オロフレ山-北ルートー2024.3.3
オロフレ山-北ルートー2024.3.3 (4名)
今シーズンは道南遠征が多いが、自由な時間が一日だけの場合、旭川からではコスパが悪い。
そんな自由時間が一日だけの週末、たまたま千歳の岳友からのお誘いがあった。
道南よりは近いところで?オロフレ山を提案したところ、快諾いただいた。
地形図を見て北ルートを打診すると、少し驚かれる。
一般的にはオロフレ峠のゲートの開く時間を待ってから、南ルートで登るのだそうだ。
自分は無知なので、その辺は知らなかったが、地形図を見直すと、確かに距離は近い。
でも尾根はスキー向きではないだろう。
上川空知地方は大荒れで、夜の移動が核心だった。高速も通行止で、国道の吹雪が凄いのなんの。ホワイトアウトで何度か遭難しかけたが、岩見沢を過ぎた辺りで落ち着き、仮眠を取りながら朝には北湯沢温泉に辿りつく。
中島地区牧場のゲート前に駐車して準備していると、もう一台車が到着。
偶然にも岳友の山仲間だという。
同じ時間に同じ出発地点から同じ山を目指すとは奇跡的。
2名Pから急造4人Pとなり心強い。
373から林道に入り、836から△947を目指す。
驚くべきは全員がウロコ、そして全員が50代のオヤジ(笑)。
しかし強い強い。ガシガシラッセルして進むのでついていくのがやっと。
一番肥えているのは自分だった。
50m程の急登を抜け広い尾根に変わると、西側には有珠山のカルデラが現れた。
△947(点名・長流別)に立つと、1049mコブの向こうに目指すオロフレ山を捉える。
1049mコブの登りは若干手こずったが、直接登らなくても手前から左を巻けば良いことが判明。
疎林を期待していたが、リンゴ畑のような灌木帯が案外煩い。
背後には徳舜別ーホロホロ。右のピークはオロオロと言うのだそうだ。
オロフレ山初登頂。雪庇の陰で各自ランチを取る。
休憩中オロフレ峠側からの登山者は来なかった。
来馬岳と奥には室蘭岳。
加車山から丸山への平坦な稜線。そして奥には倶多楽湖の外輪山。
新しい山域でピークに立つと、迷うことなく次の目標ができて良い。
下りは△947から北東斜面を滑って671を抜けて林道に当てる。
前日の降雪のお陰もあって、良い雪で楽しめた。
ルートです。スキー向きでオススメ。