御徒町で降りて浅草橋方向へ歩き「おかず横丁」を抜ける。

金曜日なのに開いている店も少なくて人通りも少ない。「おかず横丁」の提灯ばかり並んでるのが妙に寂しい。

珍しく何人か並んでいるお店があったと思ったら「孤独のグルメ」で紹介された洋食屋さんだった。





おかず横丁を抜けて鳥越神社でお参りして引き返す様に「佐竹商店街」へと向かう。



日本で二番目に古いと言われる佐竹商店街。因みに一番古いのは金沢の片町商店街らしい。

されど今や開いている店はほんのわずか。

人通りも殆ど無いって感じのシャッター商店街。

それぞれの入り口側の数軒位しか開いていない。

「なんでも揃う佐竹商店街」と言うタペストリーが哀れな感じだった。

消滅危機な商店街に老いた自分を重ねて寂しい思いを抱きながら上野方面に歩く。



ちょいと歩けばアメ横。そんなに距離があるわけでないのにこっちは元気で人も沢山歩いている。なんかホッとする(笑)


ここでエドはんと合流。

今日はゴルフではなくエドはんも私もお互いに人生初の「立ち飲みせんべろと角打ち体験ツアー」がスタートです(笑)



何もわからないのでとりあえずは「ソロ活女子のススメ」で紹介された「カドクラ」さんへ。




牛スジ煮込み(¥250-)と生中(¥350-)。そしてソロ活女子でもタモリ倶楽部でも紹介された「ミルフィーユハムかつ」(¥300-)

四枚のハムが重ねられたハムかつはその厚さにも関わらずサクッと噛み切れるのでありがたい(笑)

モツ煮(¥250-)も頼んだが、スジ煮込みと共に旨し!お汁まで飲み干す(笑)

最初は一軒に付き一杯と決めていたのだが、結構歩いて喉が乾いていたので生中がスルスル入っていき(笑)酎ハイ(¥250-)も追加してしまった(笑)


こう言う所ではさっと来てさっと帰るのが流儀との事で、とっとと飲んで食って次へと向かう(笑)

今度はアメ横商店街へ。

次は魚にしようと「魚草」さんに行ったが一杯で、お向かいの系列店の立ち飲み屋さんに案内される。




エビスの小瓶のラッパ飲み(¥500-)

刺身五点(¥1000-)にカワハギの肝入りなめろう(¥500-)

ここもとっとと飲んで食って次へと向かう。

ちょいと暫く歩いて、これもソロ活女子で紹介された所へと向かう。



「上野萬屋」さん。

ここは業務用酒販家さんが倉庫でやってる立ち飲み屋さん。いわゆる「角打ち」って言う奴か?

昭和の40年代くらいまでの昔は町の酒屋さんでは夕方になると店内の帳場の横や店先にビールケースを3段積んでそこに板を渡して卓を作って立ち飲みをやってたもんだ。

そこで飲んでるオッサン達を見て子供心には「しょうもない奴等だ、こんな風にはならんぞ」なんて思っていたが…(笑)

いつしか私もノンちゃんベーちゃんに…(笑)

ま、せめては良きノンちゃん、ベーちゃんで在りたいものだ。



滅多にお目にかかれないサッポロのラガーの「赤星」(大瓶¥500-) 

おしんこ(¥100-)餃子(一皿4個¥350-)



東京藝大生が30年以上前に描いた壁画を眺めながら美味いビールで乾杯。

なんだかささやかに幸せを感じてしまう。



赤星の後は生中にモツ煮がついたちょい飲みセット(¥600-)を追加。

このモツ煮…反則と言うか掟破りと言っちゃって良いくらいの絶品!



普通のモツ煮は主に腸を主にいろんな部位を臭み対策で味噌味で煮込んだものなのだが…先に寄ったカドクラさんのモツ煮もそれ系。

萬屋さんのはふわふわトロトロなモツだけの醤油味のモノ。皮に付いたフワフワな脂肪が絶品!もしやギアラ?なのかな?

醤油味はモツ自体の新鮮さの自信の証かな?

思わずエドはんと顔を見合わせうなづき合ってしまう染みる旨さでした。

後ろ髪を引かれる思いだが、とっとと飲んでさっと出る(笑)

ずっと歩きっぱなしの立ちっぱなしだったのでちょいと足が疲れたので座れる所へと…



昭和通り沿いにある「カフェクレール」さん。

今や絶滅危惧種とも言うべき店内喫煙可の貴重な喫茶店。

冷房の効いた店内のソファ席に座ってアイスコーヒーを飲みながらプカリ…

タバコを吸わないエドはんには申し訳ないが…至福です(笑)

エドはんと「楽しかったねぇ〜、またやりたいね」などと話す。



本当はここにも寄る予定だったけどお酒もお腹も一杯だったのでテイクアウトで名物の特選メンチカツとハムカツを「大山」さんで仕入れてそれぞれに帰宅。

次は飲んで食おう(笑)


しかし、もう何年も「外に飲みに出る」なんて事とご無沙汰な生活だったので凄い楽しい時間でした。

また近いうちにやりましょう〜(笑)