迷沢山(札幌市)-迷沢川南西面沢ー2024.6.15 | 道北ヤブ山日記

迷沢山(札幌市)-迷沢川南西面沢ー2024.6.15

迷沢山(札幌市)-迷沢川南西面沢ー2024.6.15 (2名)

 

今シーズン通い詰めている小樽内川沿いのピークは、迷沢山を登ればほぼ終わりである。

迷沢山は一般的には上平沢沿いの作業道を使って登られているようだ。

 

自分は一本下流の迷沢川の林道から登ることにする。

 

ゲートから立派な林道を2km程歩き、Co610のカーブからブッシュに埋もれた小沢に入渓。

同じような山域に通っていると、日に日にブッシュの背丈が伸びているのを実感できる。

 

何となく作業道の痕跡を感じながらもショボい流れを遡っていく。

Co680で二股となり、地形図を見て悩んだ末に右に入ると、暫く進んだ地点で間違いに気づいた。

このまま上流まで詰めて送電線の作業道を使えば修正可能であったが、ここはセオリー通りに引き返して左股に入り直す。

 

何故間違ったか現場で検証する。

地形図からはCo685で左からの小沢と出合った後にCo700で明瞭な二股が現れるはずである。

しかし実際はCo680で明瞭な二股の後に左の小沢が出合っており、順番が逆で、ちょっとしたトラップに引っかかったようだ。

地形図を読みすぎによる失敗のパターンだったか。

1:1水量の二股だったので、深く考えなければスンナリ左股に入れたことだろう。

 

 

その後も何だか迷いやすい不思議な地形が続いて、正にその名の通りの迷い沢だった。

Co900で沢形が切れるとまずまずのヤブを標高差100m程漕いで山頂へ。

 

三等三角点「迷澤」の標石のある迷沢山山頂。

最近整備されたのか、快適な山頂広場になっていた。

 

山頂からの景色は北側だけで、手稲山が随分と近くに見える。

 

下りは作業道、いわゆる夏道を使うことにした。

作業道からの展望は良く、山頂では見えなかった西方向の峰々が見えていた。

 

定山渓天狗と無意根山。

 

雪が殆ど無くなった朝里岳-白井岳-余市岳の稜線。

 

作業道は展望が良い代わりに遮るものがなく暑くてワヤ。

ジャリジャリの路面は膝にきて辛いし、蛇行もダルイと文句ばかりが思い浮かぶ。

結局夏道歩きは長続きせず、適当な所からヤブ漕いで迷沢川に戻って下山。

 

ルートはこんな感じ。

 

下山後、銭函天狗へ。