ブログ主です。当ブログへのご訪問ありがとうございます。
先週はブログの記事はスタンバイしてあったものの、投稿を忘れるという失態を犯してしまい本当にすみませんでした。
記事を週の前半に書き終え「日曜日の投稿はコレでOKだね!」なんて、つい安心しきって投稿を忘れたのが原因です。
こういう事が二度と起こらない様にしなくちゃ・・とは思うのだけど、このブログ記事も週の前半に書いている。またやりそうで怖いなぁ・・
閑話休題
はい、それでは作品の紹介へと参りましょう。
本日紹介する作品は!Web小説サイト『小説家になろう』から、藍染 迅さんの異世界ファンタジー『飯屋のせがれ、魔術師になる。』です。
いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
飯屋の次男坊ステファノはここ数年父親の経営する飯屋の下働きを続けてきたが、その肉体労働の辛さと料理人として新たな料理を創り出す力に欠ける事を悟り家を出る決意を固めた。家を出ても平民で身体も弱いステファノにとって肉体労働は難しかろう。そこで考えたのが、「魔術師」になる事。魔術師が多く集まる呪タウンに行き何処かの流派の家に下働きとして潜り込み得意の記憶力で魔術師の修行を盗み見て、魔法を使えられる様になれば・・との見通しで父親に直訴するステファノ。渋る父親を説き伏せ家を旅立つステファノ15歳。果たして彼は無事魔術師になれるのか?・・
【解説】
①本作はWeb小説サイト『小説家になろう』発の異世界ファンタジー!
本作は無料購読が出来るWeb小説サイト『小説家になろう』『カクヨム』発の異世界ファンタジー!
著者は藍染 迅さん。Web小説サイト発の作家さんらしく詳しい履歴は明かしていません。
本作は『「小説家になろう」で229万PV、「カクヨム」で1041万PV突破の人気作! (「第4回一二三書房WEB小説大賞/コミカライズ賞(コミックポルカ)」受賞) >>「ハリウッドよ、これが異世界ファンタジーだ!」』という触れ込みの作品です
各Web小説サイトには以下から飛べるので興味が湧いたらそちらからどうぞ!自分はカクヨムで読むのがお薦めです。
「小説家になろう」↘
https://ncode.syosetu.com/n9265ig/
「カクヨム」↘
②本作は一二三書房WEB小説大賞コミカライズ賞受賞作品
『一二三書房WEB小説大賞』とは、日本最大級のWeb小説投稿サイト『小説家になろう』と株式会社一二三書房による共同企画で、2021年8月より始まった文芸大賞。
新たな作家さんの発掘を目的に行われています。
- 《募集内容》 小説作品(ジャンル不問)
- 《作品規定》 文字数制限:なし(未完作品も可) ジャンル:不問 除外対象:日本語以外で書かれた作品、性描写・残虐描写が過度な物、二次創作に該当する作品
- 《賞》 大賞:賞金50万円+2巻書籍化確約+コミカライズ確約 金賞:賞金10万円+書籍化確約+コミカライズ確約 銀賞:賞金5万円+書籍化確約 コミカライズ賞:賞金10万円+コミカライズ確約
- 第4回は、5500を超える作品が応募され、本作は<コミカライズ賞(コミックポルカ)>を受賞しました。
- 【感想】
- 物語の舞台は異世界ファンタジーの定番の「中世の欧州っぽい異世界」その世界では多くの国が王様を中心に貴族たちが領地を支配する中央集権的国家が乱立している。
- 当然身分制のカースト制度ががっつり定まっていて、平民は貴族に逆らうなど当然できない社会。まあ、あるあるの設定ですね。
- そんな世界のある国家の片田舎の食堂の次男に生まれたステファノは、料理修行に出ている長男の代わりに幼い頃から父親について下働きを何年も続けてきたが、身体の弱い彼には仕事がキツく、また父親が作る料理も一通り出来る様になったが、自分で新たな料理を創造する舌は持っていなかった。それを悟った彼は、以前から考えていた「魔術師になる」という夢を叶える為、父親に直訴して家を出る事に成功する。しかし彼には魔術師に弟子入りする「つて」がない。ならば何処かの魔術師の家に下働きとして潜り込もうと考え、魔術師のメッカである呪タウンに向け出発するのだが・・という物語のスタート。
- 主人公には、異世界ファンタジーの定番であるチート能力が無い、ハーレム要素無しという直ぐに盛り上がるスタイルではない感じで、地味スタートな物語ですが、素直でコツコツ努力型の彼は人を良く観察し機転を効かせられる所から、出会いをチャンスに替える資質を持っていて、多くの出会いの縁が、彼にギフトという特殊能力の発現や大物からの誘いに繋がり、更に貴族家に縁を持つ大店に雇われ、それが魔術についても習える学院への入学に繋がっていく大きな連鎖となっていきます。
- そして単に「魔術師になる」という漠然とした主人公の想いは、「魔術師となってどう生きるか?」に変わり、自身の生き方を模索していく様になっていきます。
- そんな過程をじっくりじっくりと描く作品は回を重ねる毎にスケールが大きくなっていき、彼をとんでもチートな魔法師であり魔具職人へと進化させていく事に・・
- 主人公の自身の能力を進化させる為の試行錯誤と鍛錬のシーンが多めで地味な雰囲気がありますが、じわじわと強くなっていく主人公の姿には好感が持てます。
- また、真面目でで素直な性格の彼と関わりになり彼の魅力に魅せられ交流した者達にも巻き起こる大きな「変化」にも注目!それは彼らの人生の転機となり人の輪が広がっていく。
- そして物語が進んで行くと、「神」から与えられた事になっている「ギフト」と「魔力」の謎!魔術の始祖とされる初代の王様と聖教会との関わりとは?魔術は科学の進化を遅らせる為の仕掛け?この世界に大きな影響を与えている存在が居そうだ?等の世界の成り立ちに関わる大きな疑問が現れ、物語の進行と共に徐々に解き明かされていく感じも魅力的でおもしろいです。
- 2025年4月時点で680ページ超えの長編作。読み応えバッチリ!じっくり腰を据えて読み込める異世界ファンタジー作品です。
- コミカライズが確約という事ですが、是非小説の方も出て欲しい一作。
- 興味が湧いたら是非Web小説サイトで一読を!
- ということで本日はここまで!じゃあまたね!
- ※当ブログ記事にはジェラーニモさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。