5. 霊的戦いを理解し勝利させる指導 | 親と子の訓読家庭教会

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後天時代に於ける子女教育を考える

霊的戦いを理解し勝利させる指導

顕進様の指導を受けるようになってからは自分自身でも、「神を意識する」生活をするようになり、その効果を証しながら 子供達に対しても、「何を忘れたとしてもだけは忘れない様に」と指導し始めました。それで解った事は、子供達が(私も含めて)内的にも外的にも何か大事な事を忘れて失敗する時は、自分のことや周りの事に主管されて、神の立場に立って自分と回りを見ていないと言う事です。つまり「神を意識する」事や、「神の事を考える」事が何故重要かと言うと、自分自身と自分の置かれている状況に主管されないで、「神」が自分と自分の状況をどの様に見ていて、何を自分にさせようとしているかと言う事を考える事が出来るきっかけを作るからです。勿論、答えはいつも直ぐには返って来ないでしょうが、そのような態度に神が働き、間違いを防ぎ、成功や奇跡に導くのです。
 

更に、これは「堕落性本性」の第一番目である「神と同じ立場に立てない」という堕落性をも結果的に脱いでくれる事にも成ります。しかし、「神を意識する」訓練は「堕落性本性を脱ぐ」訓練と違って、より能動的で発展的です。更に大きな違いは「神を意識する」事は前述の様に「神」の意思を尋ね求める事でもありますから、「神と同じ立場に立って」他人を見る事ではなく、その前に「神」の立場から自分自身を見ようとする事です。子供達の中には、他人を分析するのは得意でも、自分自身のに自信のない子が沢山いますから、まず「神」の目で自分を見つめながら、自身の価値を探し感じることはとても重要な事です。


 

悲しい時嬉しい時こそ「神」を考える

私達は一般に、嬉しい時に自分を中心として喜び過ぎて、恵みを奪われてしまったり、逆に悲しい時に、自分に閉じこもり過ぎて回りが見えなくなる事が往々にしてあります。それでは、どんなに普段一生懸命信仰生活をしていても 大事な所で条件が奪われ、長い目で見るとなかなか心霊が成長しないという事があると思います。言い方を変えると、そういう時にこそ 直ぐに「神」に立ち返り、「神」の心情を尋ねる人は心霊が早く成長するともいえるでしょう。
 

子供達も同様に一番「神」の存在を忘れやすい時は、やはり嬉しい時と悲しい時です。勿論、最初から上手く、そのような特殊状況で直ぐに「神」に立ち返る事は出来ないかもしれません。しかしながら、普段から子供一人一人の成功と失敗のパターンを知って、特殊状況における予想練習をしていると、色々な状況下でも「神」に立ち返るのが段々早くなって行くのが解ります。そして子供達は、それらの 失敗と成功を繰り返しながら段々と霊界と自分との関係を経験的に学び、更に信仰生活の醍醐味と成長する事の喜びを知って行くのです。