要欄にリンクを張っておくのでご覧になってみて下さい。

結論から言うと、Could youは、「あなたはできますか?」と相手に行動をさせるのに対して、
Could Iは、「自分がしてもいいですか?」という意味になるので、
Could I の方が、より丁寧になります。

では、ここからが応用です。今日解説したものと合わせて、
次の4つの依頼で、丁寧さに順番をつけるとしたら、どの順番になるかわかりますか。

Could you open the window?
Would you open the window?
Could I open the window?
Would I open the window?

もししっかりチャレンジしてみたいと思う方は、
一時停止して、この後の解説を聞いてくださいね。

まず、英語の大原則として、お願いする時は、主語をYouではなく、Iにするのが鉄則です。
つまり、「(あなたが)してくれますか?」より、
「(私が)していいですか?」のように、Iを主語にするということです。

ですので、上2つのCould you,Would youよりも、
下2つのCould I,Would Iの方が、スタート地点でより丁寧なんです。

そして、本日解説した、Couldで行動を促すより、Wouldで意思確認する方がより丁寧です。

この主語をI、Wouldの方を使う、という2つの基準で考えていくと

4.Could you open the window?
3.Would you open the window?
2.Could I open the window?
1.Would I open the window?


このように下に行くほど、丁寧さが増してきます。
あえて、ニュアンスを入れて訳すと

4.Could you open the window?(あなたは、窓を開けるという行動をして頂けますか?)
3.Would you open the window?(あなたは、窓を開けるくれるという意思はありますか?)
2.Could I open the window?(私は、窓を開けるという行動をしていいですか?)
1.Would I open the window?(私は、窓を開けると思っていいですか?)


ニュアンスを出すために、ちょっと日本語的には不自然な訳をしましたが、
でも、相手には、このような印象で伝わっているということなんです。

最終的には、全部窓を開けるということをしたいんですが、
でも、これだけ伝わり方に違いがあるということです。

最後は、ちょっと複雑になりましたが、
まとめると、何かをお願いする時には、
主語をI、そして、Wouldの方を使って疑問文にすると、
丁寧さが増した依頼ができるということを理解して頂ければと思います。


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