といえばいろいろながありますが、自分にとっての秋と言えば・・・食欲の秋!が一番だと思います。

やっぱり収穫の秋ということで美味しいものが沢山出回る時期なので・・・

 

我が家の親族には農家をやっている家が多いので野菜や果物を戴くことが多く、この時期だとさつまいも、じゃがいも、お米、梨、白菜などをたくさん戴くことが多く秋の味覚を十分堪能できます。

 

先週の日曜日も親族が畑で収穫したさつまいもを持って来てくれました。さつまいもは他の野菜と天ぷらにして食べまして大変美味しかった。やはり旬の美味しいものを食べるのって幸せですよね。

 

 

閑話休題

 

さてそれでは本の紹介へ行くとしましょう。本日紹介する作品は、ライトノベル作品から、犬塚惇平 著 『異世界食堂(6)』 です。

いつも通りあらすじ紹介から行きますのでよろしくお願いします。

 

 

【 あらすじ 】

とある街のビジネス街近くの商店街。その商店街の雑居ビルにある洋食の「ねこや」は昼時にもなると周辺で働くビジネスマンで溢れる老舗の人気料理屋。

そんな「ねこや」はビジネス街が閑散とする土日は休みにしていた。

 

しかし、30年前から「ねこや」は、休日であるはずの土曜日に、あちらがわのお客様の為だけに特別に店を開いていた・・・

 

魔法の力で7日に一度、あちらがわの世界の、深き森の中に、山の頂上に、廃墟に・・現れる魔法の扉。その扉をくぐって「ねこや」に集うのは、あちらがわの世界の王族、魔法使い、騎士、町人、亜人、妖精と多種多様の職業、人種のお客様。

 

「ねこや」に集うあちらがわの世界のお客様は、異世界足るこちらがわの料理に舌鼓をうち笑顔になっていく。

 

異世界食堂こと、洋食の「ねこや」本日も開店です。

 

 

【 解説 】

 

①「異世界食堂」とは?

 

「異世界食堂」とは、犬塚惇平 さん著作のWeb小説サイト「小説家になろう」発のイトノベル小説。異世界モノ小説における飯テロ系ジャンルの小説です。

 

魔法によって7日に一度のドヨウの日、こちらがわの洋食の「ねこや」とあちらがわの異世界の様々な場所に現れる「扉」が繋がり、洋食の「ねこや」の特別営業が行われます。やってくるのはあちらがわの世界に住む様々な人種、職業、身分の客達。

あちらがわの世界から訪れる「お客様」は、異世界の食堂で提供される珍しい料理に舌鼓をうち幸福感に包まれる。ドラマの孤独のグルメみたいに、あちらがわの客目線で展開される飯テロエピソードが一話10~15ページ位で展開していきます。

 

今回、第6巻のお話(料理)は、

スパニッシュオムレツ ナポリタン コーヒーゼリー 炊き込みご飯 スイートポテトタルト カナッペ フルーツグラタン カルパッチョ再び ハンバーグ再び 大学いも ホイル焼き エビドリヤ ロールキャベツ 冷製パスタ モンブランプリン 天津飯 アヒージョ

チキン南蛮 ワッフル詰め合わせ ジャーキー

 

 

②「異世界食堂」はWeb小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル作品。只今(2021年秋)テレビアニメ2期放送中!

 

「異世界食堂」はWeb小説サイト「小説家になろう」発のライトノベル作品!

2013年よりWeb小説サイト「小説家になろう」にて連載開始、現在も連載が続いています。

 

無料小説サイト「小説家になろう」にて作品が読めますので興味がお有りでしたら是非ご訪問ください。

 

Web小説サイト「小説家になろう」↓

 

 

 

また、只今(2021年秋)テレビ東京、テレビ大阪、ATX、にてテレビアニメ2期が放送中!

 

またWebの「AbemaTV」「Gyao」にても見逃し無料配信が行われています。

 

※今巻の表表紙にはアニメ放送と連動してのことか、アニメ放送に伴い作画された異世界食堂の店主とウエイトレスのアレッタの絵が描かれています。

 

アニメ「異世界食堂2」PV ↓

 

 

youtubuアニメ無料動画++「異世界食堂2」ページ ↓

 

 

 

【 感想 】

 

近年、世に「飯テロ系」「グルメ系」と言われるジャンルの小説、漫画、ドラマが一定の人気を博して一つのジャンルとして認知されるようになってきました。

 

小説でいうと、山口恵以子さんの「食堂のおばちゃん」、椹野道流さんの「最後の晩ごはん」、小湊 悠貴さんの「ゆきうさぎのお品書き」秋川 滝美さんの「居酒屋ぼったくり」、倉坂鬼一郎さんの「小料理のどか屋人情帖」、高田郁さんの「みをつくし料理帖」などがあり。

 

漫画でいうとうえやまとちさんの「クッキングパパ」、よしながふみさんの「きのう何食べた?」、塚原洋一&臼井儀人さんの「野原ひろし 昼メシの流儀」、九十九森&さとう輝さんの「江戸前の旬」などがあり。

 

ドラマでは漫画原作の久住昌之&谷口ジローさんの「孤独のグルメ」、安倍夜郎さんの「深夜食堂」、坂戸佐兵衛&旅井とりさんの「めしばな刑事タチバナ」などがあり。

 

そしてライトノベルの異世界系小説には、蝉川夏哉さんの「異世界居酒屋のぶ」、甘沢林檎さんの「異世界でカフェを開店しました」、そして本作犬塚惇平さんの「異世界食堂」などがあります。

 

この手の飯テロ・グルメコンテンツは、「人間、日々の生活で嬉しい事、悲しい事、辛い事、疲れる事いろいろありますが、美味しいものを食べればちょっと幸せになれるよね!」っていうことを表現していると思われます。

 

そんなことから読者や視聴者はこのコンテンツに夢中になるのだと思います。

 

そして今回紹介する「異世界食堂」の最新作6巻(2021/10/29発売)の感想ですが、このシリーズも6巻まで来ると、いつもの様に新顔のお客さんの登場によるエピソードもありますが、常連客によるエピソードや常連客同士が交流するエピソードがかなりの数見られるところに特徴があります。

 

例えば「スイートポテトタルト再び」では常連の金の神の神官アントニオが息子グスターボを金の神官として独り立ちできたことのお祝いに異世界食堂に連れていく

 

また、「カルパッチョ再び」では公国騎士エビフライことハインリッヒが別テーブルで生の魚料理を食べているセイレーンのカップルに注目し、生の魚の料理に興味を示すも美味いのか悩み、大食漢で異世界食堂の料理の殆どを食べているとと思われるハーフリングのピッケとパッケ夫婦にあの生の魚料理が美味いのか訪ねるという常連同士の交流エピソードが展開します。

 

また「フルーツグラタン」では異世界食堂の店主がデザートの新メニューの試食とメニュー書きを「公国の魔女姫」ことハーフエルフのヴィクトリアに依頼するという話が・・

 

そしてその「公国の魔女姫」ヴィクトリアが公国に起きた魔物災害に密かに出動する話

「モンブランプリン」では、異世界食堂の常連で公国騎士エビフライことハインリッヒがヴィクトリアに接触して異世界食堂店主の頼み事を遂行するといったエピソードがあります。

 

 コレは異世界食堂が長年に渡って営業を続けていることで「異世界食堂」を通して相手の人柄を見知っている常連客同士の交流の和(信用)が広がっていることが見受けられます。

 

また今巻では、新キャラクターとして異世界食堂の店主の姪っ子で大学生の山形早希が登場。実家で同居する暦おばあちゃん(ヨミ)から初アルバイト先として早希の叔父の経営する店で働く為に店を訪れるというエピソードがあり、異世界食堂で働くスタッフ件異世界食堂の秘密を共有するコチラがわの仲間が増えることになります。

 

この事は、今後の話の広がりや異世界食堂の未来に繋がる展開にも期待ができる重要なエピソードではないかと自分は思っています。

 

ということで、これまでも異世界食堂のファンだった方も、初めてこの作品を知った方も、アニメを見てこの作品に興味が湧いた方も、本巻と共に異世界食堂既刊を是非手に取ってみることをお勧めします。

 

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

 

※当ブログ記事には、NOMさん、こみみさん、ゆのすけさん、ランブリングマンさん、のイラスト素材がイラストACを通じて提供されています。