当ブログにて、以前紹介したライトノベル作品の

Y.A 著  八男って、それはないでしょう!がこの4月から放送開始!

ということで、予約録画してあったもののコロナ騒動ですっかり忘れていたのを昨日視聴してみたのでその感想なんぞと、作品について知らない方に向けてあらためて本の紹介を行おうと思います。

 

ということで、いつも通りあらすじ紹介から行きましょう。

 

【 あらすじ 】

 

ある日の朝、25歳の平凡な若手商社マンの一宮信吾が目覚めてみると、自分の魂が、異世界のヘルムート王国の僻地に領地がある貧乏貴族・バウマイスター騎士爵家の八男ヴェンデリンに憑依していた。

 

何故自分が異世界の貧乏貴族の八男に憑依したのか訳がわからないものの、状況を受け入れた信吾ことヴェンデリンは、絶対に家を継げず、成人すれば家を追い出される境遇であると悟ると、自立するために実家の図書室にこもり書物を読みまくり勉強。その過程で自分には魔法を使える素質がある事を認識する。

 

両親が40の歳を超えて造った恥かきっ子であり上の兄らと年も離れている幼子であることを利用し森に遊びに行くふりをして魔法の鍛錬に勤しむヴェンデリン。

 

ある日、魔法の鍛錬に勤しむヴェンデリンは、語り死人にして大魔法師のアルフレッド・レインフォードと出会い、彼から彼の知る魔法の全てを教授したいと請われ彼に師事することに。

彼から彼の知る魔法の全てを享受したヴェンデリンは、師匠アルフレッドが死霊化する前に聖魔法にて成仏させる。

その後魔法の鍛錬を続けたヴェンデリンは、12歳になったところで、家を離れ実家の寄親であるブライヒレーダー辺境伯領の伯都ブライヒブルクの冒険者予備校に出発する。果たしてヴェンデリンの行末や如何に?・・・

 

【 原作解説 】

 

①「八男って、それはないでしょう!」は小説家になろう発のライトノベル!著者はY.Aさん

 

「八男って、それはないでしょう!」は、小説の無料投稿・閲覧サイトである「小説家になろう」発のライトノベル。いわゆる異世界ファンタジー作品です。

 

↓主人公と親友にして家臣そして嫁達(正妻&側室)

著者はY.Aさん、イラストは藤ちょこさんが描いています。

 

「小説家になろう」サイトは無料閲覧できますのでお試し読みをどうぞ!

 

※ちなみにユーザー登録をするとブックマーク・読んだ場所にしおりを入れられますので登録して読む事をおすすめします。

 

※「小説家になろう」アドレス

https://syosetu.com/

※「小説家になろう内八男ってそれはないでしょう!ページ」

https://ncode.syosetu.com/n8802bq/

 

 

②主人公の一宮信吾は異世界の貧乏貴族家の八男坊・ヴェンデリンに憑依!

↓異世界の貧乏貴族の八男の少年に転生憑依してしまったリーマン25歳の信吾

「現代社会で平凡に生きる25歳の商社マン一宮信吾がある日寝て起きたら、異世界の貧乏貴族の八男に憑依していた・・・」という、何故異世界に?という理由説明無しにシンプルに物語が始まっている珍しい異世界ファンタジー作品がこの作品。

 

「神様」や「この世の管理者」とかの絶対上位者の存在は無し、最初から与えられる便利チート能力無しで始まるこの物語。

 

この物語は貧乏貴族の八男からの成り上がり貴族社会のしがらみやごたごたに巻き込まれ難儀するトラブルメーカーの主人公のおもしろおかしなお話です。

 

③地味な魔法の鍛錬の継続と幸運、そして地球にいた時の雑学知識と大人の処生術で成り上がるヴェンデリン!

 

②で「チート能力無しで始まる物語」と書きましたが、主人公は物語の比較的初期から魔法の才能や大きな魔力を内包していると判ったり、自身で魔法の勉強・鍛錬を行ったり、出会った魔法の師匠・アルフレッドから魔法の教授や便利な魔法グッズを譲り受けるなどして事実上チートな能力を初期から持つので、異世界ファンタジー定番の一般人とは格別な能力を持つことには変わりありません。

 

↓魔法の師匠アルフレッドから魔法の指南を受けるヴェンデリン

 

そんな彼が得意の魔法で偶然アンデッドな骨竜を倒してしまった事から、国王より大金を褒美に、更に勲章と准男爵爵位を授かってしまう。

↓コレ倒す

 

④大出世し婚約者(後の嫁達)もできたヴェンデリンだが、複雑怪奇な貴族社会の荒波に揉まれ巻き込まれトラブルに見舞われる人生に・・・果たして彼の運命や如何に?

 

突然実家以上の地位の貴族に成り上がってしまったヴェンデリン。

権力もある教会の枢機卿の孫娘と婚約(後の正妻)することになって、実家の長男も含め周りの多くの貴族から嫉妬と利用してやろうとの悪意にさらされる。

 

しかしそこは、得意の魔法と転生前の現代地球の知識と25歳の大人の対応や処生術を駆使して躱し成り上がる。そんなお話です。

 

 

 

【アニメ1~2話を見ての感想】

 

既に原作一~二巻の感想なんぞは以前にご紹介した時にやっているので、今回は録画してあったアニメの1~2話を観ての感想を原作と比較して述べようかと思います。

 

まずオープニングを観てびっくり仰天!

 

曲そのものに関しては何も言いませんが、画の方は言いますよ。何ですか、後にヴェンデリンの第二第三の師匠となるブランタークさんやアームストロングさんが悪役の如き扱いに・・・

更にヴェンデリンの理解者というか味方である国王や宰相や枢機卿やブライヒレーダー辺境伯とかも悪の軍団って感じの画で登場!

オープニング観た方は絶対誤解するよー!(゚д゚)!

 

で、本編突入!

 

映像化にあたって原作の解釈や映像化にあたってシナリオやキャラクターの性格付けを大きく改変することはしばしばある事ですが、オープニングで感じた違和感が本編でもちらほら!

 

①主人公ヴェンデリンの性格が臆病で物怖じする性格に改変されている。

 

主人公ヴェンデリンは、地球人一宮信吾(25歳)に転生・憑依しているので本来原作では意識が一宮信吾なので大人の男のものの考えをしていて、臆病で慎重だが達観した大人の性格なはずなのですが、アニメでは臆病で物怖じする泣き虫キャラに変更されています。

 

↓本編に入ってヴェンデリンの表情は常に曇りがち、今にも泣き出しそうで不安な表情だらけです。

②ヴェンデリンの父・アルトゥル長男クルトの性格人物像も改変してあった。

 

ヴェンデリンの父親で騎士爵でもあるアルトゥルは、それなりに思慮深く落ち着いた男性という人物像が原作からは伺えますが、アニメ版では、全く愚かで能天気な駄目領主のイメージに改変されていました。後継ぎの長男クルトも剣呑で能天気な馬鹿なイメージに・・いや原作でも愚かで思慮深くないのでイメージ通りか・・・

 

↓ヴェンデリンの父アルトゥルは本編では思慮深さを感じない能天気な考えなしの無能キャラ扱いに、

  お髭もついて原作イラストからも大きく改変。クルトも父と同じで馬鹿笑いするキャラに改変されて

  います。

③本編映像に家令のローデリヒ、OPで怨嗟の笛による怨念のアンデットの姿が在ったので、12話で原作5巻までアニメ化するのでは・・・

 

アニメ化にあたって、1クール12話で原作の何処までアニメ化するかと推測してみましたが、本編第一話冒頭では、ヴェンデリンが貴族になった後雇う家令のローデリヒの姿が見えますし、オープニング映像には、原作第五巻における、魔道具・怨嗟の笛で呼び出された怨念のアンデット退治の模様があるので原作第五巻までアニメ化する感じですね。

 

↓一話本編冒頭に家令のローデリヒが登場!(緑髪の若者)オープニングでは怨嗟の笛で呼び出された怨念のアンデットが見えるので、原作第五巻までアニメ化するのかな?

 

まあ原作二話が終わった時点で原作一巻の半分、実家を出て独り立ちするまでを描いてしまいました。いやー早い!もう新幹線のぞみかリニアモーターカーかって位早くお話が進んで行っています。

 

本音で言えば、アニメ化においてもう少しじっくり丁寧に話を造っていって欲しかったという感じがします。この物語は、大魔法使いで貴族の成り上がり出世しながらも、逆に貴族社会のごたごたに巻き込まれる主人公のあれこれ奮闘ぶりが面白いのですから、今後がちょっと期待ができない感じですね。

 

ということでアニメ化された「八男って、それはないでしょう!」の一話二話を視聴しての感想を原作と比較して述べてみました。

 

アニメの方の公式サイトも開設されているので情報が欲しい方はそちらを訪ねてみてはどうでしょうか!

http://hachinan-anime.com/

 

ちょっとこの作品に興味を覚えた方は、原作がカドカワMFブックスより現在19巻まで出刊されていますので読んでみてください。コミック化もされていますよ。

 

では、本日はここまで!じゃあまたね!