花粉が盛大に飛んでいるのか朝起きたら鼻がむずむずする。目も少し痒い気が・・・ 笑い泣き

 

 こんな休日には家に引き隠って読書なんかいかがでしょうか。爆  笑

 

 さて、本日紹介する作品は、花粉症→医者という連想から医療モノ、結城五郎 著 白衣の神様 という短編集です。

 

 いつも通りあらすじ紹介からいくとします。

 

 

 

 都内屈指の私立病院の外科担当看護師の喜多川夏子は、鳴り物入りで着任した新任の消化器外科部長の広澤より強引なアプローチを受け弱っていた。ここは病院を辞め新しく人生をやり直そうと実姉夫婦の元に身を寄せ、人柄も良い院長先生の元で地域医療に貢献すべく奮闘する岡村病院に務める事になった夏子。やりがいを感じつつも以前の様な高度な医療を行える大病院への未練も頭から離れないでいる夏子。そんな時、院長夫人が膵癌に!病状からいってゴッドハンドと言われる広澤医師の手術を受ければ命が助かる可能性が!躊躇する気持ちもあったがお世話になった夫人の命の為と広澤に連絡をとる夏子だったが・・・ (岐路 より)

 大学病院の消化器内科に務める島津恭平の元に、兄の慎平から父の食道に影が見つかったとの連絡が入った。恭平は父を診察した医師に頼み込んでレントゲン写真を送ってもらい、その写真を一目見て末期癌だと悟る。母亡き後、父は長男の慎平と暮らしていたが兄嫁との折り合いが悪く病人である父をとても任せておける状態にない。

 そこで亡き母の最後を看取ってくれた信頼のおける片山医院に預かってもらい父には病名を隠し治療をおこなう事になったのだが、身の回りの世話を頼む人がいない。恭平らが弱っていると、父が見知らぬ中年女性を連れてきて「この人に身の回りの世話をやってもらう」と宣言する。「父に女が!」驚愕する恭平ら兄弟だったが・・・・ (父の足音 より)

 

 

 

 この作品は、現役医師で作家の結城五郎さんが、医療現場で働く人や患者さんと家族の想いや葛藤を描いた人間模様を描いた

ヒューマンドラマです。

 人の命に関わる現場だからこそ起こる心の揺れ、家族や同僚との遣り取り、思惑、気遣い、などが露わになっていく。びっくり

 

 そんな人達の人間模様のエピソードが五編収められています。

 

 医療関係者らの人間的な部分を等身大に描いた優しい人間ドラマ。照れ

 

 現役のお医者さんである著者の経験や観た風景がイイ感じに作品に織り込まれている感じです。照れ

 

 とびきり「うわー感動した!」とはならないものの、読み終わって自分の家族関係とかをふわっと考えるきっかけになる一作です。

 

 ということで、どこかでこの本を見かけましたら手にとってみてください。ニコニコ

 

ということで、本日はここまでビックリマークじゃあまたねパー

 

 

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