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先日、車で走っていると、信号のない横断歩道に小さな女のお子さんが・・
横断歩道の直前で停車して、横断歩道を渡る様に正すと、その女のお子さんは渡り終わった後大きくお辞儀をして去って行きました。
その姿に思わずほっこり・・
昨今SNSに「信号のない横断歩道に人が居たら自動車は手前で停車する義務なんだから、横断する歩行者が謝意を表す必要なんてない(怒)」などと声高な投稿する輩がいるのを見たが・・
それは野暮というか違うと思う。
法律がどうの、義務がどうの・・より、他人がしてくれた事に対して謝意を示すことは悪くない。
謝意を示されて悪い気分になる人はいない。
社会の潤滑油であり、人間関係を上手く運ぶ為のツールでもあり、素晴らしいコミュニケーション能力、だと自分は思う。
幼くしてソレができる、あの女の子・・イイ女になるよ。
閑話休題
はい、それでは、本日も本の紹介へと参りたいと思います。
本日紹介する作品はライトノベル作品から、カレヤタミエさんの
『捨てられ公爵夫人は、平穏な生活をお望みのようです』です。
いつも通り、あらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
「君に伝えておくことがある。私は君を妻として愛するつもりはない」 結婚式が終わった早々、夫になったばかりのアレクシスにそう告げられたメルフィーナ。王家の思惑もある政略結婚で北部最高の権力を手中に収めるオルドランド公爵家に嫁いできた南部の大領地を治めるクロフォード侯爵家の令嬢メルフィーナの結婚は、寝屋に入る前から破綻した。「君とは子を造らない。公爵家に害をもたらさなければ、何処に住んで何をやっていても良い」と言い放つアレクシスに、当のメルフィーナは・・
【解説】
①本作は無料購読可能なWeb小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル!
本作は無料購読可能なWeb小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル作品
著者はカレヤタミエさん。経歴等は不詳。他の著作に『前世は魔女でした!』がある
スタイルは異世界転生×乙女ゲー×内政開発型
2025/1月/15日刊行
以下は各web小説サイトへのリンクです。無料で試読できます。
「小説家になろう」
https://ncode.syosetu.com/n4395il/
「カクヨム」
【感想】
本作は無料購読可能なWeb小説サイト『小説家になろう』発のライトノベル作品。
他にも『カクヨム』でも同時に投稿されている作品。
スタイルは女子向けの異世界転生×乙女ゲー×内政開発型の作品。
つまり、現代社会である女性が自分のプレイしていた「中世ヨーロッパ風の異世界が舞台の女性向けゲームコンテンツのシナリオ世界のキャラクター(悪役令嬢)」に転生して、自身の破滅ルートを回避する為に、努力して「幸せルート」を構築していくというお話。
本作も基本はコレ。こういう展開のお話はWeb小説界隈では掃いて捨てる程作品はあり、内容も画一的で、平易に読めるのは良いが内容が薄っぺらい作品が殆どだ。正直成人されていない学生さん向けの作品というか・・大人の女性(男性も)の購読に耐えられない作品も多い。
しかし、本作の「1億PV超え」「2025年2月時点で470話超え」は伊達じゃない。この手の乙女ゲー異世界転生モノとして大人の購読に耐えられるヒューマンドラマ作品としてしっかり成立している。
話の作り込み、キャラクター設定の作り込み、領地の内政開発物語、としても隙無くじっくり造りこまれている為、読み応えばっちり!
公爵アレクシスから獲得した自分の領地は北の寒村で貧しく荒れた土地。そんな領地に住む村人達が少しでも楽に生きられる様に尽力するメルフィーナ。そんなメルフィーナの努力の積み重ねを目の当たりにして彼女の周りの人々の意識も徐々に変わっていく・・・この「徐々に」という時間経過の感じが何とも言えず魅力的。
もちろん、主人公のメルフィーナが前世?の現代日本で知っていた雑学知識で内政無双するご都合主義的展開もあるが、それが気にならないぐらい、各キャラクターの心の動きが繊細に描かれ、単なる女性向けライトノベル作品とは到底言えないぐらいの人間ドラマを構築している。
基本女性向け作品と言えるだろうが、作品内に甘ったるい恋愛要素皆無なので、男性読者が読んでも大丈夫。
むしろライトノベル作品の「内政開発」話が好物な方におすすめ!
無料購読できるWeb小説サイト「小説家になろう」「カクヨム」で読めるので、気になったら男女関係無く是非一読して欲しい。おすすめです。
※当ブログには実鈴さんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。