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お盆休みの最中ですが台風7号が本州に接近してきています。

現在の予想進路の情報だと15日、本州の紀伊半島辺りに上陸する感じになってきています。非常に強い台風との事で備えを十分にして、近くに河川や崖などがあるお宅では早めの避難を検討するなどしてくださいね。

早めの行動が命を救うことになるかもしれません。

 

閑話休題

 

はいそれでは、本の紹介へと参りましょう。

 

本日紹介する作品は3週連続で紹介しました堂場瞬一さんの「ラストライン」シリーズからちょいと離れまして、内田英治さんの『異動辞令は音楽隊!』の紹介をさせて頂きます。

いつも通りあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。

 

【あらすじ】

県警捜査一課の成瀬司は数々の功績を上げてきた現場一筋のベテラン刑事。しかし近年は科学捜査や捜査効率重視の方針の元、聞き込みで靴底を減らして歩く捜査が敬遠される風潮にイラだちを覚え同僚達との衝突、後輩刑事達への強い指導、娘との不和を招き、遂にはキャリアの県警本部長の怒りを買い、捜査一課から県警音楽隊への「栄転」での異動命令が出されてしまう。

不本意ながらも命令に従い県警音楽隊にやって来た成瀬。

しかし県警音楽隊は、成瀬以外は交通課などの業務を兼任する署員ばかりで、演奏のレベルも意欲も低い集団だった。

ドラムを任されたが協調性が無い成瀬は音楽隊のメンバーとも馴染めない。

しかしトランペット担当のシングルマザー来島春子からセッションの楽しさを教えられた成瀬は次第にドラムの練習に熱中していき、他人との関わり方も身につけ始め、バンド活動をする娘の法子とも心が通い合う成瀬。そんな中件の県警本部長が合理化の元県警音楽隊廃止を画策しだして・・・

 

 

【解説】

 

①本作の著者は内田英治さん!

 

本作の著者は内田英治さん!1971年ブラジル、リオデジャネイロ生まれの52歳

映画監督で脚本家。ブラジル生まれで10歳で日本に来るまでブラジル中を転々として過ごす。日本に帰国後は大分県で少年期を過ごす。高校卒業後はテレビ業界に入りアシスタントディレクターとして天才・たけしの元気が出るテレビ』のダンス甲子園などの仕事に携わる。その後出版界の週刊プレイボーイのライターを経て、脚本家に!

1999年、テレビドラマ「教習所物語」で脚本家デビュー

2004年、「ガチャポン」で映画監督デビュー

2021年、「ミッドナイトスワン」で第44回日本アカデミー賞優秀監督賞・優秀脚本賞受賞。

2022年、「異動辞令は音楽隊!」公開!

 

②本作は、2022年8月映画として公開されました。

 

本作異動辞令は音楽隊!は2022年8月映画として公開されました。

監督・脚本は内田英治さん 主演は阿部寛さんです。

本作は映画の脚本をノベライズしたものになります。

 

 

【感想】

 

本屋さんに久しぶりに行ってみた所、阿部寛さんがドラムを叩いている写真が表紙になっている文庫本が平積みされているのが目に入りました。興味を引いて手に取ってみたのが、本作『異動辞令は音楽隊!でした。ということで、本日の本作のご紹介へと相成りました。

 

作品はあらすじで述べた通り、昔ながらも靴底を減らす聞き込みによって数々の功績を上げてきたベテラン刑事が、時代の流れについていけず、その苛立ちから同僚とは口喧嘩、後輩にはパワハラで課内からは孤立!遂にはキャリアの県警本部長の機嫌を損ね、意地悪されて捜査畑から外されパッとしない県警音楽隊に異動させられる。そこでも協調性無く過ごしていたが、いつしか楽器を演奏し上手くなっていく事に喜びを感じ、その中で音楽隊内のメンバーとも触れ合い、仲間となっていく中で、新たに生きる道を得ていくという映画のノベライズ作品です。

 

中身は、映画でよくある人間の成長や生きがい、人と人の触れ合いの大事さを謳ったよくある感じのモノで、最後には大団円的終わり方で締める人間ドラマという感じ。読者の予想を大きく外さないオーソドックスな展開のお話なのでまあ外しはしない物語。

 

逆に言えばサプライズは全く無し。読者の予想通りの起承転結の展開なのでサプライズが無いのが不満で、面白さという点では物足りないかも。

 

もちろん人間ドラマとしてはオーソドックスにまとまっている物語て普通によく出来ている。映画はまだ見ていないが、主演が阿部寛さんということで、あの濃い顔でこのセリフを言って演じている姿を想像しながら読めばまずまず読める作品だと思います。

 

なのでこの作品を読む時は、主人公を阿部寛さんが演じている程で読む事が必須(笑)。そういう意味では本作が、「映画脚本のノベライズもの」だというのも良く理解できる。

 

まあまあ外さない人間ドラマ作品なので、何処かで本作を見かけたら手に取ってみてください。

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

 

 

 

 

 

 

※当ブログ記事には、=sasa=さん、お絵かきオニさん、のイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。