さて、今年も一ヶ月経ち、二月になりました・・・って「早っ!」というのが私の感想!

いやぁ年経ってくると本当に時間経過が早く感じます。

 

そういうのは若い人は感じられないかもだけど、もうそこは「快速」でも、「急行」でも、「特急」でも無く「新幹線ひかり」くらい早い!

 

えっなぜ「新幹線ひかり」かと言うと、たぶん自分よりお年を召した方々なんかはもっと時間経過が早いのかなと思うから「新幹線のぞみ」とか残して置かないと・・・

 

まあそんな時間間隔でいるということは、毎日の生活に変化が少ないからかもしれませんね。自分の生活にもっと刺激と変化を与えないと益々時間経過を早く感じてしまうかもしれません。

 

でも悪い出来事で刺激があっては困りますが。交通事故とか・・・あれ事故の瞬間、一瞬をスローに感じると言いますから、あっフラグ立てた!くわばらくわばら!

 

それでは気分変えて、いつもの様に本の紹介へ行くとしましょうか!

 

本日自分が紹介する作品は、

 

いつきみずほ さんの異世界転移、地雷付きです。

 

それではいつも通りあらすじ紹介から行きます。

 

 

【 あらすじ 】

 

「やあ!僕、邪神!でも、悪い邪神じゃないよ!」

 

修学旅行中、不慮の事故に合い人魂になった自分達の前に現れたのは、いかにも怪しいセリフを吐く小学生低学年くらいの少年だった。

 

彼が言うには自分達は事故で全員死亡。死んだ時の年齢性別のまま新しい世界に転移させ生きるチャンスをあげるよって事らしい。

 

しかも新しい世界で暮らしやすい様に、ポイント割り振りシステムで、人種変更や各種スキルなんかもくれるらしい。「ゲームか」って!

 

スキルコピーや成長力促進なんていうスキルも作ってあげるけど保有ポイントで取れない場合もあるよ!それにチートは無いよ!でも会話と読み書きはできるようにしておいてあげるね?って、うさんくせー!

 

クラスメイトらしき人魂はなにやら歓喜してキャラメイクしている雰囲気が伝わってくるが・・・自分はどうもキナ臭い感じがするから、惜しい感じもするけど150ポイントから貴重な20ポイント使って「ヘルプ」とやらを取ってスキルの条件を確認しておこう・・・

 

なんてやって、あれこれ人種変更、スキル取得を終えたら、もう出発っ?!

 

おっ、あの近づいて来る人魂たちには幼馴染の気配がするって思った時には転移開始!

 

俺たちはこの先いったいどうなってしまうんだろうか?・・・

 

 

【 解説 】

①この作品はライトノベル作品の典型の「異世界もの」

  

   この作品は、主に若者をターゲットとしたライトノベル作品で、その中でもいわゆる「異世界転生・転移もの」と呼ばれる典型的なジャンルの作品です。

 

「異世界転移・転生もの」の作品は、「ライトノベル作品に氾濫している」と言っていい程ライトノベル界にありふれている設定で、その作品数の氾濫ぶりと話の内容・設定の類似する作品が多すぎるため、一部の読書好きの方々からは蛇蝎のごとく嫌われているジャンルでもあります。

 

ですが、自分はこの状態を肯定しています。

 

そもそもどんな分野の小説でも、似たような設定の作品が多々あるのはどのジャンルでも同じ。

時代小説でも、ミステリー小説でも、恋愛小説でも、どんなジャンルでもマクロ的に見れば、似たような設定やシュチュエーションの類似性が全くないオリジナルというものは限りなく存在しませんでしょうし、そこにこだわるなんてナンセンス!

 

それよりも逆に、似たような設定の作品が多ければ多い程、著者の文才の差が浮かび上がって来るのでおもしろいと言えるのでは?と自分は思っています。

 

さてこの作品の評価やいかに?感想をお楽しみに!

 

②ネット小説サイトで連載中!

 

この作品は、ライトノベルで良くあるデビュースタイルである、ネット小説に投稿→作品が出版社の目に止まり、声掛け→出版のパターンの作品だと思われます。

 

幸い、出版を機にネット小説が削除する事もなく、今の時点でも作品が無料で読める様なので改稿前の小説ですが一度お試しで読んでみてはいかがでしょうか?

 

この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」にて読むことができます。

 

小説家になろう(小説を読もう)サイト↓

https://syosetu.com/

 

カクヨム サイト↓

https://kakuyomu.jp/

 

 

【 感想 】

 

本作品は、解説でも述べたライトノベル界に氾濫・飽和状態の典型的な

「異世界転生・転移もの」!作品です。

 

この作品にも、いわゆるお約束、テンプレ的な設定で始まっていて、

 

「学校のクラス全員が事故等で死亡。神様と称する者に導かれ便利なスキルを与えられて異世界に・・・」というものや、

 

「各個人にはポイントが付与されていて、そのポイントを利用して人種設定やスキル取得してキャラメイクできる」というゲーム的なよくある設定で始まっています。

 

もうテンプレとも言える出だしで始まっているこの作品、まあここからどういう展開に持っていくかが著者の力量なのですが・・・

 

ひとつの方向性・ベクトルは、主人公に与えられた異能のスキルや魔法を使って無双状態、いわゆるチートな能力でヒャッハー!な展開の作品に、

 

もう一つの方向性・ベクトルは、自分に与えられた能力・スキルを最大限に活かしながら地道に努力を積み重ね成長していく作品にです。

 

この両者の塩梅をどの位のバランスで持っていくのか?で作品の雰囲気・傾向が形作られていく感じなのですが、この作品は後者の方向性に寄った感じ。

 

もちろん異世界の一般的住人に比べればはるかに有力なスキルを持っているが、主人公達幼馴染の仲良しグループは、やり直しの効くゲームの世界では無い、死んだら終わりの新しい人生をどう生き抜くのか?を老後までの生活設計(ライフプラン)を建てて地道に生きるべく試行錯誤しながら成長していきます。

 

もちろん一介の高校生が考える事、トラブルや命の危機に合うことも、ライフプランの修正もしばしば。

 

果たして彼らの異世界異世界生活はライフプラン通りにいくのか?

 

そしてゲーム感覚で新しい人生に挑んだり、内心に隠していた歪んだ想いをさらけ出して生きる元クラスメイトのその後もクロスオーバーするなど、ヒャッハー無双の主人公の活躍物語ではない面白みがあるこの作品、是非お読みになっていただきたい。

おすすめです。

 

 

ということで本日はここまで!じゃあまたね!

 

※当ブログ記事ではよねぼーさん、みついはるかさん、でめきんさん、とりのさんのイラストをイラストAC様を介して提供していただいています。

イラストAC↓

https://www.ac-illust.com/