矢文山(下川町)-2019.2.13 | 道北ヤブ山日記

矢文山(下川町)-2019.2.13

矢文山(下川町)-2019.2.13 (単独)

 

矢文山は下川町にある415mの小ぶりな山。

 

名寄から国道を下川に向かい、十九線で左に折れて矢文貯水池への道に入ると、正面にはポッコリした山容が目に入る。

濃い樹林に覆われた急斜面が頂上まで続き、小さいながらも一筋縄ではいかない気配が漂う。

 

上名寄川向地区、標高207mの除雪終点に車を置く。

予想よりも奥まで入れたのは幸運。

 

薄らと霞む矢文山までの距離は極僅かだ。

牧場から矢文川の左岸に渡り、最短ルートとも考えたが、行ってみると意外に沢が深い。

余計なことは考えずに林道に戻り、北側に回り込むことにした。

地形図をじっくり見ると、南よりも北側の方が、若干傾斜が緩そうに見える。

 

林道のラッセルは浅い。

普段ならハイピッチで進めるところも、勤務明け登山となると、体に重りが付いたように動かない。

やたらに滴る汗を拭きながら、休み休み進む。

 

矢文川源頭部を大きく回り込んだ辺りで林道を離れ、北側から尾根に取付いた。

 

急斜面に細かくジグを切ると稜線は次第に凸凹になって歩き辛くなった。

それでも用意していたワカンを使うことなく、強引にスキーで押し通す。

 

山頂部はデカい雪庇が岩に乗っていた。

左側の急斜面から無理やり巻いて山頂に攀じ登った。

 

矢文山山頂。恐らく足元は岩の上に立っていると思われる。

樹林が邪魔で展望は良くない。これは麓から見て予想したとおりだ。

 

山頂にある境界見出標の上に、山頂標識??らしい板が縛ってある。

ボロボロすぎて判別不能。

 

南側に向かって下降すると距離は短いのだが、木が濃いために快適とは思えない。

辿ったルートの通りに北側に引き返す。

 

林道に戻ると次第に晴れ間が出てきた。

東側には前田山がすぐ近くに見えていた。

 

ルートはこんな感じです