兜山(泊村)ー2024.2.13
兜山(泊村)ー2024.2.13 (単独)
兜山は標高点さえも無い場所に山名が記されている。
北にある標高350mの二等三角点・盃山には山名が無く、なぜ90m下がった半端な位置に兜山の記載があるか不思議でならない。前からずっと気になっていたが、今回その謎が解ける。
兜山だけを目指すなら、海岸線から沢形を使って直接目指せば早い。
そのつもりで現地を訪れると下部に雪は無くて登るのが無理だった。
仕方なくルート変更だ。
新たなルートは盃小学校の上にある水道施設から△350mを経由して回り込む計画。
この日は異常な高温予想で、スキーでは酷い目に遭うのが島牧天狗岳で実証されている。
雪の付着を考え、慣れないスノーシューで登ることにする。
しかし一歩目から予想通りに抜かり、シューに重雪が纏わりついてワヤ。
ヤブと抜かりで早くも洗礼を浴びた。
少し進むと縦横無尽につけられた鹿道が現れる。
鹿道は踏み固められて歩きやすいのだが、糞がとんでもない量である。
抜かるのを我慢するか、それともクソまみれになっても歩きやすい道を選ぶのか・・・・。
結果は後者。
クソまみれになる位であれば、まだ抜かった方がマシである。
△350に突き上げる北西尾根は、時たま雪が切れる。
海岸線なので雪融けが早いのだろうか。
尾根の勾配が緩み、平坦な地形を南に辿ると、△350m二等三角点/盃山に到達した。
ピークらしさは全くなく、展望も利かない。すぐに兜山へ向かう。
盃山から広い尾根を南東に下る。
右手には断崖地形が望まれ、ついつい気になってしまう。
Co270で地形図上に記載された兜山の位置に到達したが、何の変哲もない尾根上である。
折角だからと、尾根続きの断崖上に登ってみた。
Great! It's a wonderful view!
今後兜山に登る方は、Co250の崖記号の上に立つことをお勧めします。
下山後に兜山トンネル入口から山上を見上げると、先ほど立っていた岩場が良く見えていた。
兜山の名は岩場の形から名付けられたのかもしれない。
それで地形図では岩場近くに山名が記されているのだろう。
できれば断崖上に山名があれば納得であるが・・・・。
ルートはこんな感じ。
雪付き良ければトンネル横から沢伝いに登れそう。岩上からは絶景デス!