室蘭岳-裏沢~滝沢ー2023.7.22 | 道北ヤブ山日記

室蘭岳-裏沢~滝沢ー2023.7.22

室蘭岳-裏沢~滝沢ー2023.7.22 (単独)

 

室蘭岳(鷲別岳)は一等三角点の山。

色々な夏道コースがあり、いずれも短時間で登れるようだ。

 

登山当日の室蘭岳は濃いガスに覆われていた。

気分も冴えず夏道ピークハントでも良いと思えたが、やはり沢から登ることにした。

 

幌別鉱山線林道は作業のためゲートが閉じられていた。

ゲート前に車を置いて歩く。

 

重機が彼方此方で動き回り、確かに伐採作業中だった。

綺麗に並べられた木材を横目にテクテクと。

 

川又温泉に向かう踏み跡から入渓する。

 

下流域は綺麗な沢相。

 

しかし長くは続かず、単調なゴーロ歩きが続く。

340m二股には焚火跡が見られた。

 

480m二股を過ぎると、チョロチョロ流れの滑が出てくる。

 

頻繁に同じような二股が現れる。

ガスで上部が見えず判断に迷う場面が多かった。

新版山谷には詳細な概念図が書かれているが、いずれの沢も規模は小さいらしい。

急な岩盤登りはホールドがあるので問題ないが、下りは少し微妙かも。

 

左股を進んで、ほぼヤブ漕ぎなしでCo770の夏道に出た。

先週のホロホロ同様、ガスが濃くて何も見えない。

 

立派な山頂標識。

三角点を探したが見当たらず。

 

少し南側に一等三角点「鷲別岳」があった。

折角なのでカムイヌプリへ向かう。

 

カムイヌプリまでの登山道は良く整備されて立派。

人気の山との先入観があったが、誰ともすれ違わなかったのは意外だった。

 

 

三角点のある750mコブが山頂と思ったら、標識はさらに奥だった。

カムイヌプリ山頂には3組のパーティが休憩中。

天候の回復は無く、何も見えないままだった。

小汚い姿で浮いてしまい、休憩もほどほどに引き返す。

 

580mコルには立派なコース標識。

滝沢コースは一般的な登山ルートとしての認識だったのだろうか。

 

沢としては裏沢よりも明るく綺麗で良いと思える。

 

下部は滑が続いて快適。

ゴーロに変わる頃に林道が現れた。

 

ルートはこんな感じ。

林道からの標高差はせいぜい300m程度で、沢が短いのでお手頃感あり。

沢登り初心者にとっては裏沢を使うより、滝沢を登降してT字縦走がおススメ。