こんにちは!ブログ主です。

 

今日は11月の最終週の日曜日。本年も後1ヶ月程になって參りました。

 

我が家では年末の大掃除を回避する為に、この辺りから毎週週末に、少しづつ家の各部分をお掃除するという事にしているんですが、やはり普段手を入れてない場所は一年経つと埃が貯まりますね。雑巾が真っ黒。

 

本当は普段からこまめに掃除していればよいのですが、ついつい掃除をサボりがちに・・・

 

まだ雨樋の掃除やら庭の生け垣の剪定やらやることが一杯。

 

まあそれをいっぺんに年末にやるとなると大変なので地道にちょこちょこやっているんですが・・・

 

こうなると何処かの便利屋さんかお掃除サービスに頼んで一部なりとも掃除してもらいたくなってしまうんですが、そちらは費用もかなりかかりそう・・・

 

まあ地道に自分でやるしかないですな。

 

 

閑話休題

 

はい。それでは、本の紹介へと參りましょう。

 

本日紹介します作品は、この前紹介しました南原詠さんの『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』のシリーズ続編!

『ストロベリー戦争 弁理士・大鳳未来』です。

いつも通りあらすじ紹介から參りますのでよろしくお願いします。

 

 

【あらすじ】

 

大鳳未来は弁理士。以前は特許権を盾に企業から莫大な賠償金をふんだくってきたが今では特許権を侵害したと訴えられたクライアントを守る側になっていた。

 

そんな彼女が所属するミスルトゥ特許法律事務所にいちごの新品種「絆姫」を開発した宮城県の久郷いちご園から依頼が舞い込む。

話によると、近頃開発されたいちごの新品種「絆姫」が大手パティスリーでの採用が決まった矢先、大手商社より商標権侵害の警告が届いたのだと。

 

依頼を快諾したミスルトゥ特許法律事務所。早速調査に入る大鳳未来だったが、相手の大手商社側は強気の態度で久郷いちご園に圧力を掛けてくる。トラブルを知られ大手パティスリーも取引の取り消しに動く中、拡大化する被害額に動揺する農家。誰が新品種の情報を漏らしたのか?と誰もが疑心暗鬼に陥る中、大鳳未来に打つべき手はあるのか?果たして「絆姫」の未来は・・・

 

 

【解説】

 

①本書の著者は南原詠さん。

 

本書の著者は南原詠さん。某企業の元エンジニアで現在は現役の企業内弁理士。

 

2021年10月、『バーチャリティ・フォール』(応募時タイトル)で、宝島社主催第20回『このミステリーがすごい!大賞』大賞を受賞。メジャーデビューした新進気鋭のミステリー作家さんです。

 

②弁理士って何?

 

弁理士とは、特許や商標など知的財産の出願や利用に関わる業務を行うスペシャリストさんで、特許権、実用新案権、意匠権、商標権などの知的財産権を取得したい方のために、代理して特許庁への手続きを行ったり、自社製品を模倣されたときの対策、他社の権利を侵害していないか等の相談まで、知的財産全般について相談を受けて助言、コンサルティングを行う国家資格者です。

 

 

【感想】

 

はい。本作は以前当ブログで紹介しました、南原詠さんの『特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来』の続編でシリーズ2作目の作品です。

 

一作目はVチューバーと特許権が絡んだお話ということで、かなり斬新なテーマでお話が展開していったので、物語の内容に判り辛い点も在ったのですが、本作は農業生産物の新品種と商標権に絡んだお話で一作目より話の内容が身近で理解し易いものになっていてとても読みやすかったです。

 

商標権については中国での日本ブランドの名称の先取りビジネスも話題にあがっていたので興味津々でしたが、「パテントロール」「商標権の先取りビジネス」「該定の趣旨」など今回のテーマ『商標権』とその権利関係や法律に関する一端でも知ることができて好奇心、雑学心も満足させてもらいました。

 

また池井戸潤さんの『半沢直樹シリーズ』の様な勧善懲悪的なストーリー展開も胸のすく爽快感も味わえ満足満足!

 

ただ、まだ主人公の未来が「狩る側」から「護る側」に移った理由が語られていませんね。コレは次作に語られるのかしら?現役の弁理士である著者には特許権絡みの事でまだ語りたいお話が残っているんでしょうね。次回作に期待です。

 

ということで、一作目より確実に読みやすく判りやすくなっている本作はお薦め!

何処かで本書を見かけましたら是非手に取ってみてほしいと思います。

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

 

 

 

 

※当ブログ記事にはうさぎ屋さん、煙花さん、ヨシテヨさんのイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。