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昨日スーパーマーケットに寄りましたら、2月の節分用の豆菓子が売っていたり、恵方巻の予約ポップが掲示されていたり、バレンタイン用のチョコレートの専用売り場が出来ていたりしました。

 

早いもので、今年ももう1月の月末が直ぐ。

 

元旦に大きな地震が、2日に羽田で航空機事故が起きて波乱の年明けになった今年。

それが気がついたら、もう1ヶ月過ぎようとしている。

 

時の流れの速さに驚いている自分がいました。

 

うわぁ~おじさんだぁ・・・年経ったなぁ・・・

 

閑話休題

 

はい、それでは本の紹介へと参りましょう。

 

本日紹介する作品は、五十嵐貴久さんのサスペンス作品!

『サイレントクライシス』です。

 

いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。

 

 

 

 

【あらすじ】

 

橋口志郎、紀子兄妹は、共に品川桜警察署の刑事。あるマンションで起こったサラリーマン・高村の変死事件に臨場する。捜査陣から単なる自殺という結論が出る中、紀子は、高村の婚約者の話を聞いたことから、その決定に疑念を抱く。
一方、志郎は高村が勤めていた東京都下の建設会社を捜査していた。そんななか、紀子が突然事故に遭い亡くなった。

紀子の死の原因に、変死事件の捜査にあると確信した志郎は益々事件の真相を探ろうとするが、別の殺人事件の容疑者として身内の警察からも追われる立場になってしまう。

果たして変死事件の裏に何があるのか?逃亡しながらも事件の闇を追う志郎だったが・・・

 

 

【感想】

 

単なるサラリーマンの自殺案件であったはずが最後にはとんでもないバイオレンスな大事件になってしまうサスペンス作品です。

 

事件の捜査に当たっていた橋口兄妹!事件が自殺で事件性無しの結論になりそうな所、妹の紀子が自殺者の婚約者から聞き出してきた証言から事件性を感じ、それぞれ捜査を継続中、起きる妹の事故死。

 

奮起する兄刑事に突然かけられる「殺人事件の容疑者」の疑い!

 

警視庁管内全警察官が動員され追われるという異常事態!

 

読者は主人公の立場に身を置き、逃走しつつ事件の闇を探ろうとする。

 

読者は、主人公の緊張感を感じながら物語を読み推める。

 

こういう所は五十嵐さん上手い!

 

そして主人公の捜査に協力する建設会社社長の親父登場!

 

とぼけた感じのキャラクターがイイ!

いかにもアウトローといった風情。そして強かで、バイタリティー溢れ、年老いても気持ちが若い!

 

そんな親父の協力を得て探りだした事件の真相は、日本を揺るがす大陰謀だった。

 

物語の後半は壮絶なアクション&バイオレンス!

 

アクション映画として造ってもよいこのサスペンス作品!緊張感と血湧き肉躍る興奮が味わえます。

 

そういう感じの作品を求めている方にはお薦めです!

 

 

【解説】

 

①本作の著者は五十嵐貴久さん!

 

本作の著者は五十嵐貴久さん!1961年東京都生まれの62歳。

大学卒業後の1985年大手出版社の扶桑社に入社。

一年目は販売部配属だったが、二年目で編集部に配属。後に作家となった当時の編集長吉村達也の影響を受けてか、また販売部に配属された事を機に小説を執筆するようになった。

2001年、初めて書いた長編小説『TV』が第18回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。同年、『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞受賞。

2002年メジャーデビュー。

2004年、『フェイク』が「このミステリーがすごい!」2005年版で16位にランクインした。

2007年、『シャーロック・ホームズと賢者の石』で第30回日本シャーロック・ホームズ大賞受賞。

サスペンス、青春小説、時代小説などいろんなジャンルの作品を発表し続ける作家さんです。

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

 

 

 

 

 

 

※当ブログ記事には、カネコさん、ヨシハルさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。