当ブログを閲覧してくれている方々、こんにちは。ブログ主です。
今日は12月25日、クリスマス・・
「ってもうクリスマス?時が経つのが早いよ」などと思いながら「こう思うのが年寄りに一歩一歩近づいている証拠!」と言う言葉を思い出して愕然。
いけませんねこういう事を思うのは・・・
はい、それでは気分変えまして、本題に。
本日、当回を持ちまして本年の本の紹介は最後となります。
今年、紹介させていただいた作品の数は、52。
仕事もある中、今年もよく読み、よくブログを続けたなあと思います。
閲覧頂いてた皆様には、本当に、表現力に乏しく拙い文章に付き合っていただき、ありがとうございました。
来年も、おもしろそうな本、主に小説をお探しの方の一助になれればと思い、本の紹介は続けたいと思いますので、よろしくお願いします。
閑話休題
それでは本年最後の作品の紹介へと參りましょう。
本日紹介する作品は、理不尽な孫の手さんのライトノベル作品!
『無職転生 異世界行ったら本気だす26』
です。
いつも通りあらすじ紹介から參りますのでよろしくお願いします。
【あらすじ】
太古の七神の唯一の生き残りで、人の夢の中で都合の良い未来を「お告げ」として教えることで夢を見た者を誘導し、その連鎖で世界を自分に都合よく動かしているヒトガミの下僕にして使徒・バーディーガーディーらとの決戦に挑む、ルーデウス一行。
避けることのできない、死力を尽くした総力戦の行方は? そして、長きにわたるヒトガミとの戦いの結末とは・・・
【解説】
①『無職転生 異世界行ったら本気だす』とは?
『無職転生 異世界行ったら本気だす』とは、Web小説サイト『小説家になろう』発の異世界転生モノのライトノベル作品。
なろう系の異世界転生モノのライトノベル作品の中でも人気作品で大長編作品。
Webサイト『小説家になろう』で2012年11月~2015年4月まで連載完結。
実本ではKADOKAWA MFブックスにて2014年1月~2022年11月まで全26巻刊行され(※他に外伝本在り)2021年1月~3月、同年10月~12月、23話がアニメ化されました(※今後の続編については未定)
物語の概略は、現代日本で親のスネをかじり20年以上部屋に引きこもりのニート生活を続けていたクソデブ男が両親の死を機に家を追い出される。とぼとぼと街を彷徨う中、偶然見かけたトラックに轢かれそうになっている高校生3人組を救おうとして死んだのだが、目が覚めると彼は赤ん坊になっていた。しばらくすると、この新たな世界がライトノベルにある剣と魔法のファンタジーな異世界だという事を認識する。
アスラ王国フィット領ブエナ村の取りまとめ役の下級騎士パウロ・グレイアットの嫡男ルーデウス・グレイラットとして転生した彼は、前世では何事も中途半端に投げ出した事を見つめ直し「新たな人生では、今度こそ真面目に生きる」と決意する。
そして幼少時から剣も魔法も勉強にも熱心に学ぶ彼には、魔法の師ロキシーや上位貴族の令嬢で剣術狂いのエリスとの出会いが訪れるが、10歳の誕生日の翌日に起きたフィットア領転移事件以後、多くの人との出会いと死、戦い、結婚し、親になり、波乱万丈な人生を送る事になっていって・・・という新たな人生を生きる主人公の半生の物語です。
【感想】
本年11月に、この『無職転生 異世界に行ったら本気だす』の実本が完結いたしました。全26冊のライトノベル作品のシリーズモノとしては大作。
実は自分は、Web小説サイト「小説家になろう」を読み始めた当初読んだ作品のいくつかの中に、この『無職転生 異世界行ったら本気だす』入っていて、夢中になって読んだ覚えがあります。
本作はなろう系のライトノベル作品ではスタンダードな「異世界転生」モノですが、全体的にその舞台&世界観、ストーリー構成、キャラクターメイク、が緩いというか甘い作品が多い中、それがしっかり行われていて読み応えたっぷりの作品です。
主人公も転生時、神様とかからチート能力(ずるい位すごい能力=強力な魔法が使える、頑丈な身体、相手の弱点が見える眼とか)をもらうでもなく、赤ん坊の時から大人の意識を持っているだけ。(それもチートですが・・・)
イケメンでも無く(普通メン)、性格も善良で誰からも好かれるというわけでもなく、まあ適度に善良で、適度に努力家(適度と言っても普通の方と比べればかなり努力する)、臆病で慎重な性格、好色で(一夫多妻ですし)、適度に卑屈だし弱音も吐いたり。まあヒーローっぽい明るい「性格イケメン」でもありません。
むしろ周りからは恐れられている男です。そして人生における様々な場面での選択も失敗したり、ドジったりと人間味が十分あります。
もちろん彼の周りのキャラクター達も敵味方問わず癖が強いキャラ立ちしている者達だらけ。性格も様々。
そんなキャラクターがしっかり構築された作品世界の中を泣いて笑って縦横無尽に生き生きと動き回ります。
本作は2021年にはアニメ化され、そのアニメの出来も良かった為、オタク&サブカルチャーの評論家でプロデューサーである岡田斗司夫さんも視聴後その出来栄えや世界観、ストーリーを絶賛!アニメ視聴から実本の購読に至ったほど。
コレは原作がしっかりしていて出来栄えが他の異世界転生モノの作品とは一線を画して良かったからではと思います。
26巻は、物語の完結編であり、人の夢の中に現れ何らかの啓示を行い、自分の思うがままに人を操るヒトガミの使徒達と主人公ルーデウスと仲間達の死闘を描いた本作は、過去最大のピンチに一時は撤退さえ考える事態にそれでも逃げずに敵と相対したルーデウスの秘策とは?という感じで最終決戦感満載。でワクワクさせられました。そして物語最後、ヒトガミと相対したルーデウスがしていたであろう表情を想い浮かべると、楽しく読めた。満足したと思える一巻でした。
そんな出来の良い異世界転生モノの実本の完結を機して本日この作品シリーズを紹介させていただきましたが、是非何処かで本書を見かけましたら、クズな引きこもり男が改心しての人生やり直し半生記の物語を手に取っていただけたらと切に思います。お薦めです。
ということで本日はここまで!じゃあまたね!
※当ブログ記事にはイチタさん、つきさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。


