連日の猛暑、外歩きをしていると、ついつい水分補給過多気味に・・・ 塩分補給タブレットも舐めているが、やや夏バテ気味に
・・・
本当に2年後、こういう暑さの中、オリンピックやるの! 選手も大変だろうけど、観客やボランティアの方々もきついだろ。
1964年の時は、10月の体育の日辺りの開催だったはず。どうして真夏に開催するのかね。
また観客少ない会場に「教育」の名のもとに学生に動員かけて観客数の水増しするのかねぇ・・・
熱中症患者多発しそうだね・・・
閑話休題
では、いつも通り小説の紹介へ
本日は、今野敏 さんの警察小説「安積班シリーズ」から 烈日 - 東京都臨海署安積班 の紹介です。
では、あらすじ紹介から・・・
警視庁臨海署刑事課強行犯第一係、通称「安積班」に、新たなメンバーが加わった!
須田の同期で、元鑑識員の水野真帆巡査部長だ。
品川埠頭沖に浮いていた遺体の捜査現場に現れた刑事課長の榊原に連れられて来た彼女は、早速捜査に参加する事になるのだが、須田の態度がいつもと違うことに安積は気がつく・・・ 「新顔」より
東報新聞の臨海署番記者の山口友紀子は、その日大学の教授へのインタビューに失敗して、くさくさした気分のまま臨海署管内で発生した事件の取材を開始するのだが、臨海署員へのインタビューはことごとく失敗!自分への軽口にも上手く返せない自分に落ち込みまくるのだが・・・ 「開花予想」より
黒木と桜井が体調不良でダウンな中、台場のマンションの首吊り自殺だと思われる案件に四人で出動した安積班。早々に自殺だと判断して現場を去る機捜や相良班に対して、水野が発見した疑問点に注目して捜査を続行する安積班。久しぶりに須田と組んで捜査する事になった村雨は、あらためて須田の有能さを認識し自分自身を見つめ直す・・・ 「烈日」
臨海署管内のマンションの一室で青酸性シアン化ナトリウムによる毒死した身元不明遺体が発見された。臨海署には捜査本部が置かれ、安積班のメンバーも捜査一課の捜査官に一人ずつ付けられ捜査をすることになり。桜井はある老刑事につくことになったのだが、その老刑事は機会ある度に桜井に事件の見立てを乞うのだが、村雨譲りの慎重で手堅い見立てに老刑事は不満そうで・・・ 「白露」より
いつもは長編小説である「安積班」シリーズも、今回は、「新顔・海南風・開花予想・烈日・逃げ水・白露・凪・厳冬」八編の短編集となっています。
いつもは安積目線で語られる事が多いこのシリーズですが、今回は安積班とその周辺の人物目線で描かれる彼らの短編集となっています。
今回この巻から、新たに安積班に参加することになった女性捜査官水野真帆巡査部長は、佐々木蔵之介さん主演のTBSのテレビドラマ「ハンチョウ」シリーズからの逆輸入?したもので、興味深いですね。
ちょっとメンバーの固定化でマンネリ化しそうになった処での新キャラ投入!リフレッシュ
新メンバーの参加で、最初双方にあった戸惑いが徐々に薄れ一体化していく感じが漂ってきます。
また普段安積の引き立て役である相良警部からの目線でのお話などもあり。こういう短編集で、彼ら一人ひとりを掘り下げる事で、このシリーズ全体に深みを加えていると思います。
やはり「安積班シリーズ」を読んでいる読者さん向けといった感じなので、是非「安積班」シリーズの概巻を読んでからこの作品を読んでほしいですね。
という事できょうはここまでじゃあまたね
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