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昨日、父親のスマホの契約会社をMNPによってMVNOの別の会社へ移りました。

開通作業&スマホからスマホへのデータ移行&新機種での設定などでせっかくの休日が半日潰れました。

 

今回MNPによる契約でスマホ端末が大幅値引きで買えるというので、古い機種を使っていた父に通信会社を移るのを勧めたのですが、MVNOの通信会社ゆえショップであれこれやってもらうのではなく、自分で各種手続きやスマホの設定をやらなくてはいけないので大変でした。新しいスマホのAndroid OSがカスタム化されていたり、旧機種から新しい機種へデータを受け渡しするのに手こずったり、父親の手が荒れていて指紋認証の設定での指紋の読み込ませが失敗したり、機種毎の癖もあって結構戸惑ってしまい、ネットであれこれ調べながら遅々とやっていったので時間がかかってしまいました。

 

前にキャリアのショップで契約する時も2時間位の時間がかかっていたので、今回は自分で設定するMVNOでの開通作業を選んだのですが自分でやったらそれ以上の時間がかかってしまいました。

 

次回はもう少し手際よくやれると思います。次は自分の番だな!

 

 

閑話休題

 

はい、それでは、本の紹介へ参りたいと思います。

 

本日紹介する作品は、当ブログでもお馴染み!

大ヒット時代小説家である、佐伯泰英さんの新作!

陰流苗木 芋洗河岸(1)です。

いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

【あらすじ】

時は江戸、文政九年の夏の夕暮れ。

神田昌平橋に赤ん坊を伴った武家の若夫婦が流れ着いた。

その若夫婦の夫、小此木善次郎は偶然そこを通りかかった町人の義助に声をかけ、一家が住まう長屋が何処かにないかと訪ねた。

すると声をかけられた儀助は、偶然にも近所の神田明神下の一口坂(いもあらいざか)にある一口長屋の差配で、ちょうど家賃を滞納した上で夜逃げした浪人者が住んでいた空き家があるという。

即決で一口長屋に住まう事になった小此木一家だったが、一口長屋にまつわるゴタゴタに巻き込まれて・・・

 

【感想】

 

佐伯泰英さんの時代小説の新刊はこのところ町人話が中心だったが、少し前に紹介した「酔いどれ小藤次」の新作に続いて侍モノ。

やはり佐伯泰英さんの時代小説にはチャンバラがないと・・・

 

今回は、佐伯泰英さんの時代小説で一番ヒットしたであろう「居眠り磐音シリーズ」と同じくして、田舎から藩を致仕して江戸に出てきた浪人モノのお話だ!

 

とは言っても、今作の主人公は「居眠り磐音」とは違って、子連れの夫婦者。

「居眠り磐音」の磐音のように、自分ひとりが糊口をしのげればOK!という程、お気楽ではなく、養わなければいけない嫁も乳飲み子も居る。なかなか厳しい状況なのだ。

もちろん、本作の主人公も物語の主人公なのだからトラブルメイカー!江戸に着いて長屋に住み着いたと思ったら長屋にまつわるトラブルに巻き込まれる。

 

そんなトラブルも飄々とした風情ながら、藩の剣術指南役であった彼の凄腕の剣術で切り払う。

 

しかし藩の剣術指南役でもあった彼の藩での給与は年に七石程。一石がおよそ一両換算で、一両がおよそ10万円位だから、七石は七十万円とかなり安い給与!それが藩の財政が貧して半知借り上げ(給与半額)で年間三両半の(三十五万円)とは・・・コレでは家族が暮らしていけないと藩を辞め浪人者になって江戸に出てきたとのこと。

 

そんな彼が一口長屋と神田明神との間に結ばれている契約にまつわるトラブルに巻き込まれていくという。

 

かなりワクワクして読み始めたものの、「居眠り磐音」シリーズの始まりなどと比べると微妙にもの足りない。しかも三ヶ月連続刊行の三冊で物語も締めてしまうと言う。

 

主人公の嫁さんもあまり物語に関与していく風情もなし、旧藩を辞めた事に何やら陰謀がある風情も無し。三巻で終わるのなら物語もあまり複雑になりようがない。

 

一巻においてはあくまでも物語の序章で、主人公の剣の腕が凄腕だと判ったくらいでまだまだ面白くなるのか?面白くならないのか?判らない。

 

まあ、大いに期待して来月刊行の二巻を待つのみである。

 

ということで本シリーズが期待できるのか判らずに読み終わったので、お薦め出来るとまでは言えない本作!後は本作を手にして読んで判断して欲しい。

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!