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地上波のテレビにおいて春始まりのドラマ&アニメもそろそろ終了。

7月から夏のドラマ&アニメの放送が始まります。

 

そんな夏のアニメ放送の中に、以前紹介した『甘岸久弥 著  魔道具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~』がありましたので、あらためてご紹介致します。

 

 

実は今回この作品は放送前に一騒動ありました。

 

それは、今年4月、米国の北朝鮮のシンクタンク「38north」が、北朝鮮が米国と日本のアニメ制作に関与している事を発表したのです。

 

これは2023年、サイバーセキュリーティーブロガーのNick Roy氏が北朝鮮のIPアドレスでクラウド ストレージ サーバーを発見。このサーバーは当時設定が間違っていた為誰にでも閲覧が可能な状態になっていて、そこを覗いてみると、

毎日、アニメーション作業の指示とその日の作業結果を含む新しいファイルのバッチが表示されていました。

 

多くのファイルには、おそらく制作会社によって書かれたと思われる中国語での編集コメントと指示と共に韓国語への翻訳も含まれていました。

 

この発見で、米国及び日本のアニメ作品の制作に北朝鮮が関与している事が判り、この中には2024年7月にアニメが放映予定の「導具師ダリヤはうつむかない」も入っていました。

 

 

 

この事態に、アニメの制作の現場で制作会社もあずかり知らぬ所で勝手に仕事が北朝鮮に廻っていた事態に、この件を把握していなかったアニメ制作会社も調査を開始。一部作業を下請けに出していた中国企業から孫請けの形で北朝鮮側に仕事が回ったと見られますが詳しい経緯は判らず、アニメ制作委員会は2024年6月7日「導具師ダリヤはうつむかない、は一部内容を日本国内で再制作の上で放映が決定した」と声明を発表しました。

 

本放送以前にケチが付いた形になったこの作品を私も好きで読んでいるのであらためて応援したいと思い、アニメ放送の情報と共に作品を紹介したいと思います。

 

では、本日紹介する、甘岸久弥 著  『魔道具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~』とはどんな作品か、いつも通り、あらすじ紹介から始めさせて頂きます。

 

【あらすじ】

転生者である魔導具師のダリヤ・ロセッティは、亡き父親が決めた兄弟子の婚約者から結婚式前日に結婚をキャンセルされた事をきっかけに、これからは自分の好きなように生きていこうと決意する。

ある日魔道具造りの素材を採取する為に王都近郊の森に出掛けるとそこで怪我をした魔物討伐部隊員の男性を見つけ、介抱し王都まで連れ帰る。後日その男性ヴォルフと再会したダリアは彼と友人関係を結ぶ事になるのだが・・・

 

【解説】

 

①本作品の著者は甘岸久弥さん。

 

本作品の著者は甘岸久弥さん。山形県出身で年齢不明。2018年のエイプリルフールに、小説好きの家族を驚かせようと「小説家になろう」に作品を投稿したことが執筆のきっかけ。投稿した『魔導具師ダリヤはうつむかない』が話題となり、2018年10月に商業出版デビュー、TVアニメが2024年7月から放送開始。

 

②本作品のイラストレーターは誰?

 

本作品のイラストレーターは複数います。キャラクター原案は駒田ハチさん。

1~8巻までは景さん、9巻が雨壱絵穹さん、番外編が縞さんが行っています。

アニメ化においては、景さんのテイストで描かれているようです。

 

③『小説家になろう』とは?

 

『小説家になろう』とは、株式会社ヒナプロジェクトが提供するWeb上の小説投稿サイト。作者登録することで、無料で小説、詩などの作品を公開することができ、誰でもその作品を無料で購読できるサービスです。本サイトを始めとする小説投稿サイトより主にライトノベル分野のメジャー作家が多く誕生しています。

 

【感想】

魔導具師ダリヤはうつむかない~今日から自由な職人ライフ~』は、『小説家になろう』発の異世界転生の物語です。とは言っても、「異世界転生で神様から特別なスキルや特典を頂く」といったお約束もなく、現代日本でOLとしてブラック労働に耐えていた主人公が疲労の限界から急死して異世界の魔道具師の娘として転生したというモノ。

 

物語冒頭では、父亡き後、婚約者であった兄弟子と工房を運営していた魔道具師で主人公のダリアは、結婚式の前日、婚約者であった兄弟子から「他に好きな女がいる」という理由で結婚を破棄されてしまいます。

 

まさかの事態に落ち込みつつも、父が決めた許嫁であって恋ゆえの婚約でも無かった為、「これからは好きなモノを造って、好きなものを食べて自由に生きよう」と一念発起したダリヤは、周囲の人々の心配を他所に復活!

早速魔道具の素材収集の為王都外の森に男装をして素材集めに行くダリヤ。そこで負傷している魔物討伐部隊のイケメン騎士を発見したダリヤは彼を治療介抱し王都まで彼を連れ帰る。

 

助けられた魔物討伐部隊の騎士にして伯爵家四男のヴォルフレード・スカルファロットは助けた魔道具師の男性にに礼を言いたいと庶民街に現れダリヤと再会。自分を助けたのが女性の魔道具師だったことに驚きを覚えつつも、自分に色目を使わないダリヤに安心し、心優しく気が置けないダリヤに惹かれたヴォルフはダリヤと友人として付き合い始めるのだった・・・という感じで始まる。

 

日々、モノづくりに励み、画期的な新商品を世に出し周囲を驚かせ、友人達との交流を楽しむダリヤの充実した大人ライフは社会に少なからず影響を与えていく、そんな自立した大人な女性の日々の生活模様を描いた異世界ファンタジー作品の本作は、とてもお薦め。

まずネット環境があれば小説投稿サイトの「小説家になろう」にて是非一読を!

https://ncode.syosetu.com/n7787eq/

 

で、今回7月始まりの夏アニメで放送される『魔導具師ダリヤはうつむかない』の方なのだが、既にティザーPVから第2段PVまでyoutubeにて公開中。

 

 

 

 

前書きでも告知しましたが、2024年7月より『魔導具師ダリヤはうつむかない』は

ATX、 MBS、 TOKYO MX、 BS11により放送開始します。

※公式ページは以下

 

 

PVを観ると絵の雰囲気は1~8巻までの挿絵を描いていた景さんの雰囲気。自分としてはキャラクターが少し幼く描かれている感じでちょいと不満。自分が文章を読んでいる限り、彼女はアニメのPVでの雰囲気よりもう少し大人な雰囲気に思えます。なので自分としては9巻以降挿絵を描かれている雨壱絵穹さんの挿絵の様な雰囲気の方が合っているのではとも思うのですが、原作準拠という事ならこの絵柄になるのかなぁという感じです。

 

既存のファンとしては、原作を読んだイメージと何処まで合っているのか?というところが大事。コレが視聴率や後の円盤(DVDやブルーレイ)の売り上げに影響し、また次クールの制作が行われるか?という事が重要な点だと思うのですが、どうなることか。

 

本作は、世の役に立つ道具や魔道具を生み出す喜びと悩み、仕事に関わる多くの人達との交流の模様、プライベートでは友人達との交流を楽しむ一人の独身女性の日々の生活模様を描いた人間ドラマな作品です。

 

本作は「異世界モノのライトノベル作品」を普段避けておられる方にも是非読んでみて欲しいお薦めの作品です。是非御一読を!