阿部山(札幌市)-東面沢ー2024.6.1
阿部山(札幌市)-東面沢ー2024.6.1 (単独)
阿部山は手稲山と百松沢山を結んだ線の中間付近に位置する703mの山。
三角点も無く、目立った山容でもなく、山名も人の名前のようで、魅力に乏しい。
ネットで調べると、初代の所有者の名前からこの山名になったとのこと。
一週前に百松沢山と阿部山を二山登る計画を立てていたが、百松沢山だけで腹一杯になり、二山目は暑いので先送りとしていた。
何かのついでとも思える程度だったが、登れなかった山はやはり気になるもので、さっさと片づけておきたい。
午後から家族で道東の温泉に行く予定のため、旭川には正午までに戻る約束で早朝家を出る。
6日ぶりに手稲平和霊園奥の駐車場に戻ってきた。
阿部山の為に札幌まで来るとは我ながらモノ好きと自覚する。
百松沢山登頂時と同様に、宮城沢沿いの林道を歩き出し。
砂防を過ぎてショボ沢を渡ると、尾根末端にはオシャレな標識アリ。
地形図に登山道の記号は無いが、東尾根に整備されているらしい。
にもかかわらず、登山道は使わずに山頂に突き上げるショボ沢に入る。
低山と言えど、ルートには可能な限り拘りたい。
登山人口の多い札幌圏の山なら尚のこと思う。
下部は倒木が塞いでいたり、ゴミゴミしい。
地形図にある左岸の破線記号は形跡も確認できない。
少し進んでスッキリしてきたと思ったのも束の間、流れが途絶える。マジかこれ、早すぎる!
それから水流が復活することは無く、涸れ沢が続いていた。
何時激ヤブになるか冷や冷やモノだったが、シダ類中心で容易である。
足元には花が咲き乱れ、時折足を止めてはホッと心が安らいだ。
沢形を最後まで詰めると青い私製標識の括られた阿部山山頂となる。
三角点も展望も無いので物足りなさは否めない。
しかし限られた時間内でピークハント達成と割り切れば、それなりに満足できるものである。
下りは尾根につけられた夏道を使う。
良く整備されて快適な道だった。
ルートです。
下山後、近くの五天山にも立ち寄る。
欲張ると微妙な時間になりそうだが、果たして午前のうちに旭川に帰宅できるか??(笑)