余別・丸山(積丹町)ー2024.2.4 | 道北ヤブ山日記

余別・丸山(積丹町)ー2024.2.4

余別・丸山(積丹町)ー2024.2.4 (3名)

 

道央、道南の山を登って気づいたことは、丸山、天狗、三角というありきたりな名前の山が多いことだ。

同じ町に複数存在する例もあって、はて、何丸山と呼ぼうかと悩むこともある。

積丹町にある丸山も複数存在する。

 

今回登る山は積丹町にある572mの丸山。

岳友のsaijyoさんに習って、余別・丸山と呼ぶことにする。

 

余別・丸山の登頂記録が僅かなのは意外だ。

道央地区ならボロボロと記録が出る先入観を持っているが、そんな訳でもないらしい。

webの記録はいずれも岳友のそれで、余別川沿いの林道から東ルートで登頂しているようだ。

確かにアプローチが短くて真っ先に考え付くルートであるが、余別川渡渉のリスクをはらんでいる。

 

既存のルートでは面白味が無いので、我々は一本東の幌内府川沿いからの北ルートで攻めることにした。

 

早朝に旭川を出発、積丹に入る頃には、激しい降雪で気持ちが萎えた。

先週に引き続き、物好き3人メンバー(笑)。

現地で転進するか判断に迷っていると、幸か不幸か雪が止んだ。

幌内府の最終人家スペースに車を置かせていただき、半ば惰性で出発とした。

 

ルート的には何てことは無く、大半は林道歩きである。

所どころヤブが被っているので、夏場の走行は不可能であろう。

 

諦めていた天候が劇的に回復し、期待していなかった丸山の山容が望まれた。

今後も天候が不安定なのは変わりなく、目指す山が見えただけで満足である。

 

Co150の林道分岐で右に折れ、331コブの南を抜ける。

345から北尾根を直登するか迷ったが、麓から見る傾斜は結構なモノ。

安全なピークハントをなら北西尾根と読んで、更に林道を進み、Co210で広い沢形から尾根に取り付いた。

 

北西尾根は予想していた通りに、中盤までは緩く登りやすい。

日差しまで現れてテンションは上がるばかり。

 

Co430付近だけは急斜面で少し手こずったが、想定の範囲内。

 

山頂台地に抜けた辺りが最も展望の良い場所だった。

日本海、懐かしの大天狗、そして珊内岳・・・。

しばらく展望を楽しんでいると、急激に雪雲に包まれ、山が隠れてしまった。

 

余別・丸山山頂。

メンバーはいずれも同じウロコ板&バイペック。さすがに3本並ぶと壮観。

秀岳荘旭川店に多少は貢献か・・・(笑)

さて雪雲が入る前に下りましょう。

 

登りに使ったルートは遠回りであるため、下りは北尾根を使ってみた。

実際のところ急な場所はCo400-470だけだ。

登りに使えないこともないが、少し苦労するかもしれない。

 

林道に出た頃から降雪が強まり、その後止むことは無かった。

予報では午前雪、昼から曇だったはずだが、結果的には真逆になった。

積丹なので予報は当てにできないとはいえ、良い方に外れたのは幸運だったようだ。

 

 

ルートはこんな感じです

 

積丹の500m級以上の山はこれで全部終わりかと。

恐らく・・・。