天狗岩-稀布岳(伊達市)-2023.11.19 | 道北ヤブ山日記

天狗岩-稀布岳(伊達市)-2023.11.19

天狗岩-稀布岳(伊達市)-2023.11.19 (2名)

 

前日の紋別岳に引き続き、伊達の里山へ。

伊達市街地から見る天狗岩。

尾根上にチョコンと乗っかっていて面白い。今にも転がり出しそうな不安定さに見える。

 

谷藤川沿いの林道に駐車し、凝りもせず前日と同じ出発地点に立つ。

アンタも好きねーといったところだが、前日と違うのは今回は単独ではない点。

 

倶知安の岳友に、以前購入した壮快堂防水スパイクシューズを提供する。

これは一度だけ履いたが靴擦れ酷く、タンスの肥やしになっていたものだ。

自分のはいつもの壮快堂スパイクシューズ山彦で。

 

天狗岩に突き上げる北面沢出合付近を目指し、適当なところから渡渉する。

雪が降りそうなほど気温が低い日に、水に濡れるのはつらい。

 

沢筋は滝と呼べるものは無く、上部は両岸が土壁&岩盤状の急斜面になる。

 

最後まで沢筋を詰めると結構際どい登りとなった。

手前から尾根に逃げた方が安全だろう。

 

コルに出ると登山道があるではないか。

地形図に登山道の記載は無く、稀府まではヤブ漕ぎと思っていたため拍子抜けする。

初めから分かっていれば、前日で紋別岳-稀府岳T字縦走は可能だった。

先に詳しく調べすぎないのが自分らしいところ。

それが良い場合もあるし、今回のように効率悪くなる場合もある。

当てにしていた登山道が無い場合よりも、良い方向に外れたようだ。
 

天狗岩基部から見る伊達市街地。

吹き上げる冷たい風は、体が煽られるほど強い。

この日は雨&低温&強風予報だったので、登山道があり助かったというのが正直な気持ち。

雨粒の付着した葉をかき分ける必要がなくなり、お気楽モードに変わった。

 

天狗岩からは小さなアップダウンが続く稜線を歩く。振り返れば前日登った紋別岳がガスに包まれていた。

 

北から眺めると尖って見える稀府岳本峰。

綺麗な刈り分け道が笹原に続く。

 

念願の?稀府岳初登頂となる。

不安定な天候の中、前日に引き続いて予定ルートでの踏破に満足である。

 

谷藤川の林道に引き返し、天狗岩から続く岩稜帯を眺める。

初めて履くスパイクシューズの調子はすこぶる良かったとのことで一安心。

最強の武器が手に入り、オジサンはもうついて行けないかも・・・・(笑)

 
 

ルートはこんな感じ。

沢を楽しみたいなら・672の東へ突き上げる北面沢が面白そうだった。