当ブログを閲覧中の皆様、こんにちわ。ブログ主です。
3月に入ってだいぶ暖かくなってきましたね。
それと共に、お鼻がむずむず!お目々がシバシバ!そう花粉症もやってきました。
まあ自分はアレルギー性鼻炎系のお薬と目薬、それにマスクでだいぶ症状を抑えていますが本当に厄介です。
ということで、With コロナで「マスクを外してもいいよ」なんて言われても、当分マスクは外せない感じになりそうです。
まあWith コロナだからと言って、「マスクを外さなければいけない」わけでもなし、していてもいいわけなんですが・・・
閑話休題
はいそれでは、いつも通り本の紹介へと参りましょう。
本日紹介する作品は、当ブログでもお馴染みの作家さんでもある今野敏さんの警察小説の新シリーズ作品!署長シンドロームです。
いつものようにあらすじ紹介から参りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
長年に渡り警視庁大森署を支えてきた型破りな署長・竜崎伸也が神奈川県警刑事部長に栄転し去った後任に大森署に着任した新たな署長は類稀な美貌を備えた藍本小百合という女性キャリアだつた。
その美貌はいつも堅苦しく注文を付ける警視庁のお偉方でさえ目尻を下げ、免疫を付けねば相対した誰もが彼女の魅力に引き込まれ彼女のペースで事を運ばれてしまう。
見栄に忖度、タテマエ、縦割り、そんないらないモノはまるっと捨てさせるモンスター署長の誕生に副署長の貝沼の心配は募るばかり。
そんな時、大森署に国際的な薬物&武器密輸案件の前線本部が開設されることになって大森署は大忙しな状態になるのだが・・・
【解説】
①本作の著者は当ブログではお馴染みの
今野敏さん!
本作の著者は今野敏(こんのびん)さん!1955年、北海道三笠市生まれの68歳
上智大学在学中の1978年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社勤務を経て作家に。
2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞受賞
2008年、『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞受賞
2017年、「隠蔽捜査」シリーズで吉川英治文庫賞を受賞
主に、ミステリー(警察小説)、SF、バイオレンス、アクション、伝奇、オカルトといった分野の作品を発表する作家さんです。
また作家としての他、空手道今野塾」を主宰し、空手、棒術の指導もしています。
②本作の主人公・藍本小百合は以前『カットバック 警視庁FC2』に登場!
本作の主人公・藍本小百合は以前『カットバック 警視庁FC2』にて登場!あの作品に登場し濃いキャラクターだなぁと思っていたら、今度は新たな作品の主人公として登場しちゃいました。
③本作の舞台は「隠蔽捜査」でお馴染みの
警視庁大森署!
本作の舞台は、今野さんの代表作とも言える『隠蔽捜査』の舞台であった警視庁大森署!『隠蔽捜査』の主人公であった竜崎伸也が栄転し去った大森署に、今作の主人公の藍本小百合が署長として転任してきたという設定!
なので大森署のメンバーは概ね同じ。(※今作では新任の新米刑事として山田太郎というニューキャラが参入!)竜崎も電話先ということでちょい役で出演!
【感想】
今野敏さんの警察小説に新たな作品が参入!たぶん今後シリーズ化されそうなのが本作『署長シンドローム』!
舞台は、あらすじでも解説でもご紹介した通り、今野敏さんの代表作足る警察小説『隠蔽捜査』シリーズの舞台でもあった警視庁大森署!登場人物も『隠蔽捜査』でおなじみのキャラクター達(※ニューキャラも登場するが)そんな大森署に・・・
前任の署長であった竜崎伸也が栄転して去った後に着任したのが、類稀な美貌で会う人会う人を魅了し結果自分の言うことを認めさせてしまう美魔女な女署長・藍本小百合が主人公。
『隠蔽捜査』が主人公の竜崎伸也目線と語りで話を進めていたのに対して、本作は、藍本署長の下で仕える副署長の貝沼目線で話が進んでいく。
なので主人公の藍本小百合の人となりや心の内はまだまだ「謎」!判っているのは、その美貌に免疫を付けなければ、その魅了によって、上官であろうが部下であろうが、結果、彼女の言いなりになってしまうということ。
まあ今の所、その魅了は、警察組織における、見栄、忖度、タテマエ、縦割りといった悪い面を吹き飛ばすことにしか使っていないので、警察組織内の改革派と言ったところか。
同じ舞台ということで『隠蔽捜査』と比較すると、ドタバタ、ユーモア要素が強め。
警察の存在意義を大事にする「硬派」な面と、現場レベルで見逃した方が事が上手く収まると思えばためらわずめんどうな点をもみ消す「柔軟」な面の、硬軟併せ持つバランスの取れた女主人公の作品で、今後も楽しみに思います。
ということで今野敏さんの新シリーズ作品ぜひ拝読を!
ということで本日はここまで!じゃあまた!
※当ブログ記事にはRVCさん、ウィスパさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。