横山-砂蘭部岳(八雲町)ー2024.2.11
横山-砂蘭部岳(八雲町)ー2024.2.11 (2名)
遠征2日目は八雲の砂蘭部岳へ。
八雲の町が近づくと見える大きな山塊が気になっていた。
地形図を見ると、これが横山ー砂蘭部岳と知る。
当初は記録の無い桜野地区からの東ルートを計画。
ところが雪があまりに少なくて現地で断念、北ルートへの変更を余儀なくされた。
砂蘭部川沿いの林道は砂防工事で除雪されていて、岳友と合流後に・193の手前のスペースに車を置いて出発。
伐採で禿げた斜面から林道を使って365に登ると、八雲の町と噴火湾が見下ろせる。
記録があってオリジナリティに欠けるルートだが、ピークハント優先と割り切るしかない。
ルートはただひたすら南進するのみで、単純明快なルートである。
Co680の肩に出ると、沢向かいに平坦な横山が現れる。
T字縦走を避けるためには、沢に150m標高を落として横山に登り返すのが良い。
単独ならやりかねないルート取りであるが、ここはグッと堪えて忠実に尾根を辿った。
Co750からは程良い傾斜と軽い雪質でテンションが上がる。
太陽に向かって進むロケーションは最高。
平坦な山容の中にある白いポコが横山のようだ。
稜線に出ると南側の展望が一気に広がり、自然に声が上がるのは仕方ないところ。
スッパリ切れ落ちた南側の景色に見入ってしまい、なかなか素直に進めない。
特に小鉾岳の尖った特異の山容が気になった。
横山山頂。未踏峰登頂はやはり格別。
地形図からの予想とは良い意味で裏切られてピークらしさがあった。
東側に断崖を従えた砂蘭部岳。
北側から見る丘陵状の印象とは大きく異なり、存在感、迫力ともに満点だ。
今回同行した岳友から、夏に単独遡行したとの話を聞いて驚いた。
凄い発想だと思うし、一体あの崖をどう登ったのだろうか・・・。
不安定な天候の中、961のコブを抜けて登り返し。
ピーク近くの急斜面は右手からトラバッて山頂へ。
砂蘭部岳山頂。
次第にガスが取れて、横山方向の稜線が見えた。
西側の展望もガスの間から利いたが、山座同定できるほどの知識もない。
山名は分からずとも高く魅力的がピークがあり、再びこの山域を訪れたい気持ちに駆られた。
不安定な天候が幸いしたらしく、下りはスキーが良く走った。
岳友は翌日から広島に出張とのことで、下山後に現地で別れる。
自分は翌日の太櫓岳登頂のため八雲周辺に留まった。
ルートはこんな感じです。
東ルートからの登頂は叶わなくとも、未踏峰を二座踏めたことで目的達成。