朝里岳-白井岳-余市岳ー2023.5.1 | 道北ヤブ山日記

朝里岳-白井岳-余市岳ー2023.5.1

朝里岳-白井岳-余市岳ー2023.5.1 (単独)

 

GW最初の山行は朝里岳から余市岳へ。

 

札幌国際、キロロと、アプローチが容易で賑わう山域。

ハイシーズンも終わり、残雪期の平日なら少しは静かと思い計画する。

 

札幌国際は営業中、キロロは前日で営業終了。

リフトには無縁の朝里峠をスタート地点とした。

 

心配された積雪は豊富で、峠から雪が繋がっていた。

北東斜面なのが幸いだったようだ。

 

緩い斜面を登ると、呆気なくスキー場に到達。

それもそのはず、メルヘンリフト終点まで標高差は僅かに250m。

山頂リフトまででも400m強なので、リフトに乗らなくてもそれほど時間はかからないかも。

 

スキー場はまだ営業前のようで、圧雪車が一生懸命走り回っていた。

ゲレンデには入らずに、右寄りの森林帯を登る。

 

山頂駅の西コルに出ると、前日のものと思われる夥しいトレースが合流。

見える立派な山は余市岳と思っていたが、地形図から白井岳であることに気づく。

土地勘が無いので仕方ない。

 

朝里岳頂上付近で初めて見えた余市岳。

地形図を見ると朝里岳の三角点は手前にあるが、最高点は奥のよう。

どこを山頂とすればよいのか良くわからず、適当な場所を山頂とした。

 

これより先のだだっ広い平坦地は飛行場と呼ばれている。

この風では正直余市岳に向かうのを躊躇ってしまう。

 

次第に風は収まる予報なので、時間を使う意味でも白井岳に向かうことにした。

 

白井岳への稜線は所どころヤブ気味の場所もあるが概ね良好。

主稜線から東に移動することにより、余市岳と手前の稜線の関係が良く分かった。

 

南の目立つ山容は無意根山のようだ。

 

白井岳山頂。

余市岳の斜面を照らす光の移動が速く、まだまだ風は強いようだ。

飛行場には引き返さずに、風の弱い沢に落として・1263から稜線に復活する作戦に出る。

 

沢中は予想通り無風で快適。

 

奇異な山容の定山渓天狗を初めて目にする。

いつか登ってみたい。

 

時間稼ぎ作戦が功を奏したようで、稜線に戻ると風の勢いは無くなっていた。

遠くには単独の登山者が二名登っているのが見える。

自分が白井岳に寄り道している間に抜かれたようである。

 

余市岳の登りは1239最低コルからの150mが急ではあるがスキーで問題なし。

Co1380まで登り切ると、山頂まで緩い斜面となる。

 

残念ながら次第にガスに包まれてしまった。

ガスの中からスキーで降りてきた登山者が一名。

足元を見ると、秀岳荘オリジナルのバンド式のウロコスキーで、アレコレお話を伺う。

登山靴なのに上手に滑っていた。

 

余市岳山頂は雪が無く、一等三角点の標柱を見ることができた。

ガスで展望は無くても、未踏峰の三座を踏めただけで十二分。

 

下り始めた頃からガスが抜け、飛行場の白さと青空のコントラストが綺麗だった。

 

ルートはこんな感じ。

 

GW2日目は岳友とニセコ予定のため、下山後は倶知安に移動する。