喜茂別岳-無意根山ー2024.5.4 | 道北ヤブ山日記

喜茂別岳-無意根山ー2024.5.4

喜茂別岳-無意根山ー2024.5.4 (単独)

 

先日の烏帽子岳-神威岳に引き続き、GW3日目は中山峠周辺へ。

今回は喜茂別岳-無意根山への縦走を目論む。

 

中山峠から北に延びる林道入口に駐車して出発。

 

数日前に喜茂別岳を登った山仲間から積雪情報を得ていたが、聞いた情報よりも一段と融雪は進んでいた。

スキーの着脱を何度か繰り返し、電波塔を過ぎると雪面が広がっていた。

 

右手に見える無意根山は意外に近くに望まれる。

東側にある幾筋の沢を大きく回り込むので、近そうで遠いというところか・・・。

 

喜茂別岳の東尾根に乗っかると、ダラダラした登りが最後まで続いた。

地形図では西の方が高いが、三角点は低い東側にあるようだ。

 

ピークのある台地は直線的にはヤブが出ていたため、適当なところでスキーをデポる。

ヤブには薄い踏み跡があり、それを辿ると立派な標識のある山頂に到達した。

休憩もほどほどに、引き続き中岳へ向かう。

 

喜茂別岳の先の1102mコルでスノーシューPを追い抜く。

シューに比べてスキーのアドバンテージは圧倒的。

Pのトレースは右手から現れたので、峠ではない違うルートで来ていたようである。

 

羊蹄とニセコ連峰。

この日はお天気も良く、終始展望を楽しみながらのスキーツアーとなった。

若干霞みがちなのが残念ではある。

 

1258mコブは東側の山腹を巻き、ヤブを上手く避けながら中岳へ向かった。

もう少し早い時期の方が、悩むことなく進めただろう。

 

中岳の岩壁は見事。

基部にスキーを置いて、ツボで登頂する。

 

北西にはまだ白い積丹の山々。

 

中岳山頂。

北側には無意根山と遠く余市岳。

無意根山のヤブの模様を頭に叩き込んで出発だ。

 

危うくヤブに取っ捕まりそうになりながらも、ギリで潜り抜ける。

いよいよこの日最大の急登は標高差150mの一気登りだった(笑)。

 

山頂台地に上がると、スキートレース発見。

豊羽鉱山からのルートで来ていたようだが、すでに引き返されたらしい。

 

無意根山山頂。

昨年からの積丹といい、道南といい、そして最近の道央といい、人だらけとの先入観と大きく異なり、会うことが殆どないのは意外である。クマも同様・・・。

 

定山渓天狗岳。

 

3日前に登った烏帽子岳ー神威岳も良く見えていた。

 

札幌近郊+GW+有名な山+好天=大賑わい・・・・

・・・・との予想に反し、実際は静かな縦走を心ゆくまで楽しむことができた。

 

ルートはこんな感じ。

標高差は少ないがピストンすればそれなりの距離にはなる。
2台で行けば、苦労せず豊羽鉱山まで突き抜けられよう。


昼には下山し、プラプラと倶知安へ。

倶知安市街地手前の蕎麦処「ふく井」で昼食。

店は清潔感があるとは言えないが、天ざるそばが美味しいのでオススメ。