真の子女の日の顕進様(2) | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

訓読会の後のお話を続けて載せます。

今、真の子女が何処にいますか?とても混乱していますね。私達の運動における伝統とは本来いったい何だったのでしょう。何が侍る伝統だったのでしょう?


真の愛の人生がどれほどの祝福であるかを知らなければなりません。特に多くの若者たちが祝福に関して多くの疑問を持っています。真の愛は無私の犠牲的愛です。どこの文化圏でも人々が結婚を宗教的に祝おうとするのはなぜでしょうか。それは結婚に宗教的な意味だけでなく、永遠の意味を持たせたいからです。

質問があります。真の家庭のモデルは核家族型か拡大家族型かどちらだと思いますか?真の家庭のモデルは
3世代が一緒に住むという型であり、宇宙の原理と価値によって治められる家庭です。それは犠牲的、私心のない、他のために生きる愛に根ざした家庭であり、天と人類に対する責任を果たす家庭です。最高の基準を維持し、特に高貴さを持って天の期待に応え神様の臨在を実体化する家庭です。

アメリカの文化を見れば、拡大家族型と核家族型のどちらを奨励しているでしょうか。アメリカの両親たちは子供たちの人生や子供たちが結婚する人の人生に口を挟むことができるでしょうか。親戚たちはどうでしょうか。彼らのことを気にかけるでしょうか。拡大家庭(家族)型では、家族につながっている人は全てその拡大家族の一員とみなされます。

そのうちアメリカ人に対して、拡大家族と核家族を比べてどういう利点があるかということを教育しようと考えています。もちろん彼らが理解でき、受け入れられるような形でやろうと思っています。

現在アメリカでは医療保障に関する論議がされています。人口の
50%が保障を受けていないのです。アメリカはなぜ核家族を奨励するのでしょうか。政府が安全網(セーフティ・ネット)を作らなければなりません。拡大家庭型であれば安全網が必要でしょうか。おじいさんやおばあさん、おいやめいやいとこ、兄弟姉妹たちを世話をするすべを一番心得ているのが家族なのではないでしょうか。社会的にも拡大家族型のほうが、ものごとをなしたり資源を活用したりするのにより効果的に行うことができます。しかも同時に情緒的な満足も供給できます。

私が韓国の文化を見ながら悲しく思うことがあります。韓国文化のよいところは、拡大家庭型にありますが、近代化される中で核家族型が入ってきた結果、韓国は離婚率が最も高い国の一つになってしまいました。愛の基準をみても、無私の愛ではなく、個人の感情を優先し、自分に対して何をしてくれるのかを中心とするものになっています。

心と体が一つになって平和をなしていない自己中心な個人なので、それがそのまま投影された、それに似た家庭になってしまうのです。現在アメリカでは結婚をマリッジ・ユニオンとよばず、マリッジ・コントラクトとよぶようになりました。結婚は伝統的にはユニオン(結合)であったはずですが、今はコントラクト(契約)だというのです。ビジネス上の契約というものが時々壊れてしまうような簡単さで、結婚も壊れるということです。私達皆に責任があります。

アメリカだけでなく私達の運動全体を見ても、親や先輩たちが基準を立てられなかったために若者に大きな影響が及んでいます。しかしそれは原理が間違っているということではなく、神様の摂理が無効になったということでもなく、お父様が間違ったのでもありません。先輩たちが基準を立てられなかったということです。

原理を本当に理解するならば、今の状況の中でもそういうことは起こりえるのです。ちょうどエデンの園のアダムとエバに堕落の可能性があったのと同様に、いつでもそういう可能性があります。なぜでしょうか。それは5%の責任分担があるからです。ある意味では恐るべき贈り物をもらっているわけです。良心について理解し管理するための真理を与えられているのです。 珍満さん、祝福の証をしてください。


*郭珍満氏、
金榮俊氏、郭錠煥先生に祝福の証をするように言われる