こんにちはブログ主です。当ブログをお訪ね頂きありがとうございます。
先週、新しい車🚙(中古車ですが)に乗り換えまして、それから一週間。
ようやくこの車のクセというか個性に慣れた気がします。
それにしても先週一週間はいろいろ手続きしなくてはいけなくて大変でした。
車庫証明の申請。任意保険の車入れ替え申請とか、フロアーマットがボロかったので破棄して新しいのを買いに行ったり・・・お仕事が夜勤だったので平日昼間空いていたので作業が進みまして良かったです。
更にそれに加え、10年稼働してくれた私のパソコン💻が突如ご臨終を迎え、パソコンの廃棄処分や新しいパソコンの注文なぞも行わなくてはいけなくて忙しい週でした。
まあ、トラブルによって生活にインパクトある刺激が舞い込んできた事は悪いものではなかったと思います。偶には生活に刺激がなくっちゃね。
閑話休題
はい、それではいつも通り本の紹介へと参ります。
本日紹介する作品は、当ブログではお馴染みの堂場瞬一さんの警察小説。『過ちの絆 警視庁総合支援課』です。
いつもの様にあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
この年の年度始まりから、これまで「警視庁総務部犯罪被害者支援課」より改組された「総合支援課」に異動してきた柿谷晶は戸惑っていた。犯罪被害者支援課より改組された総合支援課は、これまで行なってきた犯罪被害者の支援に加え加害者家族への支援も加わわったのだ。
研修は受けたもののこの業務は事案毎に事情が異なりマニュアルも存在しない。
戸惑う晶達課員に早速新事案が発生。調布の河川敷で若者同士の乱闘騒ぎが発生。被害者は死亡。加害者は都内ベスト3の進学校の生徒で身柄は確保したらしい。
晶達、総合支援課のメンバーは加害者家族の支援に赴く事になったのだが、何を行うべきか?手探り状態の中、晶達総合支援課メンバーの業務の幕が上がる・・・
【解説】
①本作の著者は堂場瞬一さん
本作の著者は堂場瞬一さん。1963年茨城県生まれの60歳。
1986年、大学卒業後読売新聞東京本社に入社。以後社会部記者やパソコン雑誌の編集者をする傍ら小説を書いていた。
2000年、『8年』で第13回すばる新人賞受賞でメジャーデビュー。
2012年、読売新聞社退社。作家専業へ。
2015年、著作100冊を達成!
今現在も精力的に作品を発表している作家さんです。
主なジャンルは、学生時代やっていたラグビーを始めとするスポーツ小説と2作目に書いた『雪虫(刑事・鳴沢了シリーズ)』を代表とする警察小説。
②本作は『警視庁犯罪被害者支援課』シリーズの続編!
本作は堂場さんの警察小説シリーズ『警視庁犯罪被害者支援課』シリーズの続編作!
前シリーズは主人公・村野秋生を始めとする犯罪被害者支援課のメンバーが、事件に遭遇し心身ともに疲弊している犯罪被害者家族に寄り添い支援する様を描いた警察小説でしたが、本作では犯罪被害者支援のみならず、事件の加害者の近親者というだけで世間から責められる立場の加害者家族への支援も行う事になりました。
主人公も村野から理由ありの女性警察官・柿谷晶へバトンタッチ!果たして彼女はどんな仕事をしてくれるんでしょうか?
【感想】
事件の犯人を追う警察小説が多い中、犯罪に巻き込まれた被害者家族のケアに邁進するという異色の警察小説『警視庁犯罪被害者支援課』シリーズの続編足る『警視庁総合支援課』シリーズが始まった!
主人公も中年の村野秋生から20代の女性警察官の柿谷晶へバトンタッチ!
本作から組織が改編し、以前からの業務「犯罪被害者支援」のみならず「加害者家族の支援」も業務に加わった。
もちろん新設の課なのでマニュアルは無い。というより各事案はすべて状況が異なる為、一件一件支援内容が異なるのだ。全て試行錯誤。
そんな部署に捜査一課から異動してきたヒロイン・柿谷晶は自身が加害者家族。
本来、警察官は近親者に犯罪者がいてはなれないものだが、本作では「加害者家族の支援業務」も将来加わるであろう「犯罪被害者支援課」へ加害者家族の立場で物を考えられるであろう加害者の近親者である晶を送り込む思惑を持って採用したという設定です。
そのヒロインである柿谷晶、前作シリーズの主人公・村野以上のトラブルメーカー。
基本的に猪突猛進の積極的性格に加え、普段からの言動に相手に喧嘩をふっかけている様なキツい物言いをしてしまう。
タダでさえ事件の捜査担当係とぶつかり合う部署なのに喧嘩腰ではそこら中から煙たがられてしまう。それでもお構いなしに暴走するヒロインの晶。
まあ、そこが本作の狙いでもあるのでしょうが・・・
今回の事案は、殺人の罪で取り調べを受けている都内の進学校の少年の家族の支援。残された家族は、ワーカーホリック気味のコンビニオーナーの父親と、容疑者と年子の弟の少年。
父親は心労から脳梗塞で入院。
一人取り残された少年・陽平の世話を焼く晶ら総合支援課のメンバー。自宅マンションへの嫌がらせの発生や陽平少年の親友への傷害行為の発生など厄介事が次々起こる中、逮捕された加害者の少年は黙秘したまま。その態度に納得できない晶。
果たして事件の真相は?
事件の真相を概ね予想できる範疇でそうひねくれていませんが、ヒロインの晶がかなり暴走気味でとにかく無自覚でそこら中に喧嘩を売りまくっていて支援課のメンバーが課長を含めて晶のフォローに廻りまくっているあたりをみると、かなりのじゃじゃ馬プリで物語的にはおもしろい。
まあ物語は始まったばかりで支援課のキャラクターの性格とか特徴が明らかになり始めたという感じなので、次巻に期待!まあ、まずまずの物語のスタートだと思います。
ということで本作はおすすめ! 何処かで本作を見かけたら是非手に取ってみてください。
では本日はここまで!じゃあまたね!
※当ブログ記事には、acworksさん、コーヒー豆さん、れんげさん、のイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。



