漁岳(恵庭市)-漁川本流ー2024.6.29 | 道北ヤブ山日記

漁岳(恵庭市)-漁川本流ー2024.6.29

漁岳(恵庭市)-漁川本流ー2024.6.29 (単独)

 

6月末でも30℃超えの最高気温予想で、北海道らしからぬ暑さに山に行く気も失せる。

予定していた長尾山はヤブ沢ヤブ漕ぎが辛そうで急遽取りやめた。

少しでも涼しげな沢のチョイスとして、漁川からの漁岳とした。

 

支笏湖周辺の山はほぼ手つかずで未踏だらけ。恵庭岳すら未踏。

今シーズンは定山渓の西部、北部の山を中心に登ってきたが、今後は南下して支笏湖方面にに移行することになりそうだ。

 

仕事疲れで思い切り寝坊し、自宅出発が大幅に遅れた。

下流から遡行する予定を変更し、林道ショートカットルートとする。

目的はピークハントと割り切った。

 

林道から見る漁岳の稜線。すでに気温が上がってカンカン照りだ。

 

Co750で入渓。

脱水や熱中症防止のために、極力水の中を歩くように心掛けた。

 

小滝が程良く出てきて、水しぶきが気持ち良い。

驚くべきは全ての滝にFIXロープが垂れ下がっていることだ。

流石は道央。

 

登攀レベルの低い自分には丁度良いお手頃の滝が続く。

岩が全然滑らないので登り易い。

 

傾斜の緩いナメ滝。

 

水が切れても稜線近くまで沢形が続いている。

中腰や四つん這いになって進むシーンとなるが、ヤブ漕ぎするよりは全然楽なものだ。

稜線には立派な踏み跡があり、苦労することなく山頂へと導かれた。

 

漁岳山頂。

ド快晴の山頂からは360度の大パノラマが広がる。

 

東望。

眼下にはオコタンペ湖と支笏湖。そして恵庭、風不死、樽前。

 

南望。

急峻な小漁東面、遠くには徳舜別、オロフレ。

 

北望。

空沼、狭薄、札幌、余市方面。

 

西望。

喜茂別、無意根の懐かしい稜線。

 

無知だった山域でも、通いの成果なのか、山の形を見て同定できるようになったことが嬉しい。

久しぶりに山頂でゆっくり過ごしてから下山。

 

人気のルートだけに多くの人に会うと思っていたが、スライドしたのは男性1名とだけ。

お話を伺うと普段クライミングを中心に活動されているとのことで、共通の知人も多かった。

 

ルートはこんな感じ。

ショートカットルートなので、登り2時間30分位。

 

二山目も十分狙える時間だったが、暑さでやる気が出ずやめた。

温泉でウダウダと過ごした後に車中泊。