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先週の月曜日、ミステリー好きの読書家を悲しませるニュースが流れた。

 

7月23日、ミステリー作家の東野圭吾さんが大腸がんにより68歳で亡くなったと

 

東野さんと言えば、『白夜行』、『容疑者Xの献身』のガリレオシリーズ、や『新参者』『麒麟の翼』などの加賀恭一郎シリーズ、などの数多くのミステリー作品で読者を楽しませてきた。かくゆう私もその一人だ。

 

そんな氏が68歳という若さで亡くなった事が本当にショックだ。

もっともっと彼の作品を読みたかった・・・

 

遺作は、 2026年8月5日刊行予定の「ガリレオ」シリーズ最新長編『永遠の記憶』の様だ。出たら真っ先に読んで追悼の代わりとさせて頂こうと思っています。

 

閑話休題

 

はい、それでは本の紹介へと参ります。本日ご紹介する作品は、ミステリー作品から

当ブログでもお馴染みの中山七里さんの『能面検事の挫折』で行きたいと思います。いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。

 

【あらすじ】

「能面検事」との異名で知られる大阪地検一級検事・不破俊太郎と事務官の惣領美晴は、担当する事になった心斎橋麻薬取締法違反事件〉で逮捕された折本里穂が、東京地検時代の不破が担当した事件に関係する人物であることを知る。

捜査のさなか、折本にヘロインを渡した鍋島智司が死亡し折本に鍋島殺害の容疑がかかる。折本がつけた弁護士は、悪名高い御子柴礼司だった。
御子柴は、不破が「能面」となるきっかけとなった事件の被害者の弁護士でもあった。時を経て、法廷での不破vs.御子柴の戦いが幕を開ける・・

 

【解説】

 

①本作の著者は中山七里さん

 

本作の著者は中山七里(なかやましちり)さん。

1961年岐阜県出身の64歳。

1961年岐阜県の呉服屋で生まれる。小さい頃から本が好きで特にミステリー作品を読み漁る。高校時代には自分でも小説を書き始めていた。

大学時代『謝罪』という題名で東大安田講堂事件をテーマとした作品を江戸川乱歩賞に提出。予選通過を果たしたが決勝までいかなかった。その後就職を機に文筆から手を引いた。

2006年、大阪への単身赴任時、大好きな島田荘司のサイン会に赴き生の作家を見て一念発起して作家の夢にもう一度チャレンジ。

2009年、『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい大賞』受賞。48歳でメジャーデビュー!

当初は会社員との兼業作家だったが後に専業作家となった。

 

主にミステリー作品を発表する作家さんでメジャーデビュー作『さよならドビュッシー』では、明るく爽やかな音楽ミステリーという新たなジャンルを確立した。他にもダークでシリアスなホラーミステリー、警察小説、リーガルミステリー、コージーミステリーなど様々なテイストのミステリー作品を発表している。

 

代表作

・『さよならドビュッシー・岬洋介シリーズ』

・『弁護士御子柴礼司シリーズ』

・『刑事犬養隼人シリーズ』

・『嗤う淑女シリーズ』

・『作家毒島シリーズ』

・『ヒポクラテスの誓いシリーズ』

など

 

②『能面検事』シリーズとは?

 

『能面検事』シリーズは、ミステリー作家中山七里におけるリーガルミステリー。

まるで能面を被ったかの様に表情を変えずに淡々と事件を捜査する​ので有名な​​​​​​大阪地検に所属するエース検事不破俊太郎が検察事務官の惣領美晴と共に難事件の裁判に挑むという作品です。

 

【感想】

 

大阪地検の一級検事の不破俊太郎は一切表情を変えず容疑者にも周りのものにも相対するキレ者と言う事で「能面」と称されている。一切表情を変えないのは新米検事時代に犯した致命的失態を反省してのものだった。今回は、そんな不破に過去の失態に繋がる事案と相対する事となる・・

 

今回で第四弾となる『能面検事』シリーズだが、読了後の感想は「苦い」の一言に尽きる。まあ作品タイトルに「挫折」と入っているので、そうかな?と思っていたが、苦い、苦い。

 

作品のは、主人公の不破に相対するのが、中山氏の作品『御子柴礼司シリーズ』より、どんな罪名でも必ず執行猶予や減刑、時には無罪も勝ち取る気鋭の辣腕弁護士御子柴礼司が本作に登場!法廷の内外でやりあう事。

 

他にも、『御子柴礼司シリーズ』より宝来弁護士が、『岬洋介シリーズ』より岬恭平次席検事がゲスト出演し華を添える。

 

今作は不破俊太郎が「能面検事」になるきっかけにもなった東京地検時代にやらかした事件が関わるもの。それだけに不破には一層気合が入るものだったが・・という感じで察してください。

 

俺が殺したのも同然だ

俺が殺した、俺が殺した

苦しかっただろう

悔しかっただろう

申し訳ない

 

作品の終盤には中山七里と言えばのどんでん返しもしっかりあり、中山ファンとしても満足。

 

ビターな終わり方だったけど、こういうのもあり、シリーズに深みが加わる。

 

ブラックコーヒーと共に読むのが良さげな作品。お薦めです。

 

はい、それでは本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

 

 

 

 

 


※当ブログ記事にはyukikagamiさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。