自分も長い間繰り返し読んでいる日本SF小説界の金字塔的作品の一つである 田中芳樹 著 銀河英雄伝説 が、この4月から再アニメ化して放送開始いたしました。
そのタイトルも、銀河英雄伝説Die Neue These です。
自分も含め熱狂的なファンがいる銀英伝は、1988~2000年にかけて通販直接販売方式でアニメ化、本伝110話、外伝52話、劇場版3作が作られ、話数の多さ、登場人物も多数で参加した声優さんも300人以上となるなど話題となり、一大長編アニメ作品になりました。
その銀英伝がこの春から再アニメ化するという情報が年明けから出回り、本当にあの長編を再アニメ化するのか?と半信半疑でいた所、本当だということで狂喜乱舞してしまいました。
そして詳細の情報が出回るにつれキャラクター陣のイメージが原作や旧アニメと大きく異なり(ヤンはイケメンになり、キャゼルヌは何事か企む策士風に、ロイエンタールはロン毛に、オーベルシュタインは黒髪のオールバックに変化した・・・)、宇宙戦艦を始めとする艦艇デザインもCGでの作画ができるので複雑なデザインに変化しファンの間で賛否両論状態になっていました。
二人の主人公、ヤン・ウェンリーとラインハルト・ローエングラム旧アニメでは↓
新作アニメでは、ヤン・ウェンリーがかなりイケメンに↓
ラインハルトもイメージチェンジ↓
キルヒアイスも腐女子が騒ぎそうな感じに↓
メカデザインも大幅変更、旧アニメの戦艦ブリューンヒルト↓自分はこっちの方のデザインが好き!
新アニメでのブリューンヒルト、デザインが複雑に、そして禍々しくなりました!
そんな中、第一話「永遠の夜の中で 」が放送され、視聴したので今日はその感想を含め原作と比較してみたいと思います。
第一話「永遠の夜の中で」
まず最初に馬車に乗る人達、パーティーが開かれている会場上空を帝国軍戦艦が飛行、おぉーかなりデザインが変っていますね。扁平でかなり複雑なデザインです。
でっOPに
・・・カッコイイですね
ブリューンヒルトとバルバロッサのランデブーな上昇から始まって帝国側キャラクター紹介、戦闘シーン、そして同盟側キャラクター紹介で終わりです。
キャゼルヌやシェーンコップ、フレデリカも言われなければ判らない程面相が変化してます
ここから原作1巻第一章に入ります。アスターテ会戦ですね
ラインハルト、キルヒアイス登場うひゃ~ボーイズラブ好きな腐女子が喜びそう
帝国軍艦隊を三艦隊で包囲攻撃しようと同盟軍艦隊が進撃してくる中、動揺した帝国軍将官がラインハルトに直訴ここでラインハルトが各個撃破で敵を殲滅すると反論する名場面
「卿らの言いたいことはわかっている。我が軍が不利な状況に在る。そのことに私の注意を喚起したいというのだろう」「さようです閣下。我が軍に対して敵の数は二倍、しかも三方より我が軍を包囲せんとしています・・・」「卿の能弁は認める。しかしその主張を認めるわけにはいかぬ。撤退など思いもよらぬことだ」「・・・なぜです。理由を聞かせていただきますか」「吾々が敵より圧倒的に有利な態勢にあるからだ」「何ですと」
シュターデンが卑屈で教条主義らしさが風貌に良く出ています。メルカッツが若干若く見えます。前はおじいちゃんでしたからね。ファーレンハイトらもイメージが変わりましたね渋さマシマシイケメンです
帝国軍艦隊が直進し同盟第4艦隊を撃破し(あっという間に破られてしまいました。)、更に右旋回して第6艦隊側面に
艦隊戦シーンはCGで描かれた艦艇とエフェクトが効果的かつ迫力があります
第6艦隊のムーア中将は見た目からも脳筋野郎です。雰囲気出ています。良くこんな感じで将官になれたと思います。まあ物語ですからコレくらいキャラ立ちしていなければいけないんでしょうね。
ヤンの友人で、ジェシカ・エドワーズの婚約者のロベール・ラップが登場有能そうでカッコイイじゃん
、必死にムーア中将を諌めるも聞き入れられず、艦隊と共に戦死
惜しい
同盟軍戦艦は艦首が大きい、まるでお菓子の「きのこの山」をレンガで作って横にした感じのデザインですね。基本自分は旧アニメ版のデザインの方が好きですね。
第6艦隊を撃破したラインハルト率いる帝国軍艦隊は残った同盟第2艦隊に。勝ちを確信するラインハルト焦る第2艦隊
、パエッタ中将
猛攻に同盟軍艦艇劣勢旗艦パトルクロス被弾(報告のみ)
パエッタ中将負傷ヤン・ウェンリーが艦隊指揮を取ることに・・・
「全艦隊に告げる。私はパエッタ総司令官の次席幕僚のヤン准将だ。旗艦パトルクロスが被弾しパエッタ総司令官は重傷を負われた。総司令官の命令により、私が全艦隊の指揮を引き継ぐ」
「心配するな私の命令に従えば助かる。生還したい者は落ち着いて私の指示に従ってほしい。我が艦隊は現在のところ負けているが、要は最後の瞬間に勝っていればいいのだ。」
ラインハルト、艦隊を紡錘陣系にして中央突破を図るが・・・ ラインハルトは気づく
ヤンの背中だけ見せて終わり
そしてED、両軍キャラクターを横に流しながら紹介です。
でっ今回は終わり次回はアスターテ会戦ヤン・ウェンリーパートということですね。
艦隊戦は迫力在りましたし、キャラクターの遣り取りや演出も概ね良かったと思います。なにより旧作の作画や画質を知っている人にとってはため息の出る位、格段に向上している画だったと思います。
ということで第一話終了。まずまず原作通り。セリフも同じですね。
まずまず良かったと思います
ということで本日はここまでじゃあまたね
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