木無山(共和町)ー2023.2.26
木無山(共和町)ー2023.2.26
木無山は共和町にある725mの山。
八内岳の南尾根上にあり、残雪期には八内岳からの周回ルートととして踏まれているようだ。
自分は昨秋、沢から八内岳に登った際に、二山目に木無山への登頂計画を持っていた。
しかしこの時は辰五郎川の長い林道歩きを強いられ、結局は八内岳ひとつで手一杯だった。
今回はリベンジとして南尾根から登る計画を立てる。
三角山との二山セットも考慮されたが、警報級の悪天が予想されたことから、気象状況を見ながらそれぞれ単発とした。
共和ダム手前最終民家付近で岳友と待ち合わせた。
目まぐるしく変化する不安定な天気だが、風は予想より弱く、先行きは明るい。
強い降雪の中、ダムへ向かう未除雪の道路分岐まで歩く。
スキーで歩を進めていると突然雪は止んで、目指す木無山が見えた。
上部は白い疎林斜面が良い雰囲気を醸し出している。
南尾根までグネグネの林道を歩くのも捗らない。
ダム堤体からダム湖に降り立って、直接南尾根を目指すのが早いだろう。
悪天どころか、太陽まで出てきた。
ダメ元でも諦めずに行動を起こすことが大切ということか・・・・。
送電線下から尾根に取り付き、ショートカットしたダム湖を振り返る。
予定より一本東の尾根に取り付いたため、・286の先で予定の尾根に乗る。
少し重くなり始めた雪のラッセルをしながら408の東を抜ける。
山頂が近づくと疎林地帯に変わり、雪も軽く上質になった。
さすがに稜線となれば風が出るが、それでも予想よりはるかに弱い。
雪庇のある木無山山頂。
八内岳へ続く尾根を見ることはできなかったが、積丹の未踏ピークを踏めただけでも満足である。
下りは同じルートを引き返す。
山頂から・286までは適度な傾斜が続き、滑りを楽しむことができた。
ルートはこんな感じ。
この山を目指すだけでも十分楽しめる。