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昨年の秋以降、全国で米の値段が高騰しているということで「安い米が買えない」という世論により政府備蓄米を市場に出し米の価格を下げる政策が行われ、大手小売業店頭などで備蓄米が見かけられる様になった。

 

しかし果たしてこの政策は行われなければ行けなかったのであろうか?

もちろん米の価格が上がる事は私も一消費者としては痛い。安い米の品薄感を背景に一部業者の売り惜しみによる米価格の高騰という理由もあるだろう。

 

が、実際には米の価格がここ数十年低すぎたとも言えるだろう。それは米農家が米を作る為に必要な資材や農機具の価格が上がっていたのに、米の消費量は下がり続け、価格がデフレ基調にあった事から米価格は低い水準にあったと言えよう。

 

それが昨年の秋以来、市場に出回る米の量の低下(収穫量は確保したがクズ米の増加)とコロナ禍、ウクライナ戦争以来の国際的な物価高もあって、米価格も上がり基調になったからだと言えよう。

 

つまり必然であった。ならば米価格の上昇は他の物資の価格上昇と共に受容すべきではなかったか?とも思う。

 

政府は、地震や戦争、飢饉に備える為に米の備蓄を行ってきたのではないのか?

備蓄を放出した後にこれらの危機が起きた時にはどうするのか?

「海外から緊急輸入すればいい」というが何時でも大量に輸入が出来るのか?

もういちど冷静に「備蓄米」の意義を考えてみるべきでは?と思った。

 

閑話休題

 

はいそれでは、本の紹介へと参りましょう。

とは言うが、本日はWeb小説サイトに掲載されている小説のご紹介です。

本日紹介する作品は、@aozora さんの異世界ファンタジー

『底辺魔物と底辺テイマー』です。

いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。

 

【あらすじ】

男爵子息シャベル・スコッピーはスコッピー男爵家の四男であった。愛人の子供であるが故に正妻である第一夫人から嫌われる彼は、日々嫌がらせを受けていたが亡き母の遺言を胸に、それでもけなげにスコッピー家の一員であろうと日々努力を欠かさなかった。しかし教会で女神様から職業(スキル)を授かる「授けの儀」を受けたスコッピーは、最低級の職業(スキル)の1つであるテイマースキルの更に下、「魔物の友」を授かってしまった。スコッピー男爵は、落胆と怒りからシャベルを屋敷から追い出すのだが・・・

 

【解説】

 

①本作は、無料購読可能なWeb小説サイト「小説家になろう」発の異世界ファンタジー小説作品です。

 

本作は無料購読可能なWeb小説サイト「小説家になろう」「カクヨム」発の異世界ファンタジー作品です。本作に興味が湧きましたら是非上記のWeb小説サイトにアクセスしご購読ください。

 

「小説家になろう」からはコチラ↘

https://ncode.syosetu.com/n6093kg/

「カクヨム」からはコチラ↘

 

 

【感想】

 

本作は無料購読可能なWeb小説サイト「小説家になろう」「カクヨム」発の異世界ファンタジー『底辺魔物と底辺テイマー』のご紹介です。

 

話はいわゆる「ざまぁー系」。

 

主人公はとある王国の男爵家スコッピー家の子息。

しかし彼の亡き生みの親である母は街の娼婦で、当主のドリルに一目惚れされ無理矢理愛人にさせられ孕まされた女性だった。下賤な女から生まれたシャベルに対して、スコッピー家正妻は彼を貴族家の一員とは認めず、彼に対して日々嫌がらせを行っていた。

そして月日は流れ、シャベルが12歳になった時、神が教会を通して職業(スキル)を授ける「授けの儀式」に参加したのだが、彼が授かったのはテイマースキルしかもその中でも最低職とも言われる「魔物の友」という、複数の魔物を使役できるが、使役できるのは魔物の中では攻撃力も殆ど無い低級モンスターのスライムとワームのみというスキルだった。

 

落胆と怒りを覚えたドリル男爵はシャベルを屋敷から追い出すのであった・・という『最低職(スキル)を授かった息子は家から追い出す系』のテンプレ的な定番ストーリー作品が本作。

 

この良くあるストーリー展開の作品は多くあれど何故この作品を当ブログで紹介するのかというと、主人公が地道に努力と探求を繰り返す「謙虚」で「健気」で「イイ奴」だからです。

家を追い出された主人公は、伝手も強力な職業(スキル)も無くまともな職業には就けない、だから冒険者になるしかない。しかし冒険者になっても強力な攻撃スキルもない主人公は、魔物が多く出る「魔物の森」の深い所には行けず、浅い所で薬草採取をするか、街でキツい汚い低賃金の依頼「溝浚い」しか受けられない。

 

何とか魔の森でテイム出来たのは、スライムとビックワームという攻撃力が弱い最底辺魔物だけ。しかし彼は知恵と努力と研鑽によって、街の溝浚い、肉屋で出る廃棄物処理をスライムとビックワームの協力の元日々遂行し、魔の森に小屋を建て、薬草の畑を造り、自身でもポーション造りを学び、自身の使役する魔物を労り、生活の基盤を作っていく。魔物達も主人公に懐き彼の願いを良く聞いてお手伝いしてくれる。

 

しかし冒険者達はそんな彼を「魔物も狩らない弱い冒険者」と嘲り笑い、街の人々も魔物を使役する臭い汚らしい「溝浚い」冒険者と彼を忌み嫌い、街に住む事を拒み、商店で物を買うことも拒否する。

 

仕方なく街を出て魔の森の小屋に住み生活をするシャベル。しかし彼は、恨まず、めげず、くじけず、前を向いて生きていく。そんな生活が続く中、彼の使役する魔物いや家族に大きな変化が!そこからの逆転劇は痛快。

 

そして彼の努力は実り、彼は新たな世界の扉を開き、前へと向かって一歩を踏み出していく・・・そして新たな街では、またもや彼を見くびり蔑む奴らが現れる。しかし彼はうつむかず家族と共に前に向かって歩いていく・・・

 

そんな姿は、日々うまく行かない事が大なり小なりあるであろう読者を慰め、前を向いて進もうとする方の背中をそっと押してくれる、勇気が貰える作品だと自分は思いました。

 

また推しの作品を見つけてしまった。

 

興味が湧いた方は是非「小説家になろう」「カクヨム」で試読を!

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

※当ブログ記事には、2025年カレンダーあります(^^)さん、キラーT細胞さんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。