剣山(下川町)ー2020.11.3 | 道北ヤブ山日記

剣山(下川町)ー2020.11.3

剣山(下川町)ー2020.11.3 (単独)

 

下川・剣山は、下川町一の橋にある352mの低山。

南及び東斜面は急峻な崖状となっていて、小ぶりながらも気になる山である。

計画ルートは崖斜面を登るのが面白いと考えた。

 

三角山下山後、現地に赴き、斜面状況を偵察する。

南面が最も急峻で興味をそそるが、名寄川の渡渉が最大のネックだ。

長靴の足回りで無理は禁物、東面アプローチに変更する。

 

国道から然別橋を渡った先に駐車。

念のため、ロープやハーネス類を背負い、ワクワクしながら出発。

 

ところが、シカリベツ川の水量が多く、長靴で渡渉できるレベルではない。

この後にも違う山が控えており、長靴を水没させる訳にも行かないのだ。

対岸の無ヤブ斜面を恨めしく思いながら、渋々引き返して出直しだ。

 

今度は道路を歩いて然別第二橋を渡った後、南に戻る作戦に出る。

 

右岸の川沿いは意外に歩きづらく、我慢できずに尾根に取り付いてしまった。

薄ヤブの先入観も虚しく、取り付いた斜面のヤブはなかなか濃い。

 

稜線の登りから見る山頂方向。樹林の向こうに輪郭がぼんやり見える。

 

稜線に出てもヤブ度は悪化の一途を辿る。

こりゃヒデーわ、マジで、勘弁。三角山に引き続きヤブ地獄だ。

 

山頂付近には突然廃屋が現れ驚いた。昔の作業小屋だろうか。

恐る恐る中を覗いてみたが、住んでいる獣はおらずホッとする。

 

剣山山頂。

四等三角点「剣山」は少し低い場所にあった。

 

札滑ーウエンシリの稜線。東側の展望はまずまず良い。

 

南向かいにある札天山

 

復路は煩いヤブを引き返さずに、山頂から崖斜面を降りたい衝動に駆られる。

しかし最後の渡渉を考えると、やはり素直に戻るしかないようだ。

 

ルートはこんな感じです。渡渉できずウロウロした軌跡。

 

もう少し暖かい時期なら、渡渉してから最短で山頂に行けたはず・・・。