屏風山(神恵内村)ー2023.4.1 | 道北ヤブ山日記

屏風山(神恵内村)ー2023.4.1

屏風山(神恵内村)ー2023.4.1 (単独)

 

積丹半島にある屏風山は、珊内岳のすぐ南に位置する980mの山。

一般的には珊内岳とセットで登られることが多いようで、自分も一月前に珊内岳に登った際に縦走予定だった。

天候に恵まれず取りこぼしたため、今回はリベンジ計画として再び現地に向かう。

 

今シーズン三回目となる大川の林道は除雪が入っていて気を良くする。

が、しかし・・・。

運の悪いことに途中で斜面からの雪崩により道が塞がっていた。

 

考えようによっては車が閉じ込めらず良かったかもしれない。

滝ノ沢分岐まで除雪されていることを前提に、スキーよりシューが良いとの判断を下す。

 

判断は裏目となり早々に除雪は終了。

慣れないシュー歩きに四苦八苦して滝ノ沢分岐に到着。

橋上の雪は随分と減っていた。

 

・149の橋を渡ったところで林道を離れる。

アップダウンのある尾根筋を避け、枝沢の左岸を進んだ。

 

Co300付近は広い地形で、どこでもルートが取れそうだった。

少し北にずれてから、奥の尾根に取り付いた。

 

地形図からスキーよりシューの方が有利と考えていたが、全然スキーで良かった。

シューでも微妙に抜かる雪質に手間取る。

 

Co700からは主稜線に向かって直線的なルートに変わる。

快晴予報ながら晴れ間が無くなり、上部は深いガスに包まれてしまった。

 

主稜線に出ると、ホワイトアウトに近い状況になった。

足元の雪庇に気を付けながら、山頂へ北進する。

 

屏風岳山頂。

先日の珊内同様、視界は無しだった。

今日こそは珊内岳周辺の景色を見てやろうと思っていたが叶わず・・・・。

 

下りは自分のトレースを肉眼で確認しながら慎重に引き返す。

主稜線を外れると視界が出て、淡々と降りられた。

 

林道に降りれば、稜線ガスが嘘だったような春の陽気となっていた。

海に近い稜線は侮れないと言うことだろう。

 

ルートです。

 

慣れないスノーシューで膝にきた。結果的には尾根的にもスキーでも問題なかった。

もう一山と思って登山口まで移動したが、翌日の夕張マッターホルンを考慮し踏みとどまって帰旭。